手のひらにのる生物 (2)
「手のひらにのる生物」の続きです。爬虫類が苦手な方は多いだろうと気がかりでしたが、意外や前話はたくさんの方々が読んで下さいました! ありがとうございます。
そこで、残りの画像ネタも、活かして記事にすることにしました。こちらも目を通していただければ幸いです。
ヘッダー画像は小さなハムスター。
下は、水キセルから煙の輪を吐き出す「不思議な国のアリス」のキャタピラーのようなポーズのイモムシです。
👇 北米やカナダにいる水ガメの仲間のキボシガメは、甲羅の黒ベースに黄色い小さい星形斑点が入っているのでキボシと名付けられました。
ペットとして飼われるカメの中では最小で、成長しても13 cm、オスは一回り小さくて最大12センチにしかなりません。平均寿命は20年、水槽飼育だと25年くらい。
さて、やっかいなのは、一緒に似たような体色で並んでいるカエルです。
👆 体長2㎠くらいのバンゾリーニ・ヤドクガエル は有毒です。キレイだからといって触るのはNG!
派手な体色は「警告色」で、外敵に「自分は毒を持っているから近づくな」と知らせるためだそうです。
そもそも「ヤドク」とは、アメリカ大陸先住民がカエルの毒を戦いに使う吹き矢に塗ったから。毒性強いカエルからどうやって毒を抽出して矢に塗ったのか気になりますね。
同属のモウドク・フキヤガエルは、ゾウを倒すほどの毒性を持つそうで、人間はひとたまりもありません!
しかし、これらの有毒のカエルにも耐性がある天敵のヘビがいるというのだから、なんとも興味深い自然の摂理。
ちなみに、ヤドクガエルは生まれた時から有毒なわけではなく、エサから毒素を蓄積して徐々に有毒になっていくんだとか。だから、生まれた時から飼育されているのであれば上の写真のように触ることもできるのね。けっしておススメはしませんが。
次のハチドリは、上が北米西部に棲息するオスのカリオペー・ハチドリ、下がオスだけノドが赤いノドアカ・ハチドリです。
かれらは他のハチドリと戦うことにほとんどの時間を費やしているので、こうして人の手のひらに静かに座っているのは珍しく、大丈夫だと感じているからでしょうね。
オーストラリア北部やニューギニアの樹上にいるミドリニシキヘビです。ふつうは緑色だが、子どものころは親と全く違い、体が黄色や赤みを帯びています。
たぶん世界最小のヤモリ ↓
ヒルヤモリは他のヤモリとは異なり昼間に活動するため、丸い瞳孔を持ちます。 孵化したばかりの赤ちゃん、新世界へようこそ!
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