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「いつかは起業」とコンサルに入った人が、ずっと起業できない理由

こんにちは。STANDの宮原です。

現在、人材事業をしているので、起業や転職を考えている方向けにも
良かった情報をシェアしていければと思います。

今回は、何故起業できないかについて書かれているこちらの記事をシェアします。

昔に比べて、個人でお金を借りづらくなっていて、初期にかかる金額も下がってきていて、
起業するリスクも下がってきていますが、何故したいと思いつつ、行動できないかについて記載します。


「いつかは起業」とコンサルに入った人が、ずっと起業できない理由
https://diamond.jp/articles/-/192370

転職がうまくいく人は選択肢を「4つ」用意する
https://diamond.jp/articles/-/192380


「いつかは起業」とコンサルに入った人が、ずっと起業できない理由


北野唯我(以下、北野):以前「自分の職業人生をどう設計するか」というテーマでイベントを開催したとき、10名の枠に300名を超える応募がありました。しかも応募してきたのは三菱商事やマッキンゼー、ゴールドマン・サックスといった、そうそうたるブランド企業に勤める若者たち。憧れの企業や業界に入っても、20代後半に差し掛かるころ「このままでいいのか」と悩むわけです。
熊谷智宏 (以下、熊谷):とくに「なんとなくコンサルに入社した人」に多いパターンですよね。入社して数年、一通り仕事は回せるけれど、自分は何者で、何の専門なんだろうと立ち止まってしまう。転職を考えるけれども、プライドと給料も高くなっていて二の足を踏んでしまう。一歩踏み出してみても熱い思いや自己分析が足りず、結局どこにも採用されない。
北野:本当に「あるある」ですね。ファーストキャリアの「なんとなく」や「とりあえず」の選択が、後に響いてしまう。
熊谷:おっしゃるとおりで、就活のとき「いつか起業したいから、とりあえずコンサルで修行しよう」と考える学生は少なくありません。でも、コンサルって、リスクをできるかぎり排除して確実性を高める仕事じゃないですか。そこで働くうちに思考回路がだんだん変化して、リスクのあるキャリアチェンジできなくなってしまうんです。
北野:それ、めちゃめちゃわかります。僕もコンサルで勉強になったことや身につけられた力はたくさんありますが、コンサルや大企業とベンチャーではそもそも使う筋肉というか、求められる能力が違うんですよね。
 あと逆に、大企業の仕事に飽きたから刺激的なベンチャーに転職したいと考える人も増えています。それ自体は悪い発想ではないけれど、大企業では想像もできないようなリスクがあることを真剣に考えなきゃいけない。強い覚悟が必要なんです。
熊谷:キャリアに悩んだとき、いまの会社を辞めて冒険することがベストな選択肢というわけではない、ということですよね。大切なのは、本当に自分が向かいたい方向を考えて、納得いくキャリアをデザインすることですから。

人生を「引き」で見て考える


熊谷:実際にベンチャーや小さな会社に転職するかどうかは、「人生にアドベンチャーを期待しているかどうか」次第です。リスクを取ってでも心躍る冒険をしたいのか。安定した穏やかな人生を送りたいのか。その自分の価値観を知ることが大切で。
北野:アドベンチャー、まさにそうですね!
熊谷 ただ気をつけたいのが、「リスクを取らないことがリスクになる」可能性もあること。20代で一度冒険を諦め、そのまま年齢を重ね、安定した給料をもらい、しかも妻子ができたら……アドベンチャーのある人生に対してくすぶる思いがあっても、きっと動けないでしょう。「もっと若くて身軽なときに挑戦していたらどんな人生だったんだろう」とふさぎ込むことも、大きなリスクになる。
北野:人生を一冊の本として、「どっちの選択がおもしろいコンテンツになるだろう」って想像するんです。だから大変なことがあっても、「いいぞ、おもしろくなるぞ!」と捉えられる(笑)。だって、その「本」を読み返したときに「この2ページは刺激的なストーリーだったな」と思えるじゃないですか。
熊谷:ああ、その感覚はよくわかります。僕も、我究館の館長になってからは苦しい時期もあったし、絶望的な気分になったこともありました。でもやっぱり、どこかで「おいしいぞ」と思えるんですよね。将来、自伝を描くときに盛り上がるぞって(笑)。
北野:そのまま転職せず、残ってそれなりに出世する自分と、大企業を辞めて英語もしゃべれないくせにアメリカに行った自分。50歳になったとき、どっちが若者に語りうるコンテンツになるかを考えたんです。目を輝かせている若者に「プロモーションのアイデアを出して予算120%を達成した」なんて話をしても、おもしろくない。それより、年収ゼロから体ひとつで挑戦したぜ、というストーリーを語りたいと思いました。

普段触れていない情報をインプットする


熊谷:キャリアを考える上では自己分析ともうひとつ、「情報」も大切です。人間のアウトプットはインプットでできています。どんな情報に触れているかで、どんな考えを生み出すかが決まってくる。正直、キャリアに関して悩みにはまっている人は、情報の質も量も足りていないことが多いんです。キャリアを思い切って前に進めたいのであれば、普段触れていない情報に触れるべきで。

忙しいビジネスパーソンは情報収集をしているつもりでも、それ自体がルーティングになりがちです。いつものニュースサイト、いつものSNS、いつもの中吊り……。自分ではうまくインプットしているように錯覚するけれど、きわめてパッシブ(受動的)です。価値観や視野が広がる余地がない。だから、まったく違う人生を生きている他人から提案してもらうと効果的なんです。
北野:情報にアクセスすれば、憧れもリアルになりますしね。たしかに、情報収集を頑張っているつもりでも、いつもと同じルートを繰り返したどっているだけのことも多い。やりたい仕事が見つからない人は、情報収集のルーティーンを変えてみてもいいかもしれませんね。

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