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妊娠している猫を通勤途中で拾ったら(1)

お腹が大きい妊娠猫に出会った時、イボンヌは仕事に行く途中だった。

その猫はオフィスビルに入っていく人々に向かってニャーニャーと鳴いていた。痩せてはいるがとても若々しく、気がついてくれた人たちに頭をこすりつけていた。

運よくイボンヌのオフィス 「ホルムズ&マーチャント上海 」には猫好きな同僚たちがいて、妊娠したママ猫に愛情をそそいで出産のお世話をしてくれたのだった。

「その猫は、まるでこれから生まれる赤ちゃんと自分のために助けを求めるかのように鳴いていたの」と、イボンヌ。「オフィスに連れてきて、丸いからボバ(大きめのタピオカのこと)という名前にしたわ」

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ボバを予備の会議室に入れ、トイレの箱や柔らかな寝床、餌(マグロの干物や缶詰、新鮮な魚、牛乳)などを用意した。

オフィスで出産を待つボバは、誰にも愛想がよく、安全な出産場所に居られて満足している様子だった。

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ある夜、嵐があった。翌朝職場に来たら、D-Dayだった!ボバは8匹の子猫を出産したのだった。

(注:D-Dayはノルマンディ―上陸作戦からきていて、韓国などで大事な日のことをいう。歌手テソンのアルバム名がD-Day)

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数時間前に生まれたばかりの子猫たち。ボバは疲れきっていたが、赤ちゃんたちを舐めてきれいにした。

「オス4匹とメス4匹よ! 若いママにしてはボバはとても責任感があってえらかったわ」

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赤ちゃんはどの子もちっちゃくて、最初は見分けがつかなかった。
赤褐色が2匹、三毛猫が1匹、トラ猫が5匹。

山になって寄り添う子猫たち。

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オフィスの女性軍団が見張っているのにも気づかず、みんなで午後のお昼寝。

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生後2週間で徐々に目が開き始めた!

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3週間後には自分たちで食べ始めた。

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To be continued.

http://www.holmesandmarchant.com/
https://www.boredpanda.com/author/angelamaesy/   出典

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