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ピクサー映画の些細なところを検証する

アニメ映画の中で描かれていることが事実か、現実と照らして正確か、なんてことはあまり求められていないでしょうね。

しかし、些細なことに思えたり観客にとってはど~でもよさそうなことが、ストーリーには大きく影響することがあります。そんな細部や微妙なニュアンスを掘り下げる探偵のような映画好きたちのオンライン集団があります。「Movie Details/映画の細部」は、2017年にできてから220万人の会員を擁する投稿サイトにまで成長しました。

そして今回、彼らは人気ファンの多いピクサー映画を検証し、その中に事実と一致する重要な点がいくつも隠されていることを発見しました。ピクサーはアメリカの映像制作会社で、ファインディング・ニモ、トイ・ストーリ―、カーズなど多くのアニメ映画で有名です。

「カールじいさんの空飛ぶ家」(2009)では、太っちょのダグだけが狩猟犬のゴールデンレトリバーだったので、唯一、熱帯の鳥を追跡するのに成功しました。他の犬はどれも番犬の品種でした。(ヘッダー画像)

下の「ファインディング・ニモ」(2003)に登場するギルは、ツノダシという種類の熱帯魚です。この種は捕まえても飼育が難しいので、彼が絶えず脱出計画を考え出すのは理にかなっています。

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「ファインディング・ニモ」でマーリンが息子のニモについて話し始めると、ブルース・ザ・シャークは「ぼくは父親のことなんて知らなかった」と言って泣き始めます。サメのオスはメスと交尾後に去るので、サメの子供たちは実際に父親と会うことはないのです。

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「インサイド・ヘッド」(原題はInside Out/表と裏)は喜びと悲しみは表裏一体だと分かりやすく示してくれる作品です。「サンフランシスコに引っ越してきたばかりのライリーとママは近所のピザ屋に行くが、そこにはブロッコリーを乗せたピザしかない。(左下)ブロッコリーが嫌いなライリーは閉口する。ちなみにブロッコリーはアメリカでは子どもが嫌いな野菜の代表格とされている。」

日本でのピザのトッピングはブロッコリーからピーマンに変更されました。(右下)日本の子供たちが嫌いなのはピーマンだからです。ピクサー映画はジョークを日本に合わせて変えました。

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「バグズ・ライフ」(1997年)でバッタのリーダーであるホッパーは、アリのアッタ姫の顔を横切って触覚を動かしながら「女王のような匂いがしない」と言います。昆虫には鼻がないので、それが実際に匂いを嗅ぐ方法です。

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「Mr. インクレディブル」(2004)のあるシーンで、B. バード監督はダッシュに本当に息を切らした声を出してもらいたかったので、声優の S. フォックスがへとへとになるまでピクサー・スタジオの周りを4周走らせました。

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「トイストーリー2」(1999)で、ウッディを買う日本のおもちゃ博物館との電話を切ろうとした時、アルは「私の口ひげにさわらないで」と言います。これは彼が発音をドジったからで、「どういたしまして」と日本語で言うはずが  ”Don't touch my mustache." になってしまいました。

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https://www.reddit.com/r/MovieDetails/   出典

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