みやび

成人済み、大学中退夜職6年目どうしようもない感情の掃き溜め

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成人済み、大学中退夜職6年目どうしようもない感情の掃き溜め

最近の記事

会えない命

「マジ…」 検査薬をトイレットペーパーホルダーの上に置いて なんとなく眺めながらトイレを流していた。 元々生理不順の私は1週間遅れなんてザラだった。 今回もまぁ、大丈夫だろうと思いながら検査したのに。 信じられなかった。 実感もなかった。 確か、さっきまでの私は前日の多量の飲酒のせいで二日酔いかな?でもなんかいつもとは違う二日酔いの感じだな〜そんな気持ちでいた。 私は無意識に 【中絶 クリニック】 と、検索していた。 パートナーもいるし、同棲もしている。 し

    • 短文

      私が死んだら何が残るだろうか。 きっと今の彼は、今同棲している女と継続した関係を持ち続けるだろう。 お店は私がいなくても回るだろうし。 私のお客様が少し悲しむだけで済むのなら、私はその道を辿るだろう。 そう考えると、自分が必要か考えてしまう。 「私にしか出来ないこと」なんてこの世には存在しないし。 誰の迷惑になることもなく、ぽっくり死ねるならそれでいいのではないか。 先週と打って変わって青い空が広がってる。 雲一つない空を、私は横目にネガティブな感情を書き連ねる

      • 6畳1Rのお城

        2年程付き合った彼と過ごした日々は 私が23年間生きてきた中で 忘れられない2年間だった。 嬉しいことがあった日も、 悲しいことがあった日も。 全ての時間と感情を分け合った。 喧嘩をしては体を重ね、 手を出されては体を重ね。 私が死のうとした時は 体を交わしながら朝日を迎えた。 彼の家は六畳一間で 綺麗とも広いとも言えなかったけど 私と彼のお城だった。 学校に行かない日は、 小さな窓をあけて差し込む太陽と 少しの風と、それに揺れる洗濯物を眺めた。 彼とベッ

        • 感情

          人の純粋な心ほど、嫌いなものはない。 私は頭が悪いわけじゃない。 会話する中で、相手が欲しがる回答を出せるし 自分を良く見せることも悪く見せることも出来る。 相手にどう見られたいかで確実に態度を変えれる。 自分の本心も隠せる。 だから 純粋(バカ)な子は見てて羨ましく感じる。 羨ましいし、どうしても好きになれない。 むしろ嫌いとまで思う。 純粋な人間を見るとどうしても嫌悪してしまうし、 見下すようになってしまう。 私は周りの目や、評価が気になってしまう。 い

          わたしの感情

          夜のお水のお仕事は、 自分の一言でお客様から好かれるし 自分の余計な一言でお客様は離れていく。 新人の女の子には怒らず、優しく導いてあげる。 ストレスが溜まったらご飯連れてって聞いてあげる。 「私」の感情は捨てて、お客さまのため。 キャストの女の子のため。 「私」の感情はどこにぶつければいいのでしょうか。 以前、自分のお客様に質問されたことがある。 「君は何が楽しみで 何でストレスを発散してるの?」 きっとその質問には特に深い意味もなく、 ただ会話の流れで聞いた

          わたしの感情

          忘れない景色

          人って皆、忘れられない景色があると思うんです。 人って匂いが一番記憶に残ると言いますよね。 元カレとか、好きだった人、 仲良かった友だち、‥ 私も街中で元カレと同じ匂いの人がいたら 振り返ってしまうし 記憶も鮮明に思い出しちゃうんですよね。 2年も前なのに。 で、今日書きたかったのは匂いじゃなくて 景色の話。 随分前に好きだった人は、大阪に住んでる人で 私は夜のお仕事しながら 大阪に会いに行ってました。 基本、営業終わりに始発で向こうに行って 家に泊まってゆっく

          忘れない景色

          完璧な「私」

          好きな人とのデート前 女の子ならわかると思うんですけど とても忙しいんですよね。 美容室にネイルに、家ではボディスクラブ ボディケア、フェイスケア‥ 全てをこなして完璧な「私」を作るんです。 好きな彼を想像して、 彼と会ってる私を想像しながら。 どんなご飯を食べて、どんな会話をして。 時には酔ったフリをしてお手洗いに立ち、 チークを足して。 女の子ってそういうワザを使って 好きな人の前で可愛くいるんですよね。 相手にいい印象を植え付けれたら大成功。 ダメでも

          完璧な「私」

          わたしのはなし

          これもまた最初のnoteに少し書いた話。 大学に入って出来たはじめての彼氏のモラハラがすごくて、精神科通いするハメになった。 そこから自傷行為が癖になってしまい、 行き場のない、当てる場所がない気持ちを 事あるごとに全部私自身にぶつけていたのだ。 最初は彼氏のことで病んだときにしていたのが いつの間にか関係無く、イライラした時や 生理前に起こる謎の不安感。 そして今では仕事のことでも イライラした時にしてしまうようになった。 なぜこの話を書こうと思ったのか。 半年

          わたしのはなし

          好きな人の話

          初めて書いたnoteの最後に、私の好きな人の話を少し書いた。 が、正直なところ、彼から「結婚願望がないから彼女をつくらない」と宣言されてるあたり脈なし。 ご飯にもデートにも行くし、体も重ねるけど 彼からそう言われてしまうと私から「付き合ってほしい」なんて言えるはずもなく。 そのような関係が2か月、3か月ほど続いて 12月に私の仕事が繁忙期に入り、相手も忘年会やらで多忙になったところで連絡も取らなくなった。 ここ最近で1番最後に連絡を取ったのが1月1日のあけおめLINEだ

          好きな人の話

          ヒロイン

          どうにも寝れないので、またつらつらと自己満を書き連ねてみようと思いアプリを開いてしまった。 久しぶりに何も無い休日で、ずっと気になっていた少女漫画を3作品読んだ。 どれも10巻以上ある作品で、幼少の頃から少女漫画が好きだった私は1日で読み切ってしまった。 今思えば小学生の頃から少女漫画を読んでは、私もいつか、とロマンチックな事を考えていた気がする。 それは今も変わらず、23歳になってもなお「いつかいい人が」と思ってしまう。 そして今日、というかたった今、漫画を読み終

          ヒロイン

          わたしの人生

          私の人生って今思ったら何もかもを学んで何もかもを自分のものに出来てない、つまり学習能力とは?という感じの人生。 夜の世界はひと通り経験した。 キャバ・クラブ・ガルバ・風‥ある程度働いて男の人が悦ぶこと、は、学んだ。 両親がくれた容姿と、今の若さ、夜で培った言動で困らないほどにはモテる。 ただ、恋愛の学習能力はゼロ。0。ぜろ。 友達には「やめとけ」って毎回言われるほどの男性(その時の私には最高の彼)を好きになってしまう。 初めて付き合ったのは小学校6年生の時。放課後もず

          わたしの人生