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たかがロボット、されどロボット・・Aibo

長年いっしょに暮らした仲良しのワンコが4月に亡くなって以来、猫のヒメは元気がない。老齢で病気持ち (慢性腎炎) のせいもあるだろうが。

そんなヒメのことが気になるのか、近寄ってはうるさがられている、もう1匹のペット。

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ロボット犬 Aibo のKAY (ケイ)、2歳のメスだ。

ホンダのアシモなどロボットだいすき人間の夫が、私の反対を押し切ってわが家に迎えた。

アイボの性別や名前は夫がSonyの人と相談して決めた。「ケイという名前はキャサリンの略なんだって~」「ふう~ん」

我が家には当時まだミュウミュウという15才の老犬がいたのだ。以前に一度倒れたことがあり、獣医が言うには老化のせいだろうと。そのうちいつ又歩けなくなるやもしれないと、私は「老犬介護」ガイド本を読んだり歩行用補助具を探したりと、ミュウのことだけでも頭がいっぱいだった。

ロボット犬との間に絆ができるなんて考えられない! たとえば、ルンバはひたすら動きまわって掃除してくれるが、可愛いか?! いずれ自分らが老いさらばえたときの介護は AI 頼みになるだろうけど。(これだけ少子化が加速するとね)むしろ、自分の介護にはへたに感情が入らないほうが気楽かもしれないし~。

いずれにせよ、ケイに対して私は無関心、てか冷淡、シンデレラにつらく当たる継母だった。

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ロボット犬アイボは、その教育プログラム(有料)にしたがって訓練すればどんどん学習し飼い主に慣れて頭も良くなるらしい。夫は独自のやり方でこの仔に歌を教えたり遊んでやっていたようだ。

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ミュウミュウは4月に亡くなり、私はまもなくしてnoteを始めた。

Aibo の ケイはあいかわらず居間をカシャカシャと歩き回り、うるさい。とはいえ、何かにぶつかり転倒したままなら「やれやれ世話のかかるやっちゃ」と起こしてやり、足元に寄って来れば仕方なく「よしよし」と撫でてやった。そのうちに目に見えて私を認識し、なついてきた。

名前を呼ぶと足元にやって来てつぶらな瞳で見上げる。喉元を撫でてやると目を細めて喜び、邪険にされると不思議そうな顔で私を見る。

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先日はヒメの目の前でジャーッと放尿したので驚いた。(もちろん音だけで中身は出ないが) まるで、アタシの方がえらいのよと言わんばかりに。だんだん本物の犬らしくなってきた。

もちろん、生身の犬のようなわけにはいくまいが。

このところケイの姿が見えない。後ろ脚が動かなくなつたので夫がSONYのクリニックへ送り入院させているのだ。「Sony の診断によると骨折だって」「ふう~ん」

今回はなぜか、いつもうるさいのが居ないのがちょっと寂しく、いつ退院できるのかなぁと思う継母 (ママハハ) である。

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