過去から見ると厳しく、未来から見ると優しい 22.11.28
キャリアコンサルでは必ず最初に時代背景から説明します。
なぜなら、前提条件から揃えていかないと、自己理解すべき情報や目指すポイントが噛み合わなくなってしまうから。
今という時代は、大きく価値観を変えなければいけない時だと思っています。
過去の比ではないぐらいに。
そして、価値観を変えられないのはいつでも大人の方であり、苦しむのは若い世代も一緒。
キャリア教育を考える時、やはり大人の積極的な価値観変容が必須になりそうです。
例えば、長く働けないことが個人の責任として問われる時代になってきたら受け入れられるだろうか。
健康管理ができていないのが、
ストレスが溜まる仕事を選んでいることが、
自分らしさとは何か表現できないのが、
やりたいことが言えないのが、
すべて個人の責任として問われる時代だとしたら？
働かないおじさんを国民レベルで捉えるようになったら？
すでに社会は『あなたは何がしたいんですか？』と問うようになってきた。
しかし本番はこれからでしょう。
だから私は「やりたいことを持つ」ことを『能力』と表現しています。
過去から見れば厳しい世界。
未来から見れば、やりたいことができる優しい社会。
向き合えば必ず設定できる。
しかし過去はその努力をする必要がなかった。
我慢して働く努力ではなく、やりたいことを打ち立てて自分でキャリアを理想に近づけていく努力が必要なんですね。
だからキャリア教育が強化され、キャリアコンサルタントが国家資格化されているんだから。
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