1年の始まりに良いスタートを切るための必勝法
新年あけましておめでとうございます。
漫画家/イラストレーターのタソです。
2024年が始まりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
年始めといえば、「去年は思うように動けなかったから、今年こそ頑張りたい!」と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな1年の始まりに良いスタートを切れる必勝法のお話です。
良いスタートを切れる必勝法
私は良いスタートを切るために、フリーランスになってから毎年やっていることがあります。
それは「目標を立てること」。
そして毎月末と年末に「振り返りをすること」。
「そんなことで良いスタートを切れるの?」と思うかもしれませんが、目標を立てて振り返りをすることってめちゃくちゃ効果があるんです。
具体的にどんな効果があるのかというと、
という4つもの効果があります。
それぞれ詳しく説明していきます。
①本当にやりたいことが見えてくる
私はフリーランス1年目の時から自主的に目標を立てているのですが、始めから上手くできていたわけではありません。
フリラーンス1年目って、やりたいことや、やらなくてはいけないなと思っていることがたくさんあります。
でも何をすれば良いという正解が無い上に、時間は有限なので、その中で本当にやるべきこと、本当に自分がやりたいと思ってることが見えづらくなりがちです。
そんな状況で立てた目標は、もちろん上手く達成できません。
でも、「なぜ上手く達成できなかったのかを振り返ってみる」ことで、見えてくるものがあります。
数ヶ月同じ目標を立てているけど、全然できておらず、力が入っていないなというものが出てきたり。
逆に、これだけは何があっても達成しているので、とても力が入っているということがわかったり。
目標として立ててみたものの、全然興味なかったんだとか、これは興味があるんだとか、自分の解像度がグッと上がります。
つまり、頭で考えているとつい見えなくなりがちな、「本当にやりたいこと」や「自分の得意」が数字として見えてくるようになります。
そうやって見えるものが増えていくと、目標の精度が上がります。
1ヶ月サイクルの振り返りはもちろん、年間のまとめで振り返ることもオススメです。
②自分のキャパがわかる
始めから上手く目標に取り組めなかった理由は、本当にやりたいこと、やるべきことが見えていなかったことだけではありません。
フリーランス1年目は全てが手探り状態。
自分が限られた時間でどれだけの作業をこなせるのか、良くわかっていませんでした。
また、私は子どもがいるママですが、子どもの急な発熱で思うように時間が取れないことを考慮しきれていませんでした。
そんな状態で立てた目標は、詰め込みすぎだったり、逆に少なすぎだったり。
最初の1年はなかなか良い塩梅を見つけられませんでした。
しかし、徐々に「一ヶ月にできることはこれくらいだな」ということが見えるようになりました。
振り返りをしっかりやり続けたことで、自分のキャパがわかるようになったんです。
③自分の成長が目に見えてわかる
私は毎月末と年末に振り返りをしており、そのデータは残しているのですが、過去のデータを遡ると今との違いが如実に現れています。
「この年の始めはコレができなかったのに、終わりにはできるようになっているな」と目に見えてわかるんです。
毎日を必死に過ごしていると、つい「全然何もできていないな」と思ってしまいがちですが、振り返ることで「これだけのことができているし、過去と比べて成長もしている」ということが良くわかります。
④いつもより頑張れるので成果が出る
私はとても単純なので、目標を立てると「これを絶対に達成するぞ!全部やりきるぞ!」と思い、それが行動に繋がります。
つまり、目標を立てていない時よりも頑張れるようになるんです。
でも目標って、ついつい忘れられがちです。
目標を立ててみたはいいものの、年末になってみて「あっこんな目標立ててたの忘れてたわ…」とハッとした経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
ではどうすれば忘れずに向き合えるのかというと、目標を毎日目のつく場所に貼ったりしておくと良いです。
自然と目につくと、自ずと「これやってないな」と気付くことができます。そうすると、普段何気なく過ごしているとやらないようなことを、やるようになれるんです。
普段やらないことを続けていくことで、成果に繋がりますよ。
フリーランス1年目と4年目の違い
先に書いた通り、私は最初から上手く目標を立てられていたわけではありません。
4年間目標と向き合い、ブラッシュアップを重ねてきました。
その過程で、当初と大きく変わった部分があります。
それは「他人軸」から「自分軸」の目標になったということです。
「他人軸」と「自分軸」って?
