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「歩いても 歩いても」

今年の1月まで、鎌倉市川喜多映画記念館で特別展「映画監督 是枝裕和のまなざし」が開催されていた。


これまでの作品がパネル展示と共にエピソードや監督がキャストやスタッフへ向けた直筆のお手紙も展示されていて、細やかな気遣いと伝えたい気持ちがそこには書かれていた。コミュニケーションを大切にしているという現場だという印象が残りました。

ちょうど、伺った日に映画館では「歩いても 歩いても」が上映されており、久しぶりに大きなスクリーンで観る事ができた。
2008年6月に公開された作品である、ストーリーは15年前に亡くなった兄の命日に家族が揃う。実家で過ごした一泊二日の出来事。
家族の温かさと時には厄介な関係が描かれている。
この作品は、家族で食卓を囲むシーンが多く登場し、
「食べる」という日常の行為だが、そこには、人のさまざまな感情が交差し、とても丁寧に作られて、見ごたえがあり、好きな場面でもありました。
 音楽がゴンチチ、作品に寄り添った音も観る側の心も沁み、佳き時間を頂きました。 


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