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X-Pro2

クリスマスプレゼントをサンタさんに願ってみたら、
お金と引き換えにX-Pro2が届きました。

レンタルですが。

国産では他にないデザインですよね。


経緯など

元々、X-Proシリーズには興味があって、
そもそも初めて自分のお金で買ったのが、
X-T3なので、富士フイルムのことはいろいろ調べるわけです。

するとX-Proシリーズは、
どうやら非常にめんどくさい塗装をしているらしい、とか
シャッターユニットの「音」にこだわってる、とか
ビルトインisoダイヤルの部品数がバグってる、とか

(X-Storiesは開発秘話とかX-Photographerがカッコよく描かれていて面白かったりします)

ああ、スペックじゃなく、
撮影体験にお金がすごくかかっているな…
というふうなカメラなようで。

何ならX-Pro3はさらにチタンでデュラテクトで、
触り心地にまでこだわられてる、とか。

こういうなかなかに痺れる動画もあったり。

Xマウントの原点は、X-Pro1というところで、
やっぱりX-Proシリーズは特別な存在なんだろうなぁとか。

というところで、気になっていたわけです。

Z7iiを借りて

Z7iiを借りることのできる機会がありまして。
非常によかったのです。

ゆっくり昼間にどこかへ行く、
みたいな時間がなかったので、
京都は河原町の方で用事の終わった後に、
街撮りをするわけで。

それこそスペックシートに乗らないこだわりという点では、
方向性は違いますが、フジもニコンもたっぷりですね。

まあそんなこんなで、
改めて写真撮るの楽しいな、
となりまして。

スナップ、やっぱり好きかも。

あ、X-Proシリーズ借りよう、と。

カメラレント

そういうわけで、
前々から、Goopass等でレンズを借りたりしていたわけですが、
その後に見知ったカメラレントというサービスは、
Goopassよりひとまわり手頃に借りられる感じでして。

「カメラレント」で検索してもGoopassが上にくるあたり、
Google広告の無情さを感じますが、

大体月7000円。

まぁ、安い!と言うふうには
ならないんですが、
とはいえ、一年借り続けてやっと中古が買えるくらいなので、
そう思えばまぁ、高すぎ、と言うわけでもないんですね。

何はともあれ、
借りました。

ちなみにカメラレント、
各種書類データ出したり、
電話で確認きたりと、
かなりしっかりめでした。


X-Pro2

グッドルッキングガイってやつですね。

と言うことで、
クリスマスのその日にやってきました、
X-Pro2

センサーは、X-T3の一つ前の、
X-Trans CMOS III
表面照射型センサーというのも気になっていたポイントです。

フィルムカメラのマウント径ってこれのひとまわり上くらいですよね。

T3から、裏面照射型になったんですよね。

聞くところによると、
感度特性だけではなくて、
色の出方とかもやっぱり変わるらしく。

とか言いながらまだほとんどモノクロで撮ってるんですが。

外観

やっぱりこのレンジファインダーライクなデザイン。
そして前面にロゴがない、これが何より良いですよね。

DR100で撮るにはちょっと明暗さがきつかったですねこれ

ぬたーんとした半光沢塗装は、さながらフィルムの
ブラックペイント。

ブラックペイントって気持ち高いので謎のお得感がありますよね。


最近のカメラといえば、
ミラーレスでもやっぱり一眼レフ風なデザインで。
もちろんそれが一番馴染みやすくて、
センターのファインダーがホールディング的にも良い、
みたいなところがあるからだとは思いますが。

控えめなグリップは、
カメラを握るとすっぽり隠れてしまいます。

切り替えレバーはセルフタイマーに見えなくもない。

薄いながらもローレットの綺麗な金属ダイヤルも
Proシリーズの特権。

軍幹部の
FUJIFILM X-Pro2 の文字は彫り込みで、
X-Pro3ではペイントになってしまったというところで、
掘り込みかっこいいじゃないか、みたいな。
多分チタンの掘り込みにコストがかかるからだとは思うのですが。

そしてビルトインisoダイヤルが、フィルムカメラっぽい
スタイリングをより強調していますね。
半分包み込むようなラインが、非常にセクシー。

露出補正のダイヤルはTシリーズとは違い、
親指でいい感じにアクセスできるのが、
AEで行きたい時には非常に便利。

さて裏面はというと、
ちょうどいい感じの場所にフォーカスレバーが。

そして下にチラリとMADE IN JAPAN。
Tシリーズは中国製になりましたが、Proシリーズは
変わらず日本製なのも、こだわりなのでしょうか。

我が家のレンジファインダーと比べてみる

レンジファインダーということで、
自分の持っているCanon-Pと見比べてみます。

やっぱりCanon-Pのミニマルさはいいですね

なーーーーんか、軽いなと感じてしまったんですよね、
Pro-2は。

というのも重たい金属製なフィルムカメラ感覚で持つからなのですが。
見た目が見た目なだけに、もう少し重さも期待してしまう。

パースついて気持ち悪いですが許してください

ただLCDを見て、
カメラを顔から離して撮る、ということも考えると、
この軽さも必要ではあるか…となりました。

やはり自由な構図にはLCDが便利ですね…

ファインダー覗いた瞬間、違和感を感じたのですが、
それもそのはず、
Canon-Pのファインダー倍率が等倍=1倍
対して、
X-Pro2のOVFは0.36-0.6倍。EVFも0.59倍

