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辟易食事会


先日、義母、義兄夫婦、ちゃま、私の5人で外食をした。行き先は車で30分ほどのお寿司屋さん。車は別々。義兄とちゃまは、我が家の一階で一緒に会計事務所を営んでいたがこの3月で、義兄の体調不良もあり、廃業することとなった。廃業記念というか、お疲れ様会。義父の代からちょうど50年での廃業。私としては、ちゃまにはもう少し頑張ってもらいたかったが、まぁ仕方ない。今までよく頑張ったねと言ってあげよう。


さて、席に着いてまず、ちゃまが今日はどの道を通ってお店まで来たかの話。ちゃまは、自分が来た道が一番早い道だということを自慢したいのだ。いつものことだ。何分早く着いたかを力説していると義姉が、「はいはい、もう分かったから」と辟易して言った。次は義母が、我が家にもし孫が生まれたら、初節句のお祝いはお嫁さん側の両親がしてあげるもんだ、という話を始めた。ちゃまが、本人たちが(兜にせよ、雛人形にせよ)要らないというかも知れないと言うと、義母が「要らないなんて、そういうわけにはいかない」「ケースに入ってるのでも良いから買ってやれ」「そういうのはちゃんとすべき」と言う。

「いやいや、本人が要らないなら無理に贈る必要は無いでしょう」
と、義兄、ちゃま、私の3人は辟易して言った。


ちゃまは、ここ最近、何年か前から夕食をあまり食べなくなった。毎晩晩酌をするのだが、元々お酒を飲む時はあまり食べない人だ。それが最近は以前よりも食べなくなった。おかげで痩せた。ちゃまはダイエット出来たと喜んで、ますます食べなくなった。だがその日は、周りからも「食べろ、食べろ」と言われ、とりあえず自分の分は全部食べた。茶碗蒸しとデザートは私にくれたけど。で、それを見て義母が言った。
「○○(ちゃま)も、美味しいものなら結構食べるじゃない」と。おいおい、
「それじゃあまるで、私が作るご飯が美味しくないみたいじゃないですか」
と私は辟易して言った。義母は「そりゃ、美味しくないんじゃないの」と笑う。冗談のつもりなのだろうが、普通にムカついた。


皆が辟易しながら、それでもまぁ笑って済むのは、家族だからだ。これがもし他人に対してだったら、めちゃくちゃ失礼な話。だけど、ここだけの話、ちゃまの実家の人たちは誰に対してもわりとこういうテンションの発言をする。それを見て私は辟易してしまうのだ。


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