この夜にさよなら

あなたに抱かれるのは今夜限りね…【響く歌詞❗️】 甲斐バンド / きんぽうげ (1977)

甲斐バンド
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甲斐バンド / きんぽうげ (1977)

作詞:長岡和宏 作曲:松藤英男・甲斐よしひろ 編曲:甲斐バンド

オリジナル:アルバム「この夜にさよなら」シングル「そばかすの天使」B面

雅が小学生の頃、TBS系列の歌番組「ザ・ベストテン」が一世を風靡していた。その頃、甲斐バンドはテレビ出演拒否ということが話題になっていた(後日、出演したが)今のようにネットがない時代なので、テレビで会えないそのバンドの情報を音楽雑誌をくまなく探していた。中学生になったある時、確かNHKーFMだったと思うが、NHKホールでのライブをオンエアしていた。ラジカセで録ったその音源はそれからすり切れるほど、聴くことになる。一緒に歌いながら、少年だった私は、甲斐さんになりきっていたと思う。あのハスキーな声を声変わりする前からマネていたが、最初うまくできなかった。幸いに声変わり後は低い声もでるようになって、雛鳥が親鳥をマネるように毎日聴いていた。MCも暗記するほど、聴いた。そして、一番影響を受けたのが、歌詞の世界だった。少年だった私には未知の大人の世界に触れているようだった。
大人になった今でも、この曲のイントロが始まるとテンションがあがる。
そして、歌詞の意味が理解できる歳になったらなったで、甲斐バンドの独自の世界観に耽溺することが、とても楽しい。
ミスチルの桜井さんが再結成ライブのリリースノートで、学生の頃に甲斐バンドの歌詞や世界観に脳髄にぐるぐると快楽を与えられた云々とコメントを載せていた記憶があるが、とても共感したことを今でも覚えている。
ミスチル作品の独特な世界観にも影響があったのだと勝手に解釈している。作品が似ているとかのレベルではなくて、日本語と向き合ったロックで楽しませてくれた、という意味で。

【spotify】 https://open.spotify.com/track/34IPuPxf4Q0lluP8SyoSFz?autoplay=true&v=T

【youtube】https://youtu.be/yeDbyR9Xpdw

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