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2023年5月の記事一覧

いい言葉は、いい人生をつくる (斉藤茂太)

いい言葉は、いい人生をつくる (斉藤茂太)

(2002年12月ぶんか社より刊行された『いい言葉は、いい人生をつくる』を再編集したもの)

ご存知の通り、斉藤茂太の父は精神科医であり歌人であった斉藤茂吉。
弟は精神科医であり作家である、北杜夫。
祖父も精神科医。
自分自身も精神科医であり、著書も多数ある。
これだけを聞くと、何だか凄いエリート一家で、野心も人一倍あるのではないかと思ってしまいそうだが、本人曰く「もともとのんきなタチなのか、私は

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いい日本語を忘れていませんか 使い方と、その語源 (金田一春彦)

いい日本語を忘れていませんか 使い方と、その語源 (金田一春彦)

(2002年発行)

私が高校生の頃からず~~~っと愛用していた三省堂の<新明解国語辞典>の編集者の欄には
金田一京助と金田一春彦の名前がある。
そのせいか、金田一春彦と書いてあると即その本を手にとってしまうのですよね。

こういう本はたまに、ふと読んでみたくなる。
ちょっとだけ勉強したような気分にも浸れるしね。(笑)

・・・で、この本、
元々は「日本古典語典」(東峰書院)として刊行。
その後「

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宅配便や郵便物の宛名書きが小さくて読みづらい。若い頃なら全く気にならなかったのだろうけど、老眼になって本当に不便だと感じるようになった。
世の中には私と同じように感じている人も多いのではないだろうか?
宅配便で大きな宛名書きをしてくれる会社があればそこを利用するんだけどなあ。

ぼくは戦争は大きらい (やなせたかし)

ぼくは戦争は大きらい (やなせたかし)

やなせたかし先生が亡くなられたのは2013年10月13日。
この本の発行日が2013年12月21日。

随分、急いで発行されたようですね。
ページ数は144p。かなり薄い本です。
2013年の4月から6月にかけて行った、やなせたかし先生のインタビューをまとめたものです。

実際に戦争を体験してきた漫画家さんたちが次々とお亡くなりになる中、やなせ先生の戦争の体験談って実に貴重なものだと思います。

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妖怪博士 (江戸川乱歩)

妖怪博士 (江戸川乱歩)

子供の頃、わくわくしながら読んでいた江戸川乱歩の本。
怪人二十面相だの少年探偵だの明智探偵だの・・・
懐かしいですね。
何十年ぶりでしょうね、これを読み返したのは。
今読むとツッコミどころ満載だけど、こういう雰囲気はいいですね~。
これらの作品の独特の言い回しが好きなんです。

例えば・・・
「ああ、なんというへんてこな建物でしょう。(中略)まるで化け物屋敷ではありませんか。」
とか・・・
「読者

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