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激動の時代にエネルギー業界で働く醍醐味

こんにちは!大澤です。
私は三ッ輪ホールディングスグループの経営戦略本部で責任者を務めております。
ITで7年、コンサルで4年のキャリアを経て、三ッ輪ホールディングスグループに参画してから今年で6年目になります。

私が学生の皆様と就職について話をする際に、エネルギー業界について以下のような観点で質問されることがあります。

①成長できる環境?
②社会貢献につながる?
③そもそもエネルギー業界の安定性は?

結論として、①~③の観点で見た際に、今の激動のエネルギー業界の中だからこそ魅力的であるポイントが多く、その中でも三ッ輪ホールディングスはとても魅力的な環境なのではないかと感じています。
それでは①~③それぞれについて、詳細に書き下してみます。

①成長できる環境?

自身が成長を感じる必要条件として「大人になっても学び続けること」があることは間違いないと思います。一般的に、「学び」を効率的にするための方法として
Experience(経験)×Learning(習得)
のサイクルを繰り返すことが必要といわれます。常に新しい経験をして、それに必要な知識やスキルを身に着けていく(Learnする)ことで成長速度を上げることが可能です。

Learningは環境要件ではなく、学びの姿勢や学び方のため、元々の問いに戻った場合、
「成長できる環境か?」≒「新しい経験を多くできる環境か?」
とも読み替えられるのではないでしょうか。

更に「新しい経験を多くできる環境か?」を要素分解してみると、
「A.変化の大きさ」×「B.裁量の大きさ」×「C.失敗の許容」
の3つに分解できるかなと思っています。
それぞれの要素について、エネルギー業界はどうなのか考察してみます。

A.変化の大きさ
ご存じの通り、エネルギー業界はグローバルでの潮流として、「戦争を背景とした資源価格高騰」「気候変動を背景とした脱炭素」という大きな2つの外部環境の変化の渦の中にいます。
今までのやり方でエネルギーを供給するだけでは、事業継続が危ぶまれている状況です。
エネルギー業界は今や安定産業ではないのです。
そんな中、エネルギー業界の各社は(一部の会社を除き)生死をかけて自社の事業構造の見直しを実施しており、その中で新しい収益軸として、再エネや環境に関する新規事業の立ち上げ・推進に多くのリソースを割いています。
大きな変化は見え方によってはゲームチェンジを起こすチャンスでもあります。

弊社でも多くの新規事業を立ち上げ続けております(※1)し、既存のガスや電気の事業に携わるメンバーも、今までとは異なる新しい挑戦を模索しています。また、M&Aを通じて複数の会社の事業を引き受けていますが、弊社でガス・電気の事業に従事していた社員が買収先企業の事業の社長となり、成長にコミットしてくれている例もあります。
変化を前提にし、前向きに事業を展開しているのが弊社の特徴です。

(※1)弊社の立ち上げている新規事業についてはこちらの記事をご参照ください
老舗エネルギー企業でSDGsに資する事業開発の仕事が面白い!

B.裁量の大きさ
変化の大きい業界にいても、入社した企業の事業規模が収縮していると、どうしても今いる社員のヒエラルキーが大きく、承認や稟議に時間がかかってしまって自分で判断して実行することができない(≒良質な経験を積むことができない)ことが多いのではないかと感じています。
エネルギー業界の中でも、元々の事業規模が大きい会社はこの傾向が強いです。
その点、弊社のように事業規模を大きくしている企業やスタートアップ企業は、
・新しい挑戦をする機会が多く、若手にも大きな裁量を与えている
・組織としてのヒエラルキーが浅く、承認や稟議に時間がかからない
という特徴があります。
若手のうちから成長企業に身を置くことで、大きな裁量を持ちながら仕事をすることができます。

C.失敗の許容
新規事業や新しい挑戦には失敗がつきものです。失敗を許容できない企業文化の会社は、実新たな挑戦がしづらいムードが自然に醸成されてしまうのではないかと思います。
失敗を許容するには一定の企業体力が必要だと考えます。事業が失敗した際の赤字を許容するためには、コア事業での収益性や企業が持つアセットの厚さが重要になることから、
企業文化×企業体力を併せ持つ会社がベストではないでしょうか。
創業82年の歴史がある弊社は、金融機関からの信用も厚くコア事業もあります。行動指針として「新しい価値を創造し続ける」ことが掲げられており、仮に失敗したとしても「挑戦をすること」が最も評価され、認められる企業文化です。もちろん失敗前提ではなく、持つリソースをフル活用してチームとして成功を目指しますが、思うような結果が得られなかったとしても、企業として得た経験値が次の挑戦に活かされることを確信しています。

A~Cを通じて、エネルギー業界は変化が大きい最中にあり、その中でも「成長していて」「企業体力があり」「失敗を許容できる文化」を持つ会社が成長できる環境といえるのではないでしょうか。
手前味噌ですが、実際に働く中で三ッ輪ホールディングスは上記のすべてを満たした会社ではないかと感じています。

②社会貢献につながる?

