いま必要なビジネススキルとは?

キングコング西野亮廣さんのFacebook投稿を見ていて。

毎年(半年に一度?)、いろんな若手がウチにくるけれど、【自分から仕事を創りに行く子】(「現場に見学に行っていいっすか?」という子)と、【指示待ちをする子】は、わず2週間で残酷なほど差がつく。

もっとも出遅れるのは(悩んだところで答えなんて出ないのに)【悩む子】で、彼らは「悩むこと=仕事と向き合っている」という勘違いをしているので話にならない。

世の中には「キミはキミのままでいいんだよ」という無責任な言葉が溢れているけれど、仕事の本質は「価値を生んだか、否か」でしかなく、「悩んで行動しない」は僕は1ミリも評価しない。
#キミのままで価値が生めないのであれば変わらなきゃいけない

悩みの延長線に答えはなくて、答えはいつも行動の延長線上にある。

あと、「量」と向き合うことから逃げる子も1ミリも評価しない。
質を高めたいのであれば「質が変化するまで量をこなす」(量質転化)が基本なので。
技術も無いくせに最初から質を求めるバカとは付き合うだけ時間のムダ。

西野亮廣Facebook投稿より

この差は本当にデカいよな、と思った。

私も40になるつい最近まで、どちらかというと指示待ち人間だったし、行動せず悩む子だったし、量が必要なのに質を追い求めてた気がする。

私の場合、たまたま40になる手前で、会社のデジタル改革のど真ん中の組織で、2〜3年、アクセンチュア、P&Gやソフトバンク、楽天など錚々たる経歴の転職組や、社内でもトップクラスに出来る人たちと仕事をさせてもらって、劣等感に日々苛まれながら、鍛えて頂き、やっと仕事の本質的な部分とビジネス基礎スキル的な部分を教わり。

そしてその後、ポーンと営業のサポートをする部門に飛ばされ。そこで今度は一人粛々と仕事する中で、ようやくデジタル部署で学んだことを自分なりの形で実践できるようになり、それを言語化出来るようになり、(勝手に)ようやく一人前のビジネスマンになれたような気がする。(あとは実績を作るだけ)

でも、40じゃ本当は遅いんだよ、と思う。

20代でそのビジネススキルやビジネスマインドを学び、実践し、沢山失敗し、経験値を積み、そして30代でようやく少し大きな仕事を任されて、プロジェクトマネージャー的な仕事をして、そして、40代では責任者的な仕事をしつつ、後続を育て、50代ではもう次の世代に委ねつつ、自分はネクストステージの仕事を出来るよう準備する。

そんな人生が自分的には理想だったなー。笑
20代からもうその理想からかけ離れてたけど。笑

いま振り返り、私が20代のうちに学んでおきたかった、ビジネススキルとビジネスマインド、その前提として知っておくべき知識とは…

まず前提知識として以下を理解することがマスト。
・どういうビジネスモデルで稼いでる会社・組織なのか(部門最適にならないようここを共通理解とすることがめちゃ大事)
・その会社・組織の課題と今後の方向性
・その会社・組織における自部門の役割
・自部門における課題と今後の方向性

その知識を知ったうえで、ビジネスマインド(≒行動規範)として
・自分が与えられた役割が、自部門や会社の課題解決にどう結びつくかを考えて動く
・ただ、動く前に一応自分なりの作戦を考えて、それを先輩や上司に話して、叩いて磨いてもらう。
・わからないことは人に聞く、または、情報収集のために現場を見に行く

そして最後にビジネススキルとして
・与えられた仕事範囲の中で、ASIS(現状)とTOBE(あるべき姿)、そのTOBEになるための課題やボトルネックを見つけ出す、または仮説思考で考える
・その課題を解決するためのABCプランを考え、最も少ない投資(ヒト・モノ・カネ)で、課題解決に最もインパクトある施策を考える
・その施策を実行するためのヒト・モノ・カネを引っ張るため(=上長承認またはその上の部長承認)、然るべき会議体をおさえ、その事前ゲート(最初は上司に最低2〜3回見せる)を考え、スケジューリングをする
・そのスケジュールに合わせて、最初は、ラフでいいので、Wordとかに、背景、解決したい課題、課題解決のためのオプションプラン、その比較表、リコメンドプランを実行するために必要な投資(ヒト・モノ・カネ)とスケジュールを資料化する
・上司とある程度方向性を握れたら、PPTに落とし込み、少ないメッセージで、何をミニマムに伝えるか、何を承認してもらうのか、をわかりやすくプレゼンする資料作り
・その資料を短い言葉で説明するプレゼンテーション能力を磨く

ここらへんの能力はあった方が良いと思う。

その上で、それらを実行するのに一人では絶対に無理なので。

周囲の人を巻き込むための、論理性(それはやるべきだなと思わせる)、人間性(あいつを助けてやりたいなと思わせる)、誠実性(あいつの仕事は丁寧だし、一緒に仕事していて気持ちいい)は大切な気がする。

あとは、日々変わるビジネス環境の中で、経営陣やリーダーの中での課題意識や優先順位は変わるので。自分の仕事が、リーダーの中での優先順位と噛み合わないことも多々あるので。そこは常にコミュニケーションとって、把握しておくことが大事だし。

あとは、その上司の中では優先順位が高くないけど、オペレーション的にやらなければいけない仕事は、上司の手を煩わせることなく、つつがなく、ミス無く進めることが大事。

あとはあとは何だろうな。
上司が全体把握して正しいジャッジをするためにも。現場で起きている問題や、三遊間抜けそうな問題をヘッズアップ(問題提起)したり、そういう問題を自分で自主的に拾って、解決するようなことも大切だと思う。

1.上司の言うことを助けを借りてやる
2.上司の言うことを一人でやる
3.上司が言わなくても自分で仕事を創ってやる

色んなレベルがあるとは思うけど。
常に3になることを意識しながら、1.2.のレベルで仕事してるかは大事で。

そして早く3になって、仕事を一人前にこなせるようにならないと。上司や会社にとってはお荷物でしかなくて。

よく、いまの会社は即戦力ばかり期待して、教育することをしない、という批判があるけど。そしてそれはそのとおりだとは思うけど。

一方で、社員側も早く3の社員になって、価値を自主的に生み出す側にならないといけないんだよな、ということは強く、いま思う。

でも、若い頃、これを教えてくれる上司いなかったからなー。苦笑

管理職のレベルもめちゃ大事。

というか、冒頭の西野さんの投稿を見ると。
もはや学生時代から3レベルの状態にあれば、もうこれは全然違うステージの仕事が20代から出来るんだけどな。

そのために教育ってどうあるべきなんだろう?どう子供時代を過ごしたら、それを学校教育や家庭教育、その他地域活動とかで、それを学ばせることができるんだろう?

ビジネスと教育を繋げたい。
教育は本当に奥深い。
もっと学ばなきゃ。
そして考えて。実践しなきゃ。

頑張る。

以上




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