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MIURA流 登山塾「ippo」

ミウラ・ドルフィンズでは鹿屋体育大学の山本正嘉教授をはじめ三浦雄一郎・豪太親子とともに、より快適に、より安全な登山を行うためのデータを測定し、登山者のための実践的なトレーニング方…
毎週月・水・金曜日の12時に更新!このippoマガジンでは、科学的な根拠のあるMIURA流のトレー…
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#登山

低山ハイクで聞いた身体の悩み

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低山登山は心の健康にも○

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冬の時期の低山登山のすすめ

冬の時期は登山の頻度も減ってしまいますよね。そして体力の低下も心配になりますね。春になり、久しぶりにザックを背負うと「重たいな〜、体力落ちたな〜」と感じる方も多いかと思います。そんな冬にこそ、低山登山をお勧めします。平坦のウォーキングでは登山のためのトレーニングとしては強度が足りないのですが、アップダウンのある低山登山はいいトレーニングになります。今日はその効果についてお伝えいたします。 佐賀県の金立山(標高502m)を拠点として、毎週水曜日に登山を行っている「水曜登山会」

安全登山オンラインセミナー

国立登山研修所の初めての試み、オンラインセミナーの講師をさせていただきました。「登山の運動生理学」という題名で、登山のためのトレーニングやエネルギーについてお伝えしました。 パソコンの画面に向かって話しましたが、村越先生の名司会に助けていただき、私もとてもいい経験になりました。北海道から九州まで、300名以上の全国の方々に聞いていただけたようです。ありがとうございました😊チャットでの質問もありがとうございます。ご質問いただいた内容と答えを覚えている限り、ここにも記載させてい

登山中に消費するエネルギー

1.登山中は上手なエネルギー補給が大事登山中にエネルギー不足になると、行動が続けられなくなったり、低体温症などの危険性も高まります。そのような状況にならないためにも、エネルギー補給を上手に行うことが必要です。「上手に行う」ということは、①計画している登山ルートで消費するエネルギーを予め知っておくこと(以下2)、そして②それに見合うだけの食事計画を立てること(次回公開予定)、です。 2.登山で使われるエネルギー量を知る登山を計画する際に、そのコースを歩いた際に消費するエネルギ

高所登山の“高所”って何メートル?

登山をする方だと、きっと耳にする「高所登山」。そもそも“高所”ってどのくらいの標高のことをいうのでしょうか?富士登山を目指す100名の方々に「高所って何メートル以上だと思います?」と尋ねたアンケート結果があります。 質問:高所って何メートル以上だと思いますか? 100名の答えの平均値:約3200m(2500〜4000m) 登山の生理学では以下のように分類されます。そして標高ごとに高山病の症状も分類させています。

登山のためのトレーニングって山を登るしかないの?

快適に山を登るために、日頃から体力トレーニングを行うことは大事です。「登山のためのトレーニングは、山を登るしかない!」と言われていた時代もあったようですが・・・、日常生活にも「山」のためのトレーニングを入れることで、登山に必要な体力を鍛えることができることがわかっています。今日は、「山を登ること」と「山を登る以外の方法」で、どのくらいのトレーニングを行うと、体力を鍛えることができるかという内容をお伝えします。 1.「山を登る」ことをトレーニングとした場合1週間に1度の低山登

日本人と登山

登山のことについてnoteに綴っていますが、登山の歴史を振り返ってみましょう。 日本には古くから「登山」の文化があり、第二次世界大戦後の1956年に日本人が初めてヒマラヤ山脈のマナスル(8,163m)に登頂した後、第一次登山ブームが起こり、大学生の登山者や社会人登山者の間で山岳部が創部されたといわれています。 そして、1988年の週休2日制の導入や、1990年代に「日本百名山」がテレビや雑誌などのメディアで数多く取り上げられ話題となったことで、第二次登山ブームが起こり、登

山でお会いした女性たち

先日、北アルプスの奥穂高岳に行ってきました。例年であれば、観光客で賑わっている上高地も今年はとても静かでした。秋の訪れを感じながらのんびり歩き、初日は涸沢でテント泊。撮影も兼ねていたので、8時間ほどかけて涸沢まで到達しました。こんなにゆっくり歩いたのはいつ以来だろう。 涸沢のテントも人も少なく、なんだか寂しい感じでした。夕方はご飯を作りながら楽しい話し声が聞こえるのに、今年は少人数の登山なのでしょうね。私たち3人の声が響き渡るようでした。初日の夕食はキムチ鍋。外はだいぶ寒か

沢登りのリスクについて

登山のジャンルの中に、「沢登り」というものがあります。沢を登りつめて行くスタイルですが、日本特有の登山スタイルだそうです。今年は、海や沢での事故のニュースが多い気がします。沢登りのリスクについて、今日は登山研修に執筆された佐藤裕介さんの記事「沢登りのリスク回避」を紹介させていただきます。 沢登りのリスク ①濡れによる低体温症のリスク 登山では濡れないことが基本となりますが、沢ではその基本が異なります。水しぶきを浴びることもあれば、泳ぐ必要がある沢もあります。濡れた状態での行

下山後にはアイシングをしよう

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登高テスト〜みろく山の会の10年間の実践〜

登山での最適なペースを知るための「登高テスト」の方法を以下のnoteでお伝えいたしました。 今回は、「登高テスト」を独自の経験から作り上げ、その結果から参加者の体力度をレベル分けし、実際の山行が無理なく安全に行えるような取り組みをされている「みろく山の会」の紹介をさせていただきます。(原文は以下をご覧ください) みろく山の会 1983年に40歳以上の中高年を対象とした山の会として創立。当時は会員数150名、1999年にはNPO法人格を取得、2019年11月には760名の会

登山中のマイペースを知る「登高テスト」(最新情報!!)

登山を安全に行うためには「マイペース」で登ることが重要、そしてその速度はどのくらいか?というのは以下のnoteに記載しました。 今回は、「マイペース」を知るための方法をお伝えいたします。 最適な場所 傾斜がある程度一定である20分間くらいの登りが続く山道。滑落や落石、転落の危険性が低いことを満たせる山。 用意するもの 登高速度を算出できる腕時計など。 方法 以下の図のように、250 m/h、300 m/h、350 m/h、400 m/h、450 m/hというように、登

久しぶりにプロテイン摂取

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