才色兼備の姉を持ち、コンプレックスを持つようになった幼少期の話。
前回の出身地にまつわる話に続き、次は家族の話をしようと思います。
僕は姉と妹を持つ3姉弟の、真ん中長男です。
僕の姉は、才色兼備という言葉が似合う、まさにパーフェクト姉ちゃんでした。
1.パーフェクト姉ちゃん
姉ちゃんはよく、近所の男の子と遊んでいました。
近所の男の子と喧嘩しても、女の子なのに勝ちまかしていたのです。
バスケ部に入ったと思ったら、福キャプテンにまで上り詰めていました。
後輩から憧れられる存在。
常に同性からも異性からもモテる存在で、ずっと彼氏がいました。
成績優秀で、勉強も学校内でトップクラス。
姉は昔から、ほとんど家にいませんでした。
友達と遊んでいるか、彼氏と遊んでいるか、部活をやっているか、勉強しているか。
ここまで聞いただけでも姉ちゃんの凄さが分かってもらえたと思います。
でもほとんど家にいなかったので、小学生の頃までは、あまり姉ちゃんの存在を意識したことがありませんでした。
2.人気者の先輩の弟
そんな姉の存在を強烈に感じたのは、中学校に入った時でした。
当時の姉は年齢が2つ上なので、中学3年生のこと。
3年生や2年生が、僕のことを見に来ることが多々ありました。
僕は急に注目を浴びるようになり、何事かと動揺。
一度、3年生の怖そうな人たちに囲まれたことがありました。
何のアピールだったのか、何が言いたかったのか分かりませんでしたが、ちょっと嫌な感じを受けました。
3.姉と自分を比較して
中学校に入り、姉の完璧さを知り、姉と自分を比較するようになりました。
僕は姉ほど運動神経が優れておらず、バスケ部での成績も中途半端。
当時は彼女なんて存在はほど遠く、同級生の女子と会話をすることもできませんでした。
勉強も苦手で、成績はいたって普通。
友達も、数人しかいませんでした。
基本まっすぐ家に帰って、一人で遊ぶ日々。
そんな姉ちゃんと自分を比較して、コンプレックスを持つようになりました。
4.まとめ
兄や姉がいる人は分かると思いますが、年齢の近い兄や姉を持つと、どうしても意識してしまいます。
今になってみれば、何も卑屈になる必要はなく、自慢の姉がいることは誇らしいことだと思うようになりました。
そして、僕の妹も姉に負けず劣らずの、才色兼備の妹。
また次回、妹の話をしようと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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