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実行力アップ!観察と記録の具体的な方法について

おつかれさまです!
習慣化に挑戦する人を応援するnoteを書いています。

書き手の shogo といいます。

前回では、人の視線には”行動力アップの魅力がある”と、お伝えしました。

前回の記事はコチラ☟
【必読】人の視線がもつ不思議なチカラ/なぜ行動したくなるのか?


人の視線を効果的に使うためには「観察と記録」を有効に活用すること。

そして「観察と記録の具体的な方法」について、お伝えします。

一緒に習慣化を目指して、がんばりましょう!!



「観察と記録」をセットに組み合わせて実行力アップ!

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では、さっそく自己観察するための具体的な3つのステップを説明します。

①誰かの視線(自分の視線も含めて)で、自分を観察する
②数字を使って、観察結果を記録する
③変化を公表する

それぞれについて、詳しく解説していきます。



①誰かの視線(自分の視線も含めて)で、自分を観察する

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ひとつ目のステップとして、観察対象として自分を観察しようということを知ることが大事になります。

人に観察されていると思えば、行動力アップにつながります。

「親が見ている」
「友達が見ている」
「会社の人が見ている」
「自分自身が見ている」

観察とは、人の視線を感じ続けて「行動しなきゃダメだ」という背徳感を味わわせてきます。

人間は、基本的にラクをしたい生き物。

めんどくさい作業や行動は後回しにして、現状の自分を維持したがる生き物です。

それを「今のあなたは観察されてますよ」と実感できればどうでしょうか?

「やばい、みっともない姿を見られたくない」
「このままでは嫌なレッテルを張られる…」
「怒られるかも…がんばらないと!!」

そんなふうに自分を鼓舞でき、しぜんと行動したくなります。

どうしても、行動できない、行動を後回しにしてしまう人は、人の視線を感じられる仕組みを導入すべきです。



②数字を使って、観察結果を記録する

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「観察しよう」と決めたのであれば、つぎは「どんなふうに観察するか」が、ふたつ目のステップになります。

まず、観察で使用する道具(媒体)です。

道具には、おもに二種類に分かれます。

1・紙を使用する
 メモ帳・手帳・カレンダー・ノート
2・電子機器を使用する
 携帯電話・パソコン

携帯であれば、専用のアプリでカンタンに記録を取ることもできるので便利です。


次に観察した記録を残すばあい。

観察した記録を取るときのポイントは”2つ”です。

ひとつは、シンプルにすること。
ふたつ目は、数字を使うこと。

重要なことなので、細かく解説します。


【注意】シンプルに記録すべし

「観察を始めたからには、記録もしっかり取っていこう!」

そんなふうに意気込むことは、とても良いことです。

ただし、そこには落とし穴があります。

記録をしっかり取る=細かいデータを記録する

そんな解釈をして、毎回の記録の取り方にこだわりを決めて、こと細かく記録をしたとしましょう。

それは、間違いなく挫折の一歩を踏み出すことになります。

どうして、毎回の記録の取り方にこだわってはいけないのでしょうか?

じつは、記録の取り方を複雑にすればするほど、「記録そのものを取ることをめんどくさい」と感じるようになってしまいます。

せっかく「記録を取ろう」と実行しようとしているのに、記録そのものをめんどくさいと感じてしまい、同時に行動そのものもめんどくさいと感じるようになり、行動しなくなります。


目指すべき目的は「こだわった記録を取る」ではありません。

正解は「行動を継続させる記録を取る」ことにあります。

よく勘違いをして、記録そのものにこだわってしまいがちなので、注意してください。


ポイントは「シンプルな記録の取り方」です。

では、シンプルな記録の取り方とは、どういったものなのでしょうか?

シンプル = 結果がすぐに分かること

結果にフォーカスできる内容を記録することが、一番カンタンで記録し続けられます。

たとえば…

勉強 = 勉強したページ数を記録する
貯金 = 家計簿に、その日の合計支出を記録する
ダイエット = 体重を記録する

もっともシンプルに行動を把握したいのであれば、決めた行動をしたときに、カレンダーに 〇 × で記入するだけでも効果バツグンです。

余裕があれば、〇 × の隣に行動した回数を記入するのもおススメです。

観察して記録することは、とにかく継続させてはじめて効果は発揮します。

できるかぎり、記録そのものをめんどくさいと思わせないためにも、複雑な方法を避けて、カンタンでシンプルな方法を選択してください。


【重要】数字を使う

記録の取り方で、次に重要なのが”数字を使う”ことです。

シンプルな記録の取り方でも、例題にあげたパターンでも数字を意識した記録の取り方になっていると思います。

どうして、数字を使わなければいけないのか?

数字とは、誰が聞いても分かりやすく共通の言葉です。

数字の「1」は、誰が聞いても数字の「1」です。

数字の「1」を聞いて、それは「2」だと連想する人は、まずいないでしょう。

だからこそ、ごまかすようなことができません。

記録を取るときに数字を使わずに、言葉だけで表現をすると中途半端になります。

極端な例になりますが…ダイエットで体重を落とすばあい。

「ちょっと痩せた」
「5kg 痩せた」

どうでしょうか?

