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ライオンと眠る男
アフリカの自然保護区でライオンの群れの中にいるディーン・シュナイダーさんのYouTube動画を初めて見たときは、度肝を抜かれました。
その後は他の人が作ったこの手の動画も見ましたが、彼のシリーズはなぜか安心して見ていられます。
南アフリカの荒野の中にある、何千頭もの野生生物が生息する約4百万平米のオアシス。彼はそこで救助された野生動物たちのリハビリを行い野生に戻しています。
ライオンと共にたわむれ、水を飲み、眠る男です。
1992年生まれ、スイス人のディーンさんはまだ若くして広大な野生生物保護プロジェクトを立ち上げました。
動物の繁殖・取引や寄付などの収入源に依存せず、観光客や一般に非公開、動物のためだけのそのような私的聖域をなぜ作れたのか。それはいつか後で述べるとして___
久しぶりにサイトを見たら、新しい動画が何本も更新されていました。中でもこれは比較的新しくて短いので(4分)おススメです。
この動画では、彼がしばらくオアシスを留守にして戻ってみたら、今までトップだった黒たてがみのデクスターの座を、若手ライオンのリオが狙っていました。
それにしても、久しぶりに会えたディーンさんを見て喜び勇んで一目散に走ってくるライオンたち!!
おまえたちは犬かァ~と思いました。ライオンって猫科のはずだけど。うちの猫は私が帰宅しても走ってなんかきてくれないもの。
犬ならまだしも、ライオンが喜んで飛びついてくるのは迫力がありすぎます。ディーンさんは体当たりされて尻もちをつきました。
そして別のエリアへ行くと、ヒョウ (というより、チーターですか) までがお帰りなさいと駆け寄ってきました。
ハイエナもディーンさんを見つけて走ってきた!私はハイエナが甘えるときの奇声を初めて聞きました、こんなに懐っこくなるなんて知らなかったよ~
もちろん、この動画を見たからといって、国立公園やサファリパークで車から降りてライオンと親しもうなんて絶対に思わないで!とディーンさんは言います。
かれらはペットではないのだ、彼はこのライオンたちが子供の頃から雨の日も風の日も毎日欠かさず世話をし、ライオンの群れを知り尽くしているのだからと。
なぜ襲われることもなくライオンの群れの中にいられるのかということは、彼が残りの動画で詳しく語っていて、それこそがとても興味深いです。
つまり、ライオンたちと奇跡のような信頼関係をどうやって築いてきたのかということで、それは誰かが書いた全体のサマリー記事を読むのではなく、1つ1つのライオンの行動を説明する彼の言葉を映像を見ながら聞くのが1番です
それだけに、この動画シリーズは世界中で非常に多くの人が見ている割に英語音声で未だに日本語字幕が出ないのが惜しまれます。
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