X-T3は0.75倍で、若干Pro2よりもひとまわり大きめ。
というところで、かなり小さくなってしまうのです。

加えてOVF表示では、ブライトフレームの中、
つまりさらにひとまわり小さい範囲で、
構図を決めていくんです。

そうなってくると、
大らかな心を持たなければ、
即刻EVFに切り替えてしまいそうです…

ただ小さいのも、
EVFやら変倍機構、視度調整など、
機能の盛り込み具合を考えると、しょうがないですよね。

広角で絞って、みたいなイメージでしょうか。

もちろん表示遅延は一切なく、ブラックアウトもないので、
それは一つ大きなメリットかもしれませんね。

EVFに着目してみると、
X-Pro3ではEVF使用時に、全面にシャッターが降りて、
いかにもEVFで撮ってますよ!という形だったのですが、
X-Pro2では、EVF使用時、内側の奥の方が閉まるだけ。

ピンずれが泣けます
これは大きなメリット()


なので、外から見ても、
そんなにカッコ悪くならない、
というちょっとした嬉しいポイントが。

アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー
というあまりにも長い名称のこのファインダー、
レンズの焦点距離に応じて、倍率が変わるという、
凝りまくった使用です。
大体3ポイントあった気が。
それこそ今は手放したCanon-L2も、
変倍機構入ってましたね。

エレクトロニック-レンジファインダーという、
右下に拡大表示やライブビューを表示する機能もありますが、
目線が右下と真ん中を行き来しないといけない、という制約こそあれ、

距離計内蔵すると、もっと大きくなっていたでしょうから、
すごい発想ではありますよね。

あ、いいかも、となる1日目。

届いた日こそ、フィルムカメラと比べてしまい、
軽いなぁ…なんてことを考えていたのですが、

いざ持ち出して色々と撮っていくと、
これがまたいいんですよね。

センサーが違うのもあるかもしれないですし、
162万ドットとT3よりも綺麗なLCDが効いている
というのもあって、ZのLCDを見た時に近い、
あっ、もう綺麗。という感覚。

ACROSで撮ったのでなんとなくフィルムも並べてみる。
久しぶりのカスタムなしなACROS

みたいなこともあって、
これはいいなぁ…と。

Hidden LCDするならもうない方が良くない?

静音低振動化、さらには電子シャッターの強化が進む
フラッグシップミラーレスですが、
Proシリーズは逆に音と感触にこだわって。

32000分の1が全機種?切れるのはフジの良心

バシュ!というような締まった音と、
品の良い振動が本当に楽しい

これがローパスレスのキレなんだろうか

これまたX-Storiesを読むと、なるほどこだわりポイント。


ともかく、電車に乗って撮っていると、
あぁ、これは楽しいわ、となりました。

で、軽いので、片手でヒョイと撮れる。
Pro3ではその綺麗なLCDを
隠しちゃったのでそれは億劫ですが、
Pro2はコンデジ()気分で行けてしまう。

京都的には大雪というやつ

非常に雪の強い日で、
ビッショビショになったのですが、
X-T3でその防滴性能は体験しているので、
安心して?雪を積もらせました。

その日がそもそもいい感じの光だったり、
今年初くらいに猛烈な雪が降ったり、
コンディションもあれど、
いい感じに写るんですね。

傘取ったらソー○・ラ○ターとか言っては行けませんよ本当に

自転車の人もOVFが逃さない、みたいな。

オールドレンズで物撮りするので軸色がすごく出ている

ともかく、楽しいでした。

いや雪よ。

今日はなぜかX-E2が家に届くらしいので、
X-Transが三世代揃うことになりますね。
初代x100を買えば全世代が….

帰る頃には雪だるま手前でした(かなり盛ってる)

一人 X summit の日も遠くないかもしれません。

それでは、また。

X-Pro2を眺めるコーナー

2022年はXシリーズはどうなっていくんでしょうね。
この稜線に痺れます
親指側に一応出っ張りはありますが、サムレストは確かに欲しいかもしれません
半ツヤ塗装いいですね
でも剥がれやすそう。
黄ばみもフィルムっぽいとか言えば愛せそう
塗装の質感がやっぱり独特ですねこれ
マグ、チタンときましたが、真鍮のPro4とか出たら痺れますね。ほぼ和製ライカ。
並べてもヤじゃないのは富士のいいところ
Canon旧フォントいいですね。
もう少し広々としたOVFになれば積極的に使いたかったり。


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