エネルギー業界が激変下にある今だからこそ、本当の意味で「世の中に求められている」仕事がとても多いと実感しています。インフラを支える事業者としてお客様が安心・安全にガスや電気を利用できる環境を提供することは、とても大事な仕事であると同時に大きな社会への貢献です。それ以外にも、
A.地球温暖化等の環境問題
B.日本の地域活性化
という2つの観点で、更なる社会貢献につながると考えています。

A.地球温暖化等の環境問題への取り組み
ここのところ「脱炭素」「カーボンニュートラル」などのキーワードを毎日のようにメディアで見聞きします。地球温暖化を背景とした気候変動は現在危機的な状況を迎えており、今のまま人為的な温室効果ガスの排出を続けていくと、8年以内に「地球温暖化が後戻りできなくなる(Deadline)」と言われています。

再生可能エネルギーの創出、CO2排出量の削減、排出したCO2の吸収(固定化)などの多くの可能性について私達1人1人が真剣に向き合うべき段階に来ていますが、エネルギー事業者である我々はそこに対して新しい投資を仕掛けていく必要があります。
弊社でもこちらの記事に記載しているような取り組みのほか、脱炭素や環境問題に寄与する複数の事業を手がけています。
最近ではGXリーグへの参加を表明(※2)するなど、私たちの子供や孫の世代に美しい地球を残すための取り組みにグループ全体で注力しています。

(※2)
「GXリーグ基本構想」への賛同について

B.日本の地域活性化
以前、事業と地域活性化との親和性について、エネルギー事業者の視点から書いた記事を改めてご紹介します。

上記の2つのような取り組みを中心に、社会の求める価値を提供できる企業グループを目指して日々邁進しています。新しい仲間と一緒に未来を作るための挑戦ができると嬉しいです!

③そもそもエネルギー業界の安定性は?

皆さんご存知の通り、未曽有の資源価格高騰などの影響で、一部の企業は経営危機に陥ってしまうほど業界全体が厳しい状況に見舞われています。
弊社は上述の通り比較的財務面での体力があり、今日・明日で企業が傾くようなことはありません。また、エネルギー供給以外の新しい事業も並行して構築しておりますので、入社される皆様に不安を感じさせることは少ないかなと思います。

一方、どの業界のどの企業でも同じで永続的に経営危機がないとは言い切れません。昨今では1つの企業にずっと所属することが当たり前という時代から、転職という選択肢も身近な時代になってきました。

個人的には、若いうちは③についての検証をするよりも、①や②の観点で企業を選択し、自身のキャリアを作っていくことが大事だと考えています。
そんな中での「三ッ輪ホールディングスグループ」は1つの面白い選択肢になるのではないでしょうか。

まとめ

少し長くなってしまいましたが、この激動の時代にエネルギー業界、その中でも三ッ輪ホールディングスグループで働くことの醍醐味や面白さについて、少しでも感じていただけたら嬉しいです。

日々目の前の業務だけに集中すると時に全体像が見えなくなりがちですが、すでに弊社で働いている社員の皆さんにとっても、この記事が上述のような三ッ輪ホールディングスグループの環境を改めて前向きにとらえ、一緒に新しい挑戦をするためのきっかけになればうれしいです。

●次回の記事

三ッ輪ホールディングス株式会社 
取締役/経営戦略本部 本部長/経営戦略部 部長 大澤

欧州系経営コンサルティングファームでの勤務を経て、2015年に三ッ輪産業株式会社に入社。中期経営計画の策定に従事した後、経営戦略部の部長に就任し、経営改革を実行。電力事業を行うグループ会社のイーネットワークシステムズの事業立ち上げにも注力し、コインチェック社との提携により、日本初のビットコインによる公共料金支払いのシステム化を推進した。2019年11月に三ッ輪ホールディングスの取締役兼経営戦略本部本部長に就任。現在はイーネットワークシステムズの事業拡大に伴う業務整備と並行し、三ッ輪ホールディングス産業グループ全体のさらなる成長にむけた戦略立案に取り組んでいる。

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