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恐竜とわたし(5) ~ 日本最大の恐竜『丹波竜』

「かつて日本にはたくさんの恐竜たちが暮らしていた」というキャプションと上の映像で始まるNHKの「恐竜超世界2019」。最初に見たときは感動しました。恐竜時代の日本を最新のVFXで再現したすばらしい映像!

BBCの「Walking with Dinosaurs」シリーズや「ジュラシック・パーク」を見ては、すごいな~、やっぱ恐竜の化石がたくさん出る国だからこんな映像を作れるのだろうな~、と思いこんでいたのだが、

NHKやるじゃん!! 知らぬは私ばかりなり、でしたよ。それに、日本にもこんなにでか~い首長竜がいたなんて_____で、もう一度しきり直させてください。太字がNHKのキャプションです。

かつて日本にはたくさんの恐竜たちが暮らしていた。

なかでも日本史上最大と言われたのが 2006 年に兵庫県で発見された丹波竜である。

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残念ながらおおかたの骨格が発見されたわけではないが、尻尾の骨から独自の特徴が見てとれたので、竜脚類の新種とわかったようです。 (上の写真・タンバティタニス)

約1億1千年前、当時の兵庫県はアジアの東端にあった(今もアジアの東端にありますが。地続きだったってことでしょうね。)

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そこにはティラノサウルスの仲間(全長約5メートルの肉食恐竜)や、小さな角竜の仲間 (トリケラトプスの祖先 ) などもいた。

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丹波竜は、首だけで5メートル以上、全長は13メートル、重さ15トンにも達した。

なるべく移動せずに首だけ動かして植物を食べた。エネルギー消費を抑え、食べ続けることで、その巨体を維持していたと考えられている。

巨大な体で歩き回るにはそれだけで大きなエネルギーを消費するが、長い首があれば動き回らずともその場で広い範囲の植物を食べ続けられるというスローライフ。

見つかった歯の化石は、大きな体には不釣り合いなほど華奢だったので、物を噛んでいたのではなく、クシに通すようにして摘み取った植物を丸のみしていたと考えられる。そうすることで噛む時間を短縮し、よりたくさん食べれたのだろう。

「丹波竜」の胴体肋骨部分を復元すると、大人6人が入ってもまだ余裕があるほどとても大きいので、「丹波竜」は巨大な消化器官を用いて丸のみしていた植物を分解していたと考えられる。(丹波市 恐竜課HP)

しかし、それだけ大食いなのに、映像を見渡す限り緑はわずかしかない!丹波竜はどこまで食べに行ってたのだろうか。

今日はこの辺で終わりにして、「丹波竜」の続きは次回にということで。

おとといの私のコラム「映画プテラノドン」をみて思い出したと、友だちの白石さんが散歩途中でみかけた白鷺の写真を送ってくれました。

横浜市鶴見区入江川「せせらぎ緑道」の魚を狙うシラサギ

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映画「翼竜プテラノドン」のあとで見るシラサギはかわいいですね。

To be continued.






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