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発達障害者をあざ笑う発達障害者


授業中の生徒の言動に。。。違和感があった
まぁ・・・年度当初から『気味の悪い』雰囲気の人たちではあったけど


数週間前に、スクールカウンセラーと 養護教員と(仮にZ組とします)クラスの対応の話し合いをしました

1/3程度の心ない生徒のために、心を痛めている生徒が教室に居られなくなって
カウンセリングルームや 保健室に避難しているようです
『逃げられない2/3の生徒をどう守るか?』という話です

結論的には、先生という立場のジャッジや指導ではなく
『人として』感じたままを言葉に出して、クラス全体に投げる という対策をしてみることになりました


Z組は、学年の中でも通級に行く子が群を抜いて多いクラスです
偶然にそうなったようで、学年でも困った結果には なっています

通級レベルでない子も数人混ざっています
通級レベルなのに、行かない(親が希望しない)子も数人います
つまり、1/2が 何かしら がある状態です

そこには、『性格の悪さ』も兼ねている子が10名弱いて
それらに引っ張られて、イジワルや苛めに加担する子が加わります
1学期は、クラス全体が悪魔集団でした

2学期になり、特性の在る無しに関係なく
半分弱の子たちが「この状態は、異常」と気づいたようで
少しは落ち着いたように感じました

しかし、性格は治りません
幼い時は、目立たなかった特性も 年齢が上がるにつれ目立ってきます
障害となるか否かは、本人と周りが決める事です
障害にしないために、寝る 落書きでしのぐ 固まる 来ない などの作戦に出る子もいます
一方、自分の他者との違いにまだ気づかずに、無邪気に特性をさく裂している子もいます
気づいているけど、コントロールできないで苦しんでいる子もいます

結果として教員は、コントロールできない子に手をかけることになります

そのような子がZ組に一人います
当然、わたしはその子に集中的に張り付きます
他害はありませんが
「出来なくても、教育のチャンスが欲しい」と親子(A)が要望しているからです

親子それぞれで「できる事だけ、褒めて欲しい」という要望の親子(B)もいますし
「放置して欲しい」という親子(C)もZ組にはいます

「勉強に集中できない」やクラスメイトの空気に「息ができない」などの訴えも来ます
とにかく、注文が多い・・・

そして、昨日です
Z組のAに対応していると、性格の悪いのが咳ばらいをします
それを合図に、4人ぐらいで始まります

「またか~」と気分が悪くなりますが 仕事なので
「お水のんできていいよ~」と いなします
そこへ、空気を読めないお調子者が加わり、半数ぐらいで咳を始めます

昔なら、怒鳴るところですが。。。
「この季節だと、みんなが不安になるから
自分のためにも、お友だちのためにもうがいしておいで」と相手にせずA対応を続けました

いたたまれなくなった子が、「行ってきます」となったので
避難を保障してやるためにも「行ってらっしゃい」と出しました

A対応がひと段落し、机間巡視をしていると廊下で騒ぎがはじまりました

他クラスの『気づいているけど、コントロールできないで苦しんでいる子』に複数の教員が対応しているようです

それをかぎつけたZ組の性格の悪いのが、声出して笑うのです

そこへ便乗して、お調子者が笑い出します
『最悪だよ』と心の中でつぶやき

「はい。自分のやるべきことに集中だよ」と言うと
「あれ!止めなくていいんですか」と特性故なのか発言する

私語ですから、スルーです

その私語に、他の特性持ちも言葉が出てしまいます
それが、特性ですから仕方がない。。。すると
廊下で追い詰められた生徒が Z組に入ってきました

Z組の性格悪いのと、特性もちとに
笑われ 指をさされ 馬鹿にした発言を浴びせられる

動揺した目で出ていきました

「お前ら!いい加減にしろよ」と言いたい言葉をのみ
「あのさ
ここは、笑うところじゃないでしょ」と、クラスに投げてみました

「あれ、わざとですよ

「わざとなわけないでしょ。どうしようも、なくなったんでしょ」

特性持ち「いつも、あ~なんです」

「だから、いつも苦しんでしょ」(あなたなら、解るでしょ)

性格悪「だから!わざとだって」

「わざとやるわけなじゃない」

便乗「先生は、知らないんですよ~。わざとです」(あなたは、関係ないでしょ)
「相手に身にもなってみなよ
多くの人ができる事を、自分だけができないんだよ
もし、自分がその立場ならどお?」(嫌味です)

別 特性持ち「だから、わざとだって」

課題を達成できていない子たち だけ が、騒いでいたので
「じゃあさ。その課題ができていないのは、
わざとなんだよ
わざと、やらないんだよね 
って言われたら、どう思うの?
やらなきゃいけないって分かってるけど、難しいんだよ 
って嫌な気分にならないの?」

それでも、小声でぶつぶつ言い続ける数人たち

「わたし、この状況で笑える神経が どうかと思うよ
ましてや、目の前にいない人間の非難を続けられるのは、人としてどうなのかな?
わたし、そーゆーのはヤだな」と投げてみました

丁度、取り組み時間が終ったので
次の課題へ移りました
生徒にどこまで刺さったのかは分かりませんが・・・

こーやって、人の心が理解できないのって・・・特性だけなのでしょうか?
特性も 性格も 気質は遺伝だと言われています
発達障害が、遺伝するかはわからないけれど
気質が遺伝することは、解っています

ちなみに、Z組には ただの性格の悪い子もいます
性格の悪くないただの発達障害を手下にして、悪事をさせます

それってさ。。。
どうなんでしょうね
手下にならないように養育で、対応するところなのでしょうか?

人間社会に、社会階層があることは事実だから
学校で慣れておいた方がいいのかな?
意地の悪いのの希望に沿うように立ち回らないと、自分がイジメられるから?
そこまでも、考えられていない?

いろんな人がいていいけれど、このクラスの生徒全員が
「そーゆーの止めようよ」と誰も言わないのって・・・キモチワルイ

言えなくて、カウンセリング受けたり 
保健室へ避難するほどメンタルダメージ受ける空気って
ホントウのインクルーシブ教育なのだろうか?????


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