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映画「キングダム/左慈役」坂口拓氏から学んだ非常識の“当てる”アクション

僕が通っていた俳優の専門学校では、様々な内容の授業がありました。

その中でも思い出深い内容のひとつが、アクションの授業です。

今思えば貴重な体験だった、アクションの授業についてのお話をします。

1.当時は無名の「坂口拓」先生

アクションの授業の先生は、今ではアクション俳優として有名な、坂口拓さんでした。

映画「キングダム」の左慈役で圧倒的な強さを披露し、続けて「狂武蔵」では圧巻の400人切りアクションを披露。

脚光を浴び一躍時の人となりましたが、当時は無名の先生。

坂口拓です。よろしく。

初めてお会いした時は「凄く強そうな人が来た」という印象でした。

2.“当てる”アクション

拓さんの授業で最初に驚いたことは、アクションなのにリアルに“当てる”とおっしゃっていたこと。

普通のアクションは、“当ててるように見せる”ものですが、拓さんのアクションはリアルに当てるもの。
ただし、「寸前でスピードを弱めて、ダメージを最小に抑える」というのです。

拓さんのアクションは“リアル”を追求していて、そう簡単に習得できるものではありません。

一度だけ拓さんとアクションの練習で向かい合ったことがありますが、全く隙がなく、一撃で倒されてしまいそうな殺気を感じ、これがプロの基準だと学びました。

3.拓さんを師匠と崇めた弟子たち

俳優コース40人の中でも、飛び抜けた運動神経の同級生が2人いました。

彼らは拓さんについていき、結果的にロンダートバク宙をマスターし、拓さんが出演される映画に、アクション俳優として出演。

目の前でロンダートバク宙を披露し、宙を舞う同級生たちを見ながら、さすがにここまではついて行けず、僕はアクション以外の分野で頑張ろうと決意。

あれから10年以上が経ち、映画「キングダム」で拓さんが話題になった時は心の底から嬉しかったです。

まとめ

本気で取り組めば必ず見てくれている人がいる、いずれ日の目を浴びることができると、拓さんの活躍を通じて学びました。

これからの活躍を陰ながら応援しながら、僕も拓さんと対等に話せる人になるべく、努力を続けます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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