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頼られることの嬉しさ。Asking for help is giving fulfilment.

今月上旬に母が怪我をして松葉杖生活になった。車の運転も出来ないので、娘の保育園のお迎えは父(娘のおじいちゃん)が行ってくれている。3歳の娘は、おじいちゃんのお迎えが新鮮で大喜び。普段、家事なんて一切しない父がマンションに子どもたちを送り届け、私が帰宅する6時過ぎまで一緒に過ごしてくれる。その待っている間の時間で、洗濯物を取り込んでくれていたり、あまりにも汚いのが気になったのか掃除機をかけてくれたりしている。

普段の父は自分の手間のかかることは基本やらない人なんだけど、実は頼られていることが嬉しかったりするのかな・・・と思っている最近。昨日も私が帰宅したら「これから獣医さんへ行かなくちゃいけない」と早々に去って行ったけど嫌々という感じではなかった。

アイルランド時代「おたがいさま」が普通だった。日々、いたるところでGive and Takeをすることが当たり前で、近所の人や友人たち、同僚たち、いろんな人たちに支えられて、時には彼らを支えて生活していた。その時の日常と比べると日本には「おたがいさま」という言葉があるにも関わらず、なかなか「おたがいさま」が日常に浸透しないな~って感じているのだけど、その原因って人々の「頼り下手」にあると思ってる。

「迷惑かけちゃいけない」と育てられた人たちは、迷惑をかけないように行動するので頼るのが下手。人に甘えるのが下手。

頼った相手は「迷惑」と思うことはなく「頼ってくれてありがとう」って心がポカポカする、自分は頼るに値する人間なんだって自己肯定にもなる。もちろん、どう感じ取るかは人それぞれだし、どんなことを頼られたのかという内容にもよるかもしれないけど、日本中の人たちがもっともっとお互いに頼って、頼られるようになったらいいと思う。

soarの新しい記事 https://soar-world.com/2019/12/11/sugurukawasaki/ の中でこんなフレーズが出てきた。「頑張ることはあっても決して無理はしない。人に頼ることを覚える」

そうそう、これこれ。

人に頼ることを覚える。

「自分が無理をする勇気」よりも「人に頼る勇気」は、人と人との関係をつくる。支え合える社会をつくる。

支え合える社会をつくるために、まずは頼ってみよう。

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