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経験ある中年は沈黙する 24.9.11

「丸くなったなあ」という意味を、若い頃はネガティブに感じていました。
でも今はだいぶポジティブに捉えているし、それでこそ中年以降が担える役割があると思います。

攻撃的な若い頃、ピンピンしてるから無理もできるし、大した責任もないくせに責任感は一丁前にあるもので、変化と挑戦ができない中年以降の人に腹を立てたりもしていた。

中年になった今、頑張った会社員を経験し、成果を出したことも失敗も経験し、子育ても経験し、独立も経験し、相当自分の世界が広がったことを実感している。
だからまだ経験していないことがあるということもようやく理解できて、するともう誰かに対して否定から入ることがなくなっている。

いまキャリアコンサルタントとして僕が活躍できているのは、この経験があり誰のことも受け入れられるようになっているからという理由も大きい。
逆に言えば、たとえ中年になっても経験が不足している場合はこれができていなかったかもしれない。

キャリアにはいくつか理論があり、個体発達分化の図式というものに、成人期には世代性という発達段階があるとされている。
これまでの経験、知恵を結晶化して残していく、育てていくということ。

変化の激しい時代には必要ないかと言ったらそうではない。
むしろ人として普遍的な和や繋がりを必要とする新しい時代に、中年以降の力がいる。

攻撃的な狩猟採集時代→保守的な農耕時代→攻撃的な金採集時代と流れてきたとしたら、次に来るのはまた保守的に近いというか、人として本来の幸せを追求する時が来る。

若者は負荷をかけて働く修行の時期があり、納得のいかないことには声を上げるでしょう。
かつての僕がそうであったように、上の世代の人に噛み付いたりする。

経験なき中年は同じステージで戦うしかなく、反論と正当性を主張する。
だけど経験ある中年は沈黙する。

それは戦いに疲れたからではない。
いや、疲れたから、戦いに意味を見出さなくなったからこそ、自分の役割を担おうとしているんだな。

余裕と経験の溢れる中年になりてえもんだ!

#つくば親と子のキャリア教育アカデミー
(これは本文じゃないよ〜)

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今日のテーマ

『失われた中年期〜40代からのキャリアを思い出せ』
▶︎世代性〜結晶性知能を活かす時
▶︎退化するからこそ“人間として”成長する
▶︎現代社会は大物狩が中心になっている

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