あきらかに後者の「5kg 痩せた」と表現したほうが、モヤモヤせず具体的な捉えかたになります。

同時に、自分への「がんばった感」が大きいと思います。

「自分はここまでがんばれるんだ」と思わされる記録の取り方になれば、「また、がんばろう」という自己肯定感も強くなります。

ぜひ、記録を取るときは”数字”を意識するようにお願いします。



③変化を公表する

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ステップ1の観察しようと決心した。
ステップ2の数字を使って記録を始めた。

次にすべきは”記録を周囲に公表すること”です。

公表の方法については、ブログであったり SNSであったり、このNOTEでも気軽に始められます。

もちろん、友達や親、会社の人に口頭で公表しても効果ありです。

とくに取り組む内容に関連した人物に公表したほうが、効果は倍増します。


記録を取るということは、さまざまな結果としてあらわれます。

輝かしい結果もあれば、恥ずかしい結果もあると思います。

でも、それは間違いなくあなたの”継続した証”です。

記録は、あなただけにしかできない素晴らしい人生の足跡になります。

”自分だけにしか見せない”ともったいぶらずに、周囲に公表しましょう。

あなたの記録に対して見せられた相手は、いろいろな評価を下すでしょう。

好感を感じる人もいれば、厳しいコメントもいただけると思います。

それをすべて、自分へのモチベーションに変えてしまえば、ひと回り大きな人間へと成長が出来ます。


公表のメリットは、ほかにもあります。

ひとつは、公表したからには継続しないといけない使命感を感じることです。

他人に公表すると、あなたは自分自身にウソをつきたくないという心理が働き、公表した内容を守ろうと考えます。

これを”自己一貫性の心理”と言います。

「自分はこう思うのだから、こうすべき」という心の言葉は、誰でも持っています。

ましてや言葉にして相手に伝えた内容ならば、いっそう「こうあるべき自分」として行動しようと人間は動きます。

無意識の状態で行動したいと思えるようになれば、こっちのものです。

最初の一歩が軽くなれば、カンタンに習慣化に結びつきやすくなります。


ふたつ目に、公表するとコミュニティを形成しやすいことです。

せっかく「良い習慣を増やそう」とがんばるときに、自分のなかだけで完結させてしまうと、ただの自己満足に終わってしまいます。

外の世界に、いまの自分が取り組んでいる習慣を公表することで、新たなコミュニティが作られます。

そのコミュニティのなかで互いに励まし合うことで、周囲に認められ承認を得られます。

承認されると人は、喜びを感じます。

「自分のがんばりを見てくれている」
「取り組んだ内容は間違ってなかったんだ」
「フィードバックをもらえるから次もがんばろう」

そういうふうに、さらに「がんばろう」という行動力アップに連動しやすいでしょう。


ここで、ちょっとした例題を出します。

定年退職を迎えた会社員が二人いました。

ひとりは、定年退職を迎えて時間が出来たので、趣味を増やそうと囲碁を始めた Aさん。

せっかく始めたのだから囲碁をやっている場所はないかと、碁会所を探して通い始めます。

数日後、囲碁の魅力にどっぽりとハマり、仲間と一緒に囲碁を楽しむ日々を過ごします。

もうひとりは、定年退職を迎えたが仕事ロスで何をすればいいのか分からず途方にくれた Bさん。

いままで仕事一筋でがんばってきたので、仕事がなくなったことで人生の生きがいをなくしてしまい、毎日ボーっとした日々を過ごしました。

両極端な二人の定年退職者である Aさんと Bさん。

どちらが、その後に認知障害にならず健康的に過ごしていったのでしょうか?

賢明な読者は分かると思いますが、答えは Aさんです。

Aさんのほうは、コミュニティを作り仲間と日々を和気あいあいと過ごすことで、記憶力の低下や健康面でも自らが考えて行動するようになります。

反対に Bさんは、とくに何もせずに毎日を過ごした結果、どんどん脳の老化が始まり、気がついたときには遅く考えることすら、めんどうになり認知症になりやすいでしょう。

そうなれば、健康的な生活も難しいと思います。

コミュニティを作るか作らないかで、人生でこんなにも大きな差が生まれてしまいます。

ぜひ、周りに公表して自分なりのコミュニティを増やしてみましょう。



行動力アップに欠かせない「観察と記録」を有効活用すべし

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今回は、疑似的に視線を感じられるようにした「観察と記録」の具体的な方法についてお伝えしました。

習慣化には、日々の活動と一回一回の行動がすべての始まりです。

行動そのものを継続させるためにも、やはり何となく取り組むよりは仕組みを理解して取り組んだほうが成果も早くあらわれます。

ここまで読んでいただいた読者のみなさんには、読んで終わりにせず取り組んでいただけると幸いです。

~まとめ~
視線を感じられる「観察と記録」の具体的な方法へのステップ

①誰かの視線(自分の視線も含めて)で、自分を観察する
②数字を使って、観察結果を記録する
③変化を公表する


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