GR III, IIIx
おはようございます。みわです。お出かけが楽しみすぎて寝れませんでした。朝活に選ばれたのはnoteでした。
GRを2週間ほど使ってみまして、感想文を…と。
もう少し他のスナップ記事も作ろうかなあと思ったのですが順番変更です。
さてGR。GRです。
いいカメラでした。
まず体験のカメラ
やっぱり小さいって大事、軽いって大事、速いって大事だなぁと思いました。
カメラが先に立たない、まずは僕たちの気づきや感性、発見があって、そこに難なくついてきてくれるような、そんなカメラでした。
とりあえずポケットに入れておく、それだけでGRの画が担保される。それだけでもとっても魅力的なことだと思います。苦にならないサイズ、苦にならない重み。それでいて、APS-Cと解像感やボケのニュートラルさに関しては非の打ちどころの無いように思えるほどのレンズ。
咄嗟の気づきに瞬時に応じてくれる高速起動。fpを1年以上使っていたこともあって長らく忘れていたような感覚で、久々に街に出かけよう、そんな気持ちになりました。
元々、フジのT3を使っていて、T3はとっても起動やAFの高速なカメラ、その頃ストリートスナップ的なものにハマっていたこともあって、そんな写真をたくさん撮りに、街に繰り出していました。
fpを使い続けて、静かな写真が増えた気がします。使うレンズは35~90mmくらいに集中、動きのない瞬間が増えました。マインドセット的なところでもなんとなく落ち着いた空間に目を向けることが増えたような気がしたり、しなかったりしてます。
まあfpは歩きながら撮れば歪みますし、咄嗟にカメラを向ける、という撮り方は不向き…
そんな中にGR。
カメラ毎に撮り方を変えるなんて、と思う人もいるかもですが、とにかく楽しもうって感じで。fpではなかなかやらずにいたような撮り方でも難なくこなしてくれる。それがとりあえず楽しくて、とにかくシャッターが切れる。とにかくどんどん歩いていける、そんな感じでした。
どんどん歩くから、次々に新しい光景が飛び込んでくる、次々に新しいものが見れるから、どんどん次の出来事を追い求めて、さらに足が止まらなくなる、そんな感覚が久しぶりで、本当に楽しかったです。
軽い、小さいから手が伸ばせる。立つもしゃがむも走るも楽々。
28mmや40mmという、超広角でも、望遠でもない焦点距離はありのままの発見をありのままの目線で捉えてくれて、その距離感は誇張なく心地いいもので、その時そのままをみずみずしく捉えてくれるような存在でした。
28mm。気になるものに歩み寄っていく、飛び込んでくる光景も余裕で写し止めてくれる。注目する点にどんどん自分から、歩いて、行動していく、その距離感が楽しかったです。
40mm。気になるものを気になるままで、そのままの距離感がちょうどいいような。50mmのような存在感もありながら、35mmのような収めやすさもあるような。普段はfpで45mm、35mmが一番多いのもあって馴染みやすい画角でした。
そのかたち
強靭なマグネシウムの外装で覆われた筐体は本当に信頼感が高くて、壊れるところがないように思うほどかっちりと作られていました。
フィルム時代のGRからほぼ変わっていないと言っても過言ではないデザイン。GR Digital llもありますが本当にパッと見の印象は変わりません。だからと言って決して古臭いわけでは決してなく。これはもう初代を考えた人がすごいのか…いやでもシルエットを変えずに現代的なデジタル機にした人も本当にすごい。
フィルムGRも欲しいなぁ…ファインダーとフラッシュ内蔵でカッコイイオートのカメラが欲しいんです。GR、TC-1、T2やT3、ニコン28Ti、35Tiとかですかねぇ。まぁそれはさておき。
グリップとレンズの沈胴時のレンズの出っ張り量はほぼ同じ。ボディ側の厚みに余裕を持たせる作りなのか、レンズの出っ張りはRX100(ズームもあるけど)と比べれば半分ほど。それもあってポケットの出し入れが本当にスムーズでした。
グリップもまた絶妙な感触で、ベタベタはしない、でもなかなか滑りそうに無いバランス感で、嫌な感覚を感じることなく一日ずっと持っていられる、そんなグリップです。ストラップも人によっては必要ないと思うくらい好バランス。