「他人軸」は自分が頑張っても叶うかどうかわからない、他の人の行動次第でどうにでも転んでしまう目標です。
例えば「SNSフォロワー◯万人」のような目標って結構立てがちだと思うのですが、フォロワーさんが増えることって、自分一人では成し得ないことですよね。
自分がどれだけSNSを更新したりしても、実際にフォローしてくれるのは他人なので、「他人軸」になります。
逆に、自分が行動すれば達成できる目標は、「自分軸」になります。
「SNSを◯回投稿する」という目標など、自分の力量次第で成し得るものがそれに当たります。
「他人軸」と「自分軸」のメリット・デメリット
「他人軸」から「自分軸」に変えたことは、目標ないしは、フリーランスを続けていくうえで非常に重要だと感じています。
というのも、「他人軸」の目標を立てると、目標が達成できなかったということが多くありました。
自分の力量だけでなく他人の行動がかかってくるので、未達になる可能性が大いにあります。
しかし、そうとはわかっていても、達成できないことが続くと、どんどんやる気がなくなったり、なんだか疲れたなと感じることが増えてくるんですよね。
フリーランスにとって、やる気の低下は致命的です。
目標を立て成長できる未来があっても、やる気がなくなって結局やらなくなるのであれば、意味がありません。
自分のやる気を継続させるためにも、「自分軸」にシフトするというのはとても効果的でした。
「他人軸」から「自分軸」への変換法
では「他人軸」から「自分軸」にどうシフトするのかというと、まずはそれぞれの軸を以下のように定義します。
「SNSのフォロワー◯万人」という目標は、上記でいう「他人軸の大きな目標」です。
そこから、
・どうすればその目標を達成できるのか?
・具体的にどんなことをする必要があるのか?
と細分化していきます。
そうすると、◯万人いくためには、
・SNSを毎日投稿する
・SNS運用の記事を◯個読む
というように、「自分軸の小さな目標」が出てきます。
この大きな目標と小さな目標は、実は自分が行動するべきことはそんなに変わっていません。
でもこうして「自分軸の小さな目標」に置き換えるだけで、達成したかどうかが誰から見てもわかりやすくなり、心が折れることなく目標を達成し続けることができるので、どんどん前に進んで行けるようになります。
小さな成功体験を積み重ねていくと、自信にも繋がりますよ。
ただ、この「他人軸」で行くのか「自分軸」で行くのかというのは、向き不向きもあります。
「フォロワー◯万人行くぞ」という目標の方がどんどん前に進んでいける方もいますし、逆に心が折れちゃう人もいます。
自分にとって、どういう目標の立て方が合っているのかというところも、目標立てと振り返りを続け、見極めていく必要があります。
目標の内容だけでなく、やり方自体もブラッシュアップしていくことが大切です。
目標の振り返り方
目標を立てて振り返りをすることのメリットはおわかりいただけましたでしょうか。
ただ、この「振り返り」の部分にも、実はやり方があるんです。
振り返りは、毎月末と、年末に行います。
自分自身で振り返るのは勿論なのですが、もっとオススメしたいやり方があります。
それは、何人かでグループを組んで振り返りをすることです。
やり方としては、
①自分の目標と、自分自身の振り返りを発表する
②他のメンバーが発表に対して質問したりアドバイスする
この2つをメンバー間で繰り返していきます。
そうすることで、自分自身の目標の解像度が上がるし、他の人のアドバイスを今後に活かせます。
成功事例や失敗事例の共有にもなるので、他の人の振り返りから学べることもたくさんあります。
自分一人での振り返りよりも学びがあり、グッと成長できますよ。
さいごに
目標を立てて振り返ることは、成長には必要不可欠。
今年こそ頑張りたいという想いがあれば、是非実践してみてください。
そして良い1年のスタートを切りましょう!
余談ですが、私が運営しているオンラインコミュニティ「とことこワークラボ」では、毎月メンバーと目標を立てて振り返りをしています。
一緒に振り返りをするメンバーが見つけられないな…という方は、是非ご参加ください。
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