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順調な人生ってどんな人生?

「人生、順調ね。」
久しぶりにあった人に言われた言葉だ。
私は一瞬戸惑ったが、すぐに笑顔を作り「いやいや~そうですかね?おかげ様で~。」と返事をした。そこから当たり障りのない話をして別れた。
戸惑った一瞬で私は本当にそうなのか?と考えていた。


私の人生は順調なのか?

2019年、私は24歳で結婚した。前年の10月に部署が異動になり仕事が全く上手くいっておらず、別の方法で社会的に認められたいと考えていた。24歳の私は結婚=1人からは人間としてお墨付きをもらえている証と考え、当時付き合っていた彼(現在の夫)にファミレスで人生プランを伝える。
・30歳までに子供を2人産みたい。
・すぐに妊娠するとは限らないし、2人で生活することも考えて26歳には1人目
・そうなると結婚は今じゃない?

半分脅迫のような形で結婚した。
今年で私は29歳。もうすぐ2人目が生まれる。24歳の時に思い描いた人生プランを思い返すとあてはまっている。順調じゃないか。でも今の私は順調だと思えないのはなぜだろう。

物事が予定通り、調子よく運ばれてなんかない

そもそも順調ってどういう意味だろうと思い、調べてみると
『順調とは、物事が期待・予定の通りすらすら調子よくゆく様子。

これまでの人生で物事が予定通りすらすらいった記憶はない。特に子供が生まれてからは期待通りになんて全然いかない。
2人目も無事生まれてくるか毎日不安だし、元気に生まれてきてくれても大変な日々が始まることがわかっているから怖い。
仕事も上手くいかなくて泣きながら会社に行った時期もある。1人目の育休明けで部署が変わって頑張りたいと思っていても、呼び出しの時は私しかいないから思うように働けず悔しい思いもした。
これから育休をとり、復帰したとき元の部署には、たぶん戻れない。転勤族で1年後どこに住んでいるかもわからず、期待も予定もできていない。

その人にとっては「順調そうに見える人生」だった

目に見えている事実は地元の企業に就職し24歳で結婚、29歳で2人目出産予定。それだけ見るとその人にとっては順調に見える人生だったのだろう。
でも、順調な人生なんてないのでは?
見えている事実の裏側では誰でも苦しかったこと、大変だったこと、悩んだことがきっとある。だから私の人生、順調です!とはっきり言える人なんていないんじゃないかと思う。

「大変だったけど、よかった」と思える人生にしたい

これからも期待通り、予定通りになんていかない。道半ばすぎて何も達成できていないし、これからやりたいこともはっきり決まっているわけではない。
それでも自分で進みたい方向を考え、選んで行動する。いつか振り返ったときに「大変だったけど、選んで、行動してよかった」と思える人生にしたい。

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