質感や所有感には、質感はもちろんのことなのですが、個人的には質量vsサイズ、というのがとても大切な気がしていて、それはフィルムカメラでも言えるような、小さい中にぎゅっと詰まっているようなそんな感覚。そして精緻に組み上がりガタのない、たわみのない感覚などなど。
fpもそれは本当にその通り、と言った具合で世界最小最軽量を謳いつつ、その小さなボディに詰め込まれたが故の重みはすごくイイです。
そしてGRも。やはり小さなボディにぎゅっと詰まった感じが…
結構好きな感覚でした。
いい温度感。
撮影をメインにしなくてもいいし、するときはするで全力で応えてくれる。そんな感じがとても気持ちよかったです。
これはfpにも通ずるのではないでしょうか。まあいいや。
とにかくポケットに突っ込んでおける。高速レスポンスが楽しい瞬間も逃さず邪魔せず残してくれるし、咄嗟の決定的瞬間にも反応させてくれる。
常に一緒だからこそ、偶然見つけたいい光とかも、いいレンズで撮れるし。
とにかく使い方の幅が広いなぁという感じで。
GRでめちゃくちゃかっこよくストリートスナップを取る人もいれば、しっとりした心地いい日常写真を撮る人もいる。旅先の超素敵な風景を収める人もいるし、SNSにすらあげないけどすごく楽しそうな友達や恋人やらの表情をおさめてる人とかも絶対いると思う。
とにかく主張しないからこそ、ずっとそばに置いておけるだろうし、ずっとそばに置いていてもそうそう古くならない感じとか、これまでずっと変えずに貫いてきたコンセプトが故の安心感というか。
スペックというか、画質というか。そこで見ても過不足ない、今の時代の最適解みたいなところで。別に特段のストレスがない。決して目立った機能はないかもしれないけど、だからこそずっと飽きずに持っておける。
とりあえず寄り添い性能的な(なんだそれ)についていえば、まぁスマホもあるけどそれ踏まえてもカメラ界ではトップクラスというか。
フィルム無限に使えればフィルムコンパクト機使いたいけど。
個人的にはポジフィルム調のクリアで気持ちのいい色がすごく好きで、正直それだけでJPG撮影でもいいくらい。モノクロも簡単に全ての景色を統一感に突っ込んでくれるし。何にせよ、気張らず撮れてすごくいいです。
GR III
ユリさん好きなので彼の28mm動画を聞き流しながら、他の28mm推し動画もラジオ的に聴きながら撮り歩いていました。
あちこちで色々な事象が起こっていることも、そのままいいバランス感で収めてくれる、広い画角だからこその気持ちよさとか。
真ん中だけじゃなくて端まで高解像なレンズだからこそ、情報量が多い時もいい感じ的な。
なぜか縦ばかり撮ってました。情報量を処理しきれなくて縦に逃げたか。
自分とその周りの距離感に近くなった時の、ちょっとした効果的な。
自分の興味の湧いた物事に近づいていく、近づいていく、埋めていく、みたいなのもすごく楽しかったです。
それは逆に画面の中の情報が自分の興味の湧いたそれで埋められていく、的な。
もっと近づく人なら近づくのでしょうが。
とにかく広い絵と、寄り引きの楽しさみたいなのがすごくよくって、それも超小型軽量だから簡単にできるというか、やろうと思えるというか。
GR IIIx
40mmも素敵。
いや40mmが楽しい。
とりあえず出したら40mm。それがいいです。
大体広角スタートのコンデジ。そんな中で40mmが押したら出てくる。最高です。
本当にナチュラルな距離感を出してくれる焦点距離で、すごい気持ちが楽になります。
こっちはこっちで、寄るとさらにミニマルな感じもどうぞ的な。
クロップで50,70mmにするという選択肢もありますし、それもまたいい感じなんです。
ちょっとだけ遠くて大きい空間とかを移すのもすごいいい感じで。楽しいです。
この二つがポケットに収まっている楽しさたるや…
というわけで、もうあれです。Goopassの二つセット借りた方がいいです。
二つと考えれば割と優しめの価格設定?なのかはわかりませんが、楽しさは折り紙付きです。
とにかく楽しい。楽しいがポケットに収まっちゃう。それだけでもう最高ではないでしょうか。
というわけでいつもより長めの文章になってしまいましたが、最後までありがとうございました。
引き続き、しばらくGR記事が出るかもです。
それではまた。