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「変えられないものを受け入れる力 そして受け入れられないものを
変える力をちょうだいよ」 『宇多田ヒカルのこの歌詞が今も心の支えになっている。』そんな若者のつぶやきを見かけた。「あれ?どっかで聞いたフレーズっていうか、これ、ニーバーの祈りじゃん。」 おととしくらいから、いろいろな整理をしてきていた。「人のために良かれと思い西から東へ駆けずり回る。」泉谷しげるの春夏秋冬が思い浮かぶような毎日だった。そんなに人に気を使わなくていいんだよ。何度も何度もおしえてくれていた。もっと

    • チャレンジを休もう

      一月、 年齢的にもこの時期はなんとなく 一年の抱負をあちこちで喋る機会も増えてきた。 もちろん決めたこと、やるつもりだけど ふと、 事あるごとに新しい挑戦をする、新しい取り組みを聞いていて なんだか辛くなってきた。 結構、自らを鼓舞して 無理してるように思える人が少なくなくて 聞いてて胸が苦しい。 これ、ちょっと危険な気がするな。 うまく言えないけど。 たくさんの情報があるから 不要な高揚感の中に入っちゃう感じ。 だから、 思いきって 一つの提案。 チャレンジを休

      • 風のように飛んでいく記憶

        こないだ岡田斗司夫さんが、めちゃくちゃ薦めていたので、ゴジラー1.0を見てきた。なるほど。確かに面白い。 ただ、上映中とにかくずっと気になっていることがあった。 前に映画館に来たのはいつだろう。何を見たのだろう。 たしか、その時に会員証を作ったはずだ。 シン仮面ライダーのカードだった。公開直前記念。 そんな時期だったに違いない。 しかし、思い出せない。何を見たのだろう。 映画というのは、自分にとって特別な時間で、 映画館というのは、特別な空間。 そんなはずだったのに

        • すこし置いた時間

          今かかわっているコミュニティの仲間に伝えたいことがあって、昔自分が書いたブログを探してみた。 過去の文章を読んだとき、 吐きそうになったことを覚えている。 そう思いながら 恐る恐る、ちょっと前に書いた文章を読むと、 なかなか面白いことを書いていた。今回はまあ、稚拙なところもあるけど、読むには耐えられる。 自分が成長するスピードが落ちたのだろうか。 吐きそうになった時の文章とまあ読むに耐えられる文章。 何が違うのか。 心当たりがある。 時間的に見てみると、 たぶん、自分が

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        • 小市民のぼやき
          5本

        記事

          誰とともに同じ時間を共有するか。

          自分にとっては、数年ぶりだが、悪い麻雀仲間にとっては30年ぶり。そんな友人から先週水曜日メールが突然届いた。 相談したいことがあるから、電話が欲しい。 普段は、何のやり取りもしなくて、COVID19のおかげで今年会うこともなかなか実現しなかった友人からの相談事。 なんだろう? 俺がそんなに豊かじゃないことを知っているから、金の話ではないだろう。じゃ、仕事か?いや、俺の仕事を詳しく知っているはずであれば、まるで仕事はマッチしないこともわかるだろう。 ん?アイツとけんかしたか

          誰とともに同じ時間を共有するか。

          松ぼっくりの話

          この人、何のためにいるんだろう? 数多くの組織を観察してきている中で、たまにそんな人がいる。 仕事がとてもおそくて、ミスばかりして、さらにはケガまでしてしまう。 逆に、一見、パフォーマンスが良いのだけど、周囲との調和がとれず、能力に見合ったものがないとか言いながら、居残り続けるとか。。。 自分自身のことを振り返ってみると、 時々特異体質であることを言われてきた。 10000人に1人の確率で起きる薬の副作用がでました。とか。 あ、この症状は数万人に一人なんですよね。 とか

          松ぼっくりの話

          いま、感じている怖さと優しさ

          最後に、自由に、後ろめたくなく往来していたのはいつだろう。思いっきり息を吸ってはいて、喉がいがらっぽくなったら、えへんって自由にできたのはいつだろう。 この一カ月ぐらい、 いやな気分がまとわりついていた。 ステイホーム 世界中の合言葉だった。 この国は、特に強権が発動するわけでもなく、多くの人が自主的にステイホームをしていたようだ。僕は無視した。 無視したといっても、例えば、巷で言われるような港でごみを散らかしたり、そういうことはしなかったけど。 間違って

          いま、感じている怖さと優しさ

          知らないことは怖いことを増幅する

          日本だけではなく、世界中が大きく価値観を見直さなくてはいけないような事態に直面している気がする。 だけど、そんな中で、僕はこう思っている。 「とてもまずいんじゃないだろうか。」 コロナ禍といわれる一連の事態。 この感染症は、新しいし、確かに適切に対処する方法はできないのかもしれない。けど、日々あがってきている厚生労働省の報告をみると、自分が死に至る確率はかなり低そうだ。 一方で、目の前で会社がなくなりそうで憔悴していく経営者をたくさん見ている。オリンピック前で投資を思

