「自分の頭で考える」ことと同じくらい大事にして欲しいこと
先日、こちらの記事を読みました。
著者はミスターミニット社長の迫さん。私の尊敬する経営者であり、マザーハウスでインターンしていた際、すごくお世話になった先輩でもあります。
迫さんの記事は毎回刺さる言葉ばかりで、今回の記事もストンと腑に落ちましたが、迫さんのことをご存知ないかには少し誤解が生まれそうだなと思ったので、ぜひ補足記事を書こうと思います。
現場力あふれるリーダー
迫さんのことをご存知ない方は、ぜひ『リーダーの現場力』をご覧ください。若干29歳にしてミスターミニットの業績をV字回復させた奮闘記であり、一人でも部下を持つ社会人にはぜひ読んで頂きたい1冊です。
また、合わせて読んで頂きたいのが『Like a rolling stone』という迫さんの個人ブログ。迫さんが学生だった頃の記録も残っており、リーダーになる前の迫さんに出会うことができます。
特にマザーハウスの退職エントリーに当たる以下の記事は、私自身何度も読み返しましたし、今から私が書こうとしていることは、大体以下の記事を読みながら感じ取ったことなので、合わせてご覧いただきたいです。
迫さんのご紹介はここまでにしましょう。
それでは「自分の頭で考える」ことと同じくらい大事にして欲しいことをご紹介します。
基礎力をあげよう
以前マザーハウスで働いていた時、迫さんとご飯をご一緒した時に驚いたのは、大学時代の勉強量でした。
UCLAを卒業した迫さん。英語が苦手で、死に物狂いで大学の課題をこなしていた学生生活を聞き、迫さんの原体験が少し見えたような気がしました。
私も海外で働くようになり、尊敬する経営者に出会う機会も増えたのですが、彼らに共通するのは学生の頃に必死で勉強したことです。
何を勉強したのかは、この際あまり重要ではありません。そうではなく、知らないことを必死に知ろうとする姿勢、すぐに答えが見えなくても分析・研究を続ける粘り強さ、そして新しい世界とつながるための語学力(英語力)。
これらは何をする上でも必要になるので、自信のない方はぜひ磨く努力を始めましょう。
歴史を学ぼう
マザーハウスで働いていた時、一度だけ迫さんのご自宅に遊びに?いったことがあるのですが、その時驚いたのは部屋にあった本の量でした。自分の背丈ほどある本棚が全て本で埋め尽くされており、自分の読書量の無さを悔やんだことがあります。
ライフネット創業者の出口さんも著書『仕事に効く教養としての世界史』の中で「歴史を自分の武器とせよ!」と仰っていますが、歴史を学ぶことは教養を増やすことだけではなく、自分よりも遥かに優れた先人・偉人の考え方、行動原理に触れることができます。
また、学校の教科書とは違う切り口を変えて歴史を知ることは、自分の価値観や考え方を広がる上でも役立ちます。社会人になってから読んだ『銃・鉄・病原菌』などは、もっと早く読みたかった本では、未読の方はぜひご覧ください。
考え方を磨こう
自分の直感に従って物事を捉えることは非常に重要ですが、同じくらい大事なのがデータに基づいて分析すること。
人間の直感では中々解けない課題もあり、「本当かな?」と疑問に思った方は、ぜひ以下の「チンパンジークイズ」に挑戦してみてください。おそらくチンパンジーに負けますので…。
私自身、このクイズの生みの親でもある名著『ファクトフルネス』を読んでから、世界の捉え方が変わってきた気がします。
直感だけを信じずに、データも大切にする。国際協力に関わっている人は、特に大事にして欲しいスキルの一つです。
現場に行こう
最後は「現場力」について。他でもない迫さん自身が大事だと仰っている力です。
「頭で考える」を意識すると、ついつい足を止めてじっくり考えてしまいがちですが、いくら頭で考えても現場にいかないと答えが見えないことはたくさんあります。
足を動かしながら、頭で考える。走りながら考える。非効率に聞こえるかもしれませんが、私の尊敬する経営者や国際協力関係者は、みんな実践していることです。
現場に行くこと。行動すること。私も実践し続けていきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
基礎力をあげる。歴史を学ぶ。考え方を磨く。現場にいく。
これらはいずれも私が迫さんから学んだことであり、この土台の上で「自分の頭で考えること」重要だということを補足したくて、ここまで書きました。
私も自分の頭で考えられる人間になりたいですが、その前に必要な力は今後も磨いていこうと思います。
良かったら、ぜひご一緒に。
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