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1作目を超えた…!映画「#キングダム大将軍の帰還」感想、サクッと綴ってみた

ほんと最高…!三連休の最終日、映画「#キングダム大将軍の帰還 」IMAXで観てきました。オープニング5分で自分ごと。引き込まれる、巻き込まれる。KINGDOMのロゴ、ドーン!で鷲掴み。日々のこととか一瞬で消滅して頭の中空っぽ。全身にキングダムが流れ込む。

原作漫画・アニメに映画4作目と歴史を重ね、開始早々ウルっときた。今作は秦の怪鳥、偉大な大将軍・王騎が昇天する終焉の戦。キングダムの中で最も好きな物語のひとつだ。

そして、映画3作目「#キングダム運命の炎」がネット配信を開始した。

(以下、重要なネタバレなし!感想です)

好きな場面がギュギュッ!と詰まった圧巻の構成。まさに映画「キングダム」シリーズの集大成だ。主要キャストや飛信隊、俳優陣の誰もが主役級の顔アップで映り込む。それだけで、なんていい映画なんだろう? と感動してみたり。監督・脚本家… 制作スタッフ陣の意気込み、作品への愛と思いを感じとる。

◾映画「キングダム」シリーズ
1作目は秦王・嬴政の玉座を狙った弟・成蟜の反乱
2作目は秦国が魏国に侵攻する「蛇甘平原の戦い」
3作目は「紫夏編」と趙国が秦国に攻め入る「馬陽の戦い」

そして、4作目は「馬陽の戦い」終戦へ。因縁の対決!趙の総大将・龐煖 vs 秦の総大将・王騎の一騎打ち。王騎の終焉、伝説の物語だ。

<見どころといえば>

●魔神・龐煖 vs 信と羌瘣 のアクション
●趙の将軍・万極、常軌を逸した山田裕貴の目
●飛信隊 - 三浦貴大・尾到(びとう)の執念と台詞
●友里(ゆうり)東美(とうび)の祈り
●飛信隊 - 岡山天音・尾平(びへい)の思い
●秦の六大将軍の1人・摎の存在、王騎の過去
●楊端和の重要な伝言、化け物級の軍師・趙の李牧
●因縁対決!趙の龐煖 vs 秦の王騎、総大将一騎打ち
●王騎の副官、謄が才覚発揮!原作の再現性高し
●将軍の馬に乗り、なかったはずの活路を抜ける
●王騎の矛を授かる飛信隊の隊長・信

語り始めたらキリがないほど、名場面の応酬だ。

吉沢亮さん演じる秦の国王・嬴政(えいせい)。佇まいと目力、これぞ嬴政!出番多くて大満足です。長澤まさみの楊端和(ようたんわ)が相変わらず気高く美しい。原作の再現性高い新木優子の摎(きょう)、穏やかキャラで相手を油断させる中華最強の軍師、小栗旬の李牧は配役・演出大勝利。

そして、飛信隊の隊長、信。山崎賢人さんのアクションはお墨付きだ。情に厚く、隊員・将軍・国王嬴政から希望を託され、突進する。凄み… 怒り… 歓喜… 哀傷… そして希望の光へ。心の移り変わりが激しい今作で、全身に”信”がみなぎっていた。全キャストがキャラクターに憑依し、一瞬だけ映る映像でさえインパクトを刻む。各キャストから作品への強い思い入れを受け取った。


趙の総大将・龐煖 vs 秦の総大将・王騎のド迫力な真骨頂の一騎打ち。とにかく凄かった…(語彙力)大沢たかおさん、王騎の最期に相応しい別次元の演技とアクションだ。重量級の威圧感をまとい、最期まで神々しい大将軍の生き様は感動をとおり越し、まさにレジェンド。原作の再現そのものな王騎ラストのシーンに感極まり、顔クシャグシャ。身体が震えるくらい肩が小刻みに揺れた。

映画を鑑賞中……
泣く、何度も泣く。ひたすらに泣く。

ハンカチじゃ足りない。タオル必要だったな。


1作目のスケール超えたな…!と思えたのは、春秋戦国時代の中華、戦の壮大なスケール、農民歩兵の集まり飛信隊の活躍、未来へ紡ぐ嬴政の覚悟、人物に光を当てた物語、そして偉大な大将軍の過去と最期…… 今作はどこを切り取っても心を揺さぶる面白さ。というか、泣く。途轍もなく感動する。

一瞬たりとも集中途切れず、信と嬴政と、摎と王騎と、飛信隊と…… 2時間26分を一緒に走り抜けた気分だった。山﨑賢人さん、やはり信はキミしかいない。何もかんも最高すぎて、これはもう一度、映画館で観ないといけない。

映画「#キングダム」シリーズは、原作へのリスペクトと愛を感じる、日本映画の大傑作だと思った。

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