          知らないことは怖いことを増幅する

          いま、岐路に立つ若い人達へ

          2020年春 本来ならば、予定通りならば、 そんな事が通用しない事が あちこちで起きている。 大切な卒業式 大切な入学式 大切な就職活動 大切なイベント オトナの都合? 自粛だ、中止だ 不満もあると思う。 けど、 半世紀くらい 生きているものとして、言わせてもらうと こんな凄い出来事に 出くわして 後々まで 語れる事ができたのだから ちょっと羨ましい。 「僕ら、ちゃんと卒業式やってないんですよー」 とか、 「あの年、内定取り消しになっちゃって」 とか。

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          傷つき打ちのめされても

          高校生の時、長渕剛にハマりまくっていた。 受験勉強のお供に CDレンタルから テープに録音した Stay Dream を聞いていたくらい。 夢があった。 海外で暮らすという夢。 その夢を実現する交換条件として、一定の条件をクリアしなくてはいけなかった。 大学で何かがしたかったわけじゃない。 夢を叶えたかったのだ。 この半年、 長男が 試練に向き合っている。 進む道を模索しているように思える。 1月の末からしばらく 一人暮らしをしていたその長男と時間を共有する事がで

          傷つき打ちのめされても

          同じとき、同じこと、違う場所

          訳あって旅に出ている(ような事をしている) おそらくこの数週間で、 2000キロは、ゆうに走ってる。 日本は広い。 幼い頃、車に乗っているとき 退屈だったのに 本を読むことは許されなかった。 目が悪くなると… 言いつけを守ってきたのに、視力は裸眼で 両目共に0.05以下 分厚いメガネをかける羽目になった。 自嘲気味に、 暗闇でいけない本を読んだから。 なんて知人に話すことはあるけど、 そんな事もしなかった…はず。 今はスマホがあって、 助手席でこの文を書いている。

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          サンダースとイチローとフレディマーキュリー

          どうしてこんなにうまくいかないんだろう。 つい、天を仰ぐ。 今年に入ってから、 なにか、すっきりしない感覚が続いている。 ただ、ありがたいことに それなりに気持ちを切り替えるスキルを身につけているつもりだ。 どうしようもなく やるせないときにまず思い浮かべるのがカーネルサンダースだ。 若くして成功を急ぐ若者たちだけではなく、 同年代で、「いまさら」が 口癖になってる奴らに カーネルサンダースの事をつたえる。 彼が本当に成功したのは70歳すぎてからだ って。 何度も

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          弱いから強い

          「なぜなら、私は、弱いときにこそ強いからです。」 聖書の言葉の大好きな一節に、私は、弱いときにこそ強い。という言葉がある。 日々、暮らしていて、自分自身がどうしようもない状況に追いやられることは少なくない。年始早々、身体を壊して寝込んでしまった。なにもできずに熱と闘う。(これこそ本当の熱闘甲子園ではないか。とか、思った) 喉も痛くて水分補給すらままならない。 そんな数日が続いた。 そんな時に、弱い時に強い。という言葉を思い出した。 おそらく、 弱いと全知全能の主の恵み

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          生きるを味わう。

          自分はどうも、インプットよりアウトプットが好きなような気もする。 というのは、 LCCの狭い機内の中で 退屈しのぎにすることといえば 寝ることか、 スマホをいじるか 本を読むか なのに メモ帳に下書きの文章をだらだら 書いている この一年、 一年の中で起きた印象的なこと 元日に、予想していたこと一つもない。 と、ここまで書いて 2つのことに気がついた。 「この一年で、ここまできた。」 そう振り返るのは実は最近になってからじゃないだろうか? もう一つ、 「予

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          見られなかった日食、会えなかった人

          12月26日に、部分日食がみられる。 そのニュースを今月の初めに知った。楽しみにしていた。 が、数日前より体調が芳しくなく、仕事をこっそりとセーブして自宅に持ちかえった。 年末の挨拶を兼ねた大量のメールを送信しながら 15時くらいに、ふと気づいてみた空は雲で覆われていた。 初めて日食を見たのはいつだっただろうか? 緑色の下敷き越しで見た覚えがあるからたぶん小学生だったんだろう。 ここ数年、ちょっとした 天体ショーがあるとなるべく注目している。 死ぬまでにあと何

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          別れと三大文明

          令和の12月は訃報が続いた。 友人の母、友人の父、そして、今日、同級生たけさんの通夜があった。 ずいぶんと同じ場所で同じ時を過ごした仲間だというのに、たけさんのことは、ほとんど思い出せず、俺が言ってきたひどい言葉を、遺影をみながらおもいだしていた。 坊さんが長い読経あとの説法でよいことを言っていた。 「故人に、ありがとう。ごめんなさい。を伝えるように。言えなかったこと、たくさんあるでしょう。この世で最後の夜。どうか、言えなかったありがとう。ごめんなさい。を伝えてくださ

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