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コミュニケーションに、お金を払う時代?

人とコミュニケーションをとること。
それは、生きていくうえで必要不可欠なものだ。
そのコミュニケーションって普通、
学校や、仕事場、ママ友、またご近所・親戚付き合いなど
縁のある人たちの中で自然に生まれるものだと思っていた。

しかし、ここ最近、違うカタチでこの「コミュニケーション」が生まれている。

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「新たなプロジェクトを立ち上げました。コロナを負けない仲間を作るコミュニケーションを創っていきましょう。(有料)」
みたいな。
コロナの影響で別のカタチで収入を得るために新たな[ビジネス]を挑戦する人が増え、最近、このような事業が生まれている。

このようなビジネスや、発想はとってもいいと思う。本当に素晴らしい。

ただ・・・ただ・・・ただ・・・ちょっと疑問を感じる。

本来「コミュニケーション」って、
学生時代のようにお互いが心を開いて会話する、
自分の気持ちをわかってほしい、相手のことをもっと知りたい、
見栄を張らずに素直に接して良くしたい、心からその人と喋りたい、
そんな思いから生まれる行動であったはずじゃないのかな。

(もちろん、コミュニケーションが苦手な人たちが集まって会話力を付ける
その目的で受ける講座もあるが。)

お金を払って入会するということは「契約」することで、いわばビジネスである。
お金を払った分の対価・報酬を要求するワケで、
上手になりたい!、知恵を持ちたい!、成長したい!、美しくなりたい!
などなど、自分にプラスになる価値を求めるはずだ。
もちろん、その中でコミュニケーションがあった方がアットホーム的で、
めちゃ楽しいかもしれない。

でもそれは、
ある程度、社会的に求められるマナーから、
その範囲内までしか親しくなってはいけないという暗黙のルールがあり
ビジネスという間柄の「いい関係」を保つために、本音を隠して、社交辞令的な話し方になるはずだ。
本当の自分を見せない、
ペルソナ(外界に適応するための社会的・世間に向ける顔・人格)を作るようになる。それは自分からかけ離れていくのだから「相手を理解し合うためのコミュニケーション」とは違うんじゃないかなって思う。

だから、この事業に加入して一緒にコミュニケーションを創っていこう!

いわゆる、オフ会します

っていう宣伝を見ると、

そのコミュニケーションは本心ではなくビジネスとしての会話になるわけで
それって、なんかすごくー悲しい
。と思うんだけど

ビジネスコミュニケーションとプライベートコミュニケーションは違う

そう感じるのは私だけなのかな。


お時間があれば、サポートを頂けると嬉しく思います。よろしくお願いいたします。