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すこし置いた時間

今かかわっているコミュニティの仲間に伝えたいことがあって、昔自分が書いたブログを探してみた。


過去の文章を読んだとき、
吐きそうになったことを覚えている。
そう思いながら
恐る恐る、ちょっと前に書いた文章を読むと、
なかなか面白いことを書いていた。今回はまあ、稚拙なところもあるけど、読むには耐えられる。
自分が成長するスピードが落ちたのだろうか。

吐きそうになった時の文章とまあ読むに耐えられる文章。
何が違うのか。

心当たりがある。
時間的に見てみると、
たぶん、自分が、それなりに大きな傷を負った経験前と負った後。

若さっていうのは、勢いがあって、
自分が人を傷つけることがあったとしても、
気にせず、戦車が通っていくような生き方をしていた。
(決して自分が戦車のように強かったわけではない)
ところが、案外人なんて脆いもので、
ちょっとしたことで、大きな傷を負ったのだ。
(戦車だと思っていたらやわらか戦車だった。)

当時、
「よくあること。」
そう慰めてくれた先輩がいたが、
こっちとしては、
「なにいってんだよ。こっちはひどく傷ついているのに。」

そんな風に感じていた。

ただ。。。今ならその先輩のアドバイスもわかる。
そして傷ついていた自分にも今なら寄り添える。

少し置いた時間。傷をおってそして癒すための時間だったのかもしれない。
遠回りをしたかもしれない、足踏みをしたかもしれない。
でも、必要な時間だったのかも。

あなたとの時間も
頻繁にやりとりをしなくなったかもしれないけど、
ちょっと
置いてみてまた味わいが深まっている気がする。


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