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留学帰国後のうつ、燃え尽き症候群から約1年

⚠️うつ、という表現を使っていますがあくまで「帰国後うつ」という表現を留学界隈で耳にするため使っています。帰国後うつはうつっぽい、精神的にやられる、気分が落ち込む、という症状ですので、うつとは異なります。誇張表現に気分を害してしまいましたらすみません。

こんにちは。
みなさんは、留学後のうつ、帰国後うつ、逆カルチャーショック、という言葉を聞いたことはありますか?どれも留学や海外生活を終えて帰ってきたときに、日本ではなく海外に戻りたい、海外にもっといたかった、と思いうつっぽい症状になってしまうことのようです。逆カルチャーショックは、うつとまでは行きませんが、自国の文化への再適応に対して感じる戸惑いや驚きだそうです。

私は、去年の3月に、約半年間のカナダでの留学から帰ってきたのですが、その時結構精神的にやられていて、こんなにも自分が帰国うつに見舞われるとは思いもしていませんでした。なのでその時のことを書こうと思います。

そもそもなぜ帰国後うつになるのか

一般的な原因

どんな体験を海外でしてきたかにもよりますが、私が考えられるものだと、

・留学先での生活が楽しすぎたから、充実していたから
・海外生活のほうが合うから
・海外で物事がうまく行ったから
・留学中に目標を達成したから
・帰国後急に忙しくなくなったから
・現地での交友関係

あとはシンプルに
・日本の過密さがいやだとか、過ごしやすい気候から真夏真冬に帰国した、日本に嫌なところがあって海外へ行ったけど、帰国してまたそれに直面してしまったなど、原因が日本にあるものもあると思います。

私の場合の原因

私の場合、帰国後うつの原因は主に、
・留学先での生活が楽しかった、充実していたから+帰国後ひまだったから
・留学先で出会った人たちと離れたくない
・留学中に目標を達成したから
です。

1.留学先での生活が楽しかった、充実していたから+帰国後ひまだったから

まずこれは自然の摂理と言えると思いますが、留学ってそう簡単に来れるわけではないし、お金もかかるし、現地で色んな所に行こう、思い出たくさん作ろう、って思う人が多いと思います。留学期間が短ければ短いほどこの傾向が強くなりやすいと思います。

私も帰国へのカウントダウンを始めたのが(と言っても心の中で)、帰国2か月前とかだったので、最後の2か月は特に友達と色んな所行ったり、毎日家に帰るのも遅かったりしました。帰国が近いとみんなご飯とかに誘ってくれるので、外食もたくさんしてました。

そうなるとこの2か月は特に楽しかったのです。しかも私は日本に帰国したのが3月で、通っている高校がすでに春休みに入っていたんです。なので帰国して3週間ほど学校なし。その間に何度か日本の友達と会いましたが、それでも留学中の充実度とはかけ離れてました。

2.留学先で出会った人たちと離れたくない

私は、留学先で出会った友達とも本当に離れたくありませんでしたが、語学学校の先生を本当に尊敬していました。もっとこの先生に習いたい、っていう気持ちが強くて、泣く泣く語学学校最終日を後にしました笑(これも今となっては笑い話)

3.留学中に目標を達成したから

これは燃え尽き症候群とも言えるかもしれません。
語学留学なので、海外生活したい、視野を広げたい、と言った目標もありましたが、やはり重視していたのは英語力の向上です。現に自分で思っていたより英語力をあげれました。留学半分すぎくらいから、海外進学を現実的に捉えてIELTSの勉強にも励みました。帰国2週間ほど前のIELTSで、海外大学が留学生に課すことが多いスコアであるIELTS6.5を取得しました。英語力をあげるという目標がIELTS受験によって可視化されました。

帰国うつの症状

私の症状は、
・留学中の時間ばかりを考えている
・戻りたくてしょうがない
→そしてずっと泣いてしまう
・留学中の友達とずっとテキストしてる
などです。

うつ、と言うほどなので、寝れない、食欲がない、無気力という症状がある場合もあるかもしれません。個人的にはそういう症状がなくても、留学中のことばかり考えてて、戻りたいと強く思って、日本での生活に身が入らないなら、それは帰国うつと言えると思います。私は帰国してから毎日何をして過ごせばいいか分かりませんでした。

