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正しいnote生活


休日、遊びに行って帰って来た娘が「ちょっと来て」と私を呼んだ。何かお土産でもあるのかなあーっと素直に従うと、「これ、1週間で読んで感想文をnoteに書いて」と差し出された本。本屋さんのカバーが掛けられていたのをはずすと出てきたタイトル。


『ミトンとふびん』/吉本ばなな

IMG_9960 のコピー

「え、何これ、ミトン?」
「そう、もうこれ見た時、買うしかないって思ったよ。」私のハンドルネームと、私の好きな作家さんの組み合わせ。うん、確かに買うしかない。しかも、娘はnoteのネタまで提供してくれた。


noteを始めてもうすぐ2年になる。

2年かあ。2年も経つのかぁ。早かったなぁ。昔の記事とか懐かしいなぁ。どんなこと書いてたっけなぁ。どうでもいいことを毎日毎日よくもまあ書いてたもんだなぁ。noteフレンドさんも出来たしなぁ。かと思えばnoteからいなくなっちゃった人もいるんだよなぁ。せっかく仲良くなったのに淋しいなぁ。2年ていうのはそういう長さだよなぁ。ずっと“相変わらず”なんて、なかなか難しいしなぁ。フォロワーさんだって、増えたり減ったりするもんなぁ。2年もやってるのにフォロワーさんの数とかそんなに多くないしなぁ。そりゃ仕方ないよなぁ。フォロワーさんを増やす活動とかしてこなかったしなぁ。他のSNSとかも全然やってないしなぁ。だけど考えてみたら私みたいな普通の主婦の戯言に、これだけフォロワーさんがいるってことのほうが驚きだよなぁ。まあ、毎日投稿を頑張ってた時もあったからなぁ。よくやったよなぁ。今、下書きゼロだけどなぁ。なんとかなるかなぁ。note始めてからは常に頭の中ではネタを探すようになったなぁ。買い物でもランチでもドラマとか失敗談とか嬉しかった事やムカついた事や、なんでもかんでも書きたがるよなぁ。知らず知らずのうちに私のnoteに登場しちゃってる人も少なくないよなぁ。バレたら怒られちゃうかなぁ。でも家族以外は知らないからなぁ。私が言わない限りはバレるわけないよなぁ。記事のネタなんてほぼ半径5メートル以内の出来事ばっかりだもんなぁ。起こった事を忘れないようにメモ魔になっちゃったもんなぁ。


でもね、noteのおかげで私のこの2年は、ものすごーく濃くて忘れ難い日々の積み重ねになってる。それってすごいことだ。何か特別な日とか、いつもと違うことが起きるとかじゃなくても、毎日の生活にこんなにも面白いことが転がってたって、noteを始めたから分かったことだから。「相変わらずだなぁ」とか「平凡で退屈で面白みのない人生だなぁ」とか、自分で自分をつまらないって言ってた私。でも昨日と同じ日なんて無いんだって。noteを知らなかったらそのまま忘れてしまうような、そんな些細な日常の出来事こそが私にとっての宝物。書いたことで大切な思い出になった、そんな宝物。もちろん、ネタという意味でも宝物。


あれ、本の感想文じゃないんだ?それはまた今度。



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