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完全にやめると習慣はストップする

習慣の大前提、それは
「とにかく続ける」ことにあります。

ランニングだったら、
・少々の雨でも走る。
・ちょっと身体がキツくても走る。
・いつも、決まった時間に走る。

とにかく、走る回数を増やすことです。

毎日の日課にすることを
目的に行動すれば”習慣化への近道”です。

でも、なかには毎日、続けていても
ランニングできない日もあります。

・台風で走れない。
・家族の都合で走れない。
・いきなりの予定で走れない。

突発的な出来事によって、
毎日のランニングを続けることが
困難になるときがあります。

ここに習慣の落とし穴があります。

怖いのは、一度、止まってしまうと、次に
ランニングに取り組むときには
難しくなることです。

一日、ランニングを
休むだけならいいのですが…

さらに、次の日も
ランニングしなかったとなると警告です。

2日連続で休んだいきおいで、
3日目は「さすがにランニングするか」
といったら、そうはならない。

3日目は、「ランニングすべきなのか…」
と言い訳を考えて、
「3日目も休もうかな」となるのです。

そうやって、3日、4日、1週間と
あいだを空けて、ランニングを
止めてしまう流れができあがります。  

最後は、「ランニングしよう」
とさえ思わなくなります。

そうです。

一度でも、
間を空ける=完全にやめると
習慣は、修復が極端に
難しくなるのです。



✔完全にやめると
 習慣はとまる

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ポイントは、”完全にやめない”ことです。

もし、何かしらの都合で
1日、取り組めなかったとしましょう。

そのときは、次の日は
かならず取り組んでください。

ここで取り組まなかったら
二度とムリだと考えるべきです。


ある作家が
毎日、書くことを日課にしているとき…

「書かないことは、あまりにラクなので、
それに慣れてしまうと二度と書けない」
と謳っています。

つまり、一度でも
ラクな状態を体験してしまうと、
それ以降は「やろう」という気力さえ
出なくなります。

大切なのは、完全にやめるという
”ラクな状態を体験しない”
ことです。



✔どうして、完全にやめると
 復活できないのか?

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完全にやめると習慣に復帰できないのには
メカニズムがあります。

順を追って、説明します。

①突発的な出来事で、
 それまでの習慣を一度、休む。

②次の日、習慣に取り組むときに
 「再開が苦しい」と感じる。

③「習慣はツライ」と考えて、
 行動に取り組みづらい。

④ここで行動しなかったので、
 よけいに間を空けたくなる。

⑤さらに「習慣はツライ」と考えて、
 行動を起こさない。

⑥間を空ける⇒「習慣はツライ」の
 ループで、どんどん習慣から遠ざかる。

⑦完全に習慣が止まってしまう。

⑧この時点で、恐ろしい別の習慣
 「はじめたくない習慣」が起こる。

⑨「はじめたくない習慣」によって
 習慣の完全なるストップ!

⑩ゲームオーバー


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✔メカニズムを解説

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”習慣を完全にやめると、どうなる?”

ほんらい「やるべき習慣」を、
無意識が「やらなくていい習慣」と
認識してしまう。


習慣は、無意識の領域で
おこなうから習慣です。

そうなるために、
ひたすら継続が必要です。

でも、完全にやめてしまうと無意識は
「この習慣は継続しなくていいんだ」
というふうに認識してしまいます。

いくら、あなたが意識して
「やるべき習慣」と考えても、無意識では
「やらなくていい習慣」として
脳にインプットされてしまう。

この矛盾によって、
習慣への行動を起こせないのです。

また、人のもつ無意識(潜在意識)は、
95~97%を占めています。

それだけ圧倒的に、脳のキャパを
支配しているので、無意識に
「やらなくていい習慣」と
考えてしまっているあいだは、
取り組むのにも一苦労します。

取り組むだけでツライのだから、
モチベーションだけでは続けることが
困難になります。

そうなると、もうあとの祭り。

やりたい習慣は、
二度と動き出してくれません。




✔習慣にするには継続が命

毎日のルーティンで、
決まった時間に決まった行動を続けて、
いつしか習慣になります。

習慣は続けたさきにある
無意識でやり始めて、はじめて
「習慣にできた」と言葉に出せます。

そんななかで、
習慣に取り組めないときに
注意が必要です。

「気分が乗らない」
「忙しいから…」
「体調が悪いから」

毎日、継続していれば、
とうぜん起こりうる出来事です。

同じ日は、二度とこない。

だからこそ、ときには
思いがけないアクシデントもあります。

そんなときこそ、
「完全にやめない」と意識してください。

1回をサボったら、
2回目はもっとサボりたくなります。

2回続けてサボったら、さらに3回目は
2回目より、もっとサボりたくなります。

まさに、雪だるま式に膨れ上がるだけ。


なので、一度でも習慣をやめたときは
「つぎはかならず取り組む」と決める。

また、
「完全にやめたら習慣は不可能だ」
と意識する。

この二つを守れば、習慣の波は
また、あなたのもとに戻ってきます。

習慣は継続が命。

そこには、「完全にやめない習慣」
も含まれているのです。

では、また。
失礼します。



サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!