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小さな旅・思い立つ旅|懐かしいのに新しい、家具のある暮らし[TRUNK FURNICURE、上手工作所]
懐かしいのに、新しい
和洋折衷という言葉が示すように、日本人は和風と洋風をほどよくミックスすることに長けている。伝統の中に、今を受け入れる“懐の深さ”。
ポイントは「ほどよく」
白黒はっきりではなく、美しいグラデーションのイメージ。時空を超えたその深みが、日本独特の美しさにつながっている。
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ということで、新生活の始まるこの時期に、懐かしいのに新しい、美しい家具のある暮らしを考えてみるのもいいのでは?という話。
TRUCK FURNICURE|家具、カフェ、工房、自宅
新築の建物とは思えない昔からある佇まい
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TRUCKの家具は、注文を受けてからショップの敷地内にある工場で、ひとつひとつ制作する。木、革、鉄など、それぞれの素材感を大切に、奇をてらわず、長く使える家具をつくっている。
建築の素人がつくりあげた緑豊かな店舗
何もない更地に、オーナーの二人が店舗、工場、倉庫、カフェ、自宅を設計する。建物の大きさを把握するため、原寸で敷地に白線を引いてスケール感を確かめて、イメージ写真や類似の図面をかき集め、何度も何度も図面を書き直す。
最終的な図面の清書はプロに依頼したみたいだけど、それ以外はすべて自分たちでやったと知り、もう驚くほかない。鉄製の窓も、レンガの塀も、モノづくりに賭けるお二人の情熱と根性、まっすぐな心意気に脱帽、、
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そこに昔からあるかのような緑
敷地にある木々も、もともとそこにあったものだと思ったら、こちらもすべて新しく植えたもの。
10mを超えるサイズの大木を含め、時間をかけて選び抜いた樹々は30本以上。現地まで枝振りを見に確認したり、解体現場から破棄されそうな木を譲り受けたり、その行動力も頭が下がる。
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家具だけでなく、そこにある空気感
TRUCKの家具は卸はせず、自分たちの目の届く範囲で、自分たちで大切に売る。家具だけでなくそこにある空気感も大切にしたいから、店も自分たちで作る。ここで作って、ここで売るスタイルを、これからもずっとブレないで続けていきたいと思っている。
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そして最後に、カフェのドーナツ
もう最高に美味しい。素朴な見た目に、品の良い味わい。一番好きなドーナツ。
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上手工作所|家具、レストラン、ショールーム
発酵食とオリジナル家具の複合施設
緑に囲まれた敷地には木工・鉄工の工場とショールームを兼ねた店舗、そして発酵食をテーマにしたレストランとカフェ。
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家具も料理も、素材を選び、無駄なく使う
壁に掛かっているのは長さ4メートル、樹齢1000年以上の屋久杉のオブジェ。天井材は長さ6m、樹齢2500-3000年のレッドウッド。素朴な木の面白さをそのままに、こぶしを使ったシャンデリア。飲食店がショールームにもなる、とても居心地のいいところ。
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飲食4店舗全て『発酵』がテーマ
食を通じて実際に食べる、使う、学ぶことを目的にしていると。ものづくりだけでなく、ことづくりで豊かな暮らしをつくってくれる場所。オーナーの言葉が印象的。
「もの」にだまされるな
これからは「こと」やね
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「経年を慈しむ」素材の魅力
木は木の、鉄は鉄の良さを活かすために、過度な仕上げをしていない。何かで塗り固めて一時的にきれいにみせるのではなく 5年後10年後をイメージした仕上げを選択していると。
無垢材や錆びる可能性のある鉄など少し難しい商品を扱うため、卸売りではなく、直接販売を選択しているところも、いいところ。
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宮大工が作る門
屋根材が瓦や銅ではなく、実験的にサーモウッドにしているところが面白い。庭石は地元豊能町の石を並んでいる。
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