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Mizu.H
2020年4月24日 20:31
伊吹の春の 揺蕩う風に淡紅(あわくれない)の綾なす想い そっと乗せ旅立ちの 朝さようなら 爛漫の夢我 一人生命咲かせる 道をゆく
2020年4月16日 02:54
(おもいがわ・おもいがわはし)二人で夢を語る川また会う約束 ゆびきりの橋めぐる季節の春ごとに 遠きあなたを想う場所人の数だけ あると言う悲しい過去を捨てる川振り向きもせず 涙こらえて渡る橋それでも想いが募る場所夏が来て ホタルが岸辺に集う川行き交う橋に 人それぞれの影を落として 陽が沈む変わらぬ流れ 思い川いつの日か必ず戻る 思い橋ーーーーーーーーーーー20
2020年4月7日 14:28
誰が教えたわけでもないのに朝が来て 夜が来て雨の後には お日さまが出て人の運命もまた 変わりゆくそんな 果てもない空間の塵よりも小さな場所で 君と出会ったのは気が遠くなるほどの確率なのに人は出会いと 別れを繰り返し君はまた 僕の知らないところへ行ってしまうのか出会った喜びを噛みしめる間も無く出会ってくれた感謝も述べぬまに今度は いつ 出会うのかすら約
2019年10月7日 06:47
心の隅っこにソッと咲いていたような小さな花の ひとひらはつくり笑いの危うい位置で強がり見せてみたけれどほんの些細な出来事でその手から離れ 音もなく水の上繫ぎ止める錨(イカリ)なく漕いで舵取る櫂(カイ)もなく流れのままに漂いながらどんどん どんどん 遠くなる戻りたいけど 戻れない過ぎていく 時だけが真実でここから先は 深い底土に還るも 水面に浮くも咲くが
2019年9月10日 03:48
過ぎ去ればただ青空に 融けて消えて無くなれ花一輪の 想いなら
2019年7月24日 22:32
まだ 風の 冷たきにしんと清みたる 北国の羽衣の如 ひとひらは俯く乙女か 薄紅のさす2009・春
2019年7月23日 04:05
(こいさきそめて)空の青 覆い尽くすや うす紅に揺らめく波の 七重八重見渡せば 枝も揺れぬに 音さえせぬに袖に絡みて 二枚三枚(ふたひらみひら)春爛漫の 羽衣の舞降り積む大地は 雲の上そろりそろりと花びらの迷路 迷わぬように歩みて 止まりて 振り向く君は花にも染まず 尚 鮮やかにあぁ それすらも 言葉にならず我が想い 咲き初めて