鶴岡みわ|ライター×占い

ライターと占い師をしております。大事な仕事の前に読む「今日の運勢」bizSPA!ビジネ…

鶴岡みわ|ライター×占い

ライターと占い師をしております。大事な仕事の前に読む「今日の運勢」bizSPA!ビジネス占いの連載を担当。墨田と多摩の2拠点生活(イギリス4年、フランス2年滞在歴あり)。noteでは日常で感じた思い|占い|趣味|などのエッセイを書いていく予定。写真|ゲーム|観劇|宇宙が好き

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誰でも自己実現できる未来を。「占いライター」の可能性

誰にでも願いを叶える力があると知る  先月、人生で初めて「夢を実現する」という体験をした。雑誌やテレビ、Webメディアなどで12星座占いなどの運勢を届ける「占いライター」を志して早3年。かつてただの主婦だった私は、ライティングと占いを並行して勉強し、昨年12月にご縁があって、占いコーナーを担当させていただけることになった。  自分にも夢を叶えることができたという経験は、私にとってインパクトのある出来事だった。というのも、私はこれまでのキャリアで大きなことを成した経験もない

    • 【2023年の学び】貴景勝関の優勝から見えてきた「期待」を感謝に変える力

      今年もあれよあれよという間に大晦日です。年末は発車間近の電車に飛び乗るがごとく慌ただしく過ごしているうち、2023年を振り返る間もなく最終日となってしまいました。走馬灯のように巡る思い出を振り返り、一年を通して自分を大きく変えた気づきについて書き残しておきたいと思います。 私が相撲を楽しみにするようになったのは3年ほど前。外出自粛が続く中でテレビを見る時間が増え、なんとなく相撲中継を見ているうちに推し力士ができました。決して相撲女子なんて名乗れるほどの知識はないのだけれど、

      • CDを買ったつもりが〇〇〇を買っていた話

        「あれ、聴けないな」 当時9歳だっただろうか。はじめてCDというものを買った私は、繊細な円盤を恐る恐るつまみながらラジカセと格闘していた。 ・・・ 私は帰国子女で、父の仕事の都合により2歳にしてイギリスへ渡った。イギリスで4年暮らしたのち、フランスでもう2年を過ごし、帰国したのは小学校3年生になるタイミング。4月から日本の小学校に編入することになった。 私は超がつくほどの人見知りだったが、そんなことを知らないクラスメイトたちは突如として現れた転校生に興味津々。みんなが

        • いつまでもあると思うな親と美容師

          あなたには、指名したいと思うほどの美容師さんがいるだろうか? 実は、私にはこれまでそういった人はいなかった。そもそも、定着できる美容院すら見つからず、あちこちのサロンを転々としてきたのだ。 それが、30歳を目前にして思いがけず安住の地を見つけることになった。 ふと選んだ美容室で、それはもう素晴らしいスタイリストさんと出会った。技術があり、接客も軽やか。ここまで自分に合う美容師さんがいるのかと驚いた。この気持ちを表現するとしたら、まさにアナ雪の「生まれてはじめて」がぴった

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        記事

          知らないということは、自由ということかもしれない

          コロナにより自宅で過ごす時間が増えた今日この頃。未だ出しっぱなしのこたつで、ずーっとパソコン仕事をしている私が家族から「こたつ地蔵」と呼ばれるようになって久しい。 運動不足がたたり、身体のあちこちが痛くなるのでできるだけ散歩を心がけるようになった。すると、やたらと子どもに話しかけられる。直近でも2回は話しかけられた。 決して話しやすそうな雰囲気というわけでもないと思う。確かに自分の見た目は童顔で怖くはなさそうだと思うけれど、マスクもしているしイヤホンで音楽も聴いてる。いか

          知らないということは、自由ということかもしれない

          「優等生」を背負わされてきた私が感謝を伝えたい人

          親には申し訳なくて言えないが、私の学生時代は最悪だった。 私はさして勉強が好きだったわけではない。だが、「テストでいい点をとる」ことが好きな生徒だった。本来の私はドンくさくて要領も悪いのだけれど、先生が言っていることを理解することは得意だった。だからテスト前に集中して復習すれば、そこそこ高得点がとれるということを小学生の頃には知っていた。 だが、中学生になって「いい点を取る」ということが、実はとても危険なことだと気づいた。 背負わされた「優等生」に苦しんだ学生時代 テ

          「優等生」を背負わされてきた私が感謝を伝えたい人

          女子校を飛び出して感じた、ジェンダーの違和感

          近年、ジェンダーの認識について考えさせられることが多くなってきたように思う。ここではあえてジェンダーの何が正しくて何が間違ってるということは論じない。ただ、10年間を女子校で過ごした私が感じてきたジェンダーについてを、主観のままに書き残しておこうと思う。 私は中学生~高校生までを、中高一貫の女子校で過ごした。当然、共学への憧れはあった。しかし、「垢ぬけない・芋っぽい・ガリ勉」の私が共学にいたところで、少女漫画のような華々しい学生生活は送れなかっただろうからこれはこれで良かっ

          女子校を飛び出して感じた、ジェンダーの違和感

          保護犬が愛犬に変わる1259日

          幕開けそれは思いもかけない、偶然の出会いだった。 11年前の7月。当時、私はまだ大学生だった。前期のテスト真っ只中だった私は、実家で扇風機を回しながら、自室の机で課題レポートに取り組んでいた。 そこに飛び込んできた突然のメール。 送り主は大学の友人だった。いつも一緒に昼食を食べるグループ、いわゆる「昼メン」に一斉送信で送られてきたメールの内容はこうだった。 メールには彼女が見つけたという柴犬が寝転がっている画像も添付されていた。明らかに子犬とは呼べない成犬の写真だ。

          保護犬が愛犬に変わる1259日

          受け入れがたい現実と向き合う『たけくらべ』(樋口一葉)

          人生には、時として「まさか自分の身にこんなことが起きるのか」と思うような出来事が降りかかることがある。それは大切な人の死かもしれないし、恋人との別れかもしれない。それが現実で起きている出来事と理解はできても、自分の中で受け止め、苦しみを飲み込むことは難しい。そんな苦しみと向き合って生きていくのが人生だと考えさせられるのが、樋口一葉の『たけくらべ』だった。 『たけくらべ』とは?作家、樋口一葉(1872年-1896年)の著で、1895年-1896年の1年間にわたり「文学界」とい

          受け入れがたい現実と向き合う『たけくらべ』(樋口一葉)