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山でお会いした女性たち

先日、北アルプスの奥穂高岳に行ってきました。例年であれば、観光客で賑わっている上高地も今年はとても静かでした。秋の訪れを感じながらのんびり歩き、初日は涸沢でテント泊。撮影も兼ねていたので、8時間ほどかけて涸沢まで到達しました。こんなにゆっくり歩いたのはいつ以来だろう。

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涸沢のテントも人も少なく、なんだか寂しい感じでした。夕方はご飯を作りながら楽しい話し声が聞こえるのに、今年は少人数の登山なのでしょうね。私たち3人の声が響き渡るようでした。初日の夕食はキムチ鍋。外はだいぶ寒かったですが、とても温かくなりました。

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翌日は奥穂高岳に登頂。そこに行くまでに素敵な女性たちに会いました。お一人は60歳前後の女性。前日、岳沢の山頂に1時間半、奥穂の山頂に1時間半滞在したそうですが、360度見渡せる絶景だったとのこと。「幸せ〜♡」と仰っていました。そして「もう一日いたいけど、孫の世話があるの」と。それから先、20歳代の女性にも会いました。終始ニコニコしながら歩いていたのですが、「念願の奥穂、とってもカッコよくて楽しすぎます(^^)」と。どちらの女性もソロ登山でしたが、とても素敵な表情が印象的でした。

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穂高岳山荘からの稜線は風が吹いていて山頂往復までは寒かったので、山頂での滞在も短時間。また涸沢へ下山しました。涸沢でテントを撤収し、上高地まで下山を開始しました。下山の際も女性グループに会いました。そういえば、みなさん4人グループでした。

女性の皆様は、会話も弾み、笑顔もたくさんで、お元気だな〜と思います。(私が女性だからそう思うのかもしれませんが。)仕事、家庭、子育て、そして介護やお孫さんのお世話。「自分だけの自由な時間」は簡単に取れるものではないことも多いと思います。だからこそ、見つけた時間を楽しく有意義なものにしようと、笑顔あふれる登山になるのかもしれません。

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