帰国うつを乗り越えるには

帰国うつ、はほとんどの場合時間が解決してくれます。留学して海外の文化に慣れる必要があったように、帰国後も自国での生活に再適応するのです。

そして私は時間以外にも助けてくれるものがありました。それは、留学経験を糧に新しい目標を見つけた、ということです。帰国したのが、高3が始まる数週間前というころで、いよいよ卒業後の進路について真面目に行動しなければいけませんでした。すでに海外大学への進学を親にも伝え了承を得ていたので、まずはどの国に行きたいのか、を調べ始めました。イギリスにしようと決定するまで時間はかからず、幸い3月中に数社のエージェントへ連絡し、初回の無料面談の予約を取りました。そして約1か月後にはエージェントを決定し、出願準備に本格的に取り掛かりました。

進路決定での動きも大きな目標ですが、もう1つの目標は、IELTSの再受験に向けた勉強です。カナダで受験したIELTSのモジュールはジェネラルで受験には使えないため、アカデミックの対策を始めました。春休み中に6月のIELTSの予約もとり、参考書も用意して、何かとあわただしく動いていました。

この2つの目標が私を留学の呪縛(笑)から解き放してくれたものです。
私は大学受験という大きな目標がありましたが、これはどんなに小さなことでもいいと思います。転職、次の留学(ワーホリ、交換留学、海外大学/大学院進学など)に加え、帰国後の英語試験(TOEICなど)への対策、海外経験を活かせるアルバイト/インターン、海外旅行、海外ボランティアなどもいいと思います。

とにかく何でもいいので、次の目標を見つけるといいと思います。(と言っても目標なんて簡単に見つからないですよね。。) さらに、この帰国後の目標を、留学中から明確に決めておけると、より帰国うつにならないと思います。

あと自国での生活への再適応が鍵なので、できるだけ早くスーツケースの中身を出して、部屋も整えるといいと思います。

また帰国うつになったからと言って、留学中の友達と連絡とっちゃダメなんだ、なんてことは全くありません。私も未だに留学時代の友達と話してますが、やはり楽しいのです笑 

私はバーンアウトになりやすい。

ここからは私の経験を語るだけです。

私はかなり前からバーンアウト(燃え尽き症候群)になりやすいです。
バーンアウトは、何か大きなことを終えた後に、結果が思わしくなかったり、集中して取り組んでいたものがなくなったことで打ち込めるものがなくなり突然やる気を失ってしまう症状だそうです。

たぶん症状が出始めた(?)のは、中学生ごろからです。特にそのバーンアウトの対象になったのは、定期テストでした。毎回頑張って勉強して、そこそこいい状態で臨むので結果もそれなりに良かったのですが、テストが終わると、次の週あたりに必ず学校を休んでしまう日がありました。なのでテスト返却の日に休んで、後日個別でテストをもらう、なんてこともしばしば。
これは高校生になっても続きました。

そして他に私がバーンアウトになったのは、旅行です(笑) 旅行をバーンアウトと言っていいのか分からないのですが、旅行後はいつも気力がなく、暗い気持ちでした。旅ロスというそうです。

直近で経験した旅ロスは、昨年秋のイギリス旅行。人生2度目の海外旅行で母と行きましたが、楽しくて楽しくて、帰国後は何をしてすごせばいいか分かりませんでした。
他にも小学生の頃、夏休み(お盆の時期)はよく家族で1,2週間ほど国内に旅行(親にとっては帰省。子供は遊べるし好きなもの買ってもらえるし、旅行でしかなかった)をしていたのですが、それから帰るとどうも夏休みの意味が感じられなくなるのです。もう遊びに行かないし、夏休みつまらないってなる小学生でした。宿題もその旅行前に終わらせるタイプだったので、なおさら暇なだけ。近くに住む友達とお互いの家を行き来して遊んでいたけど、それは夏休みじゃなくてもできるので、なんとも気力のない夏休み後半でした。

こういうバーンアウトとかになりやすい人ってなにか特徴あるのでしょうか。この本を読みたい。(というか読むべき?)

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました!
帰国後うつって、海外でのキラキラ生活から戻ってきて、日本での現実に直面して、体験すると本当に辛いと思います。お互い頑張りましょう😭😭
See you soon :)

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