改めて安売りしてはダメだと考えさせられた話
こんばんは。さいごうです。
今日は定休日だったのですが、
クリームパンの八天堂を全国的に有名にして、
数十億円規模に成長させた会社の社長黒川さんの
セミナーを受ける機会をいただき、参加してきました。
ご自身もカンブリア宮殿とかで
何度か取り上げられていますし、
いくつも展開されている直営飲食店も
それぞれメディアで何度も取材されてる、
簡単にいうとスゴイ方なんですがw
自分も今日はとても勉強になって、
朝方6時まで仕事をしてたので、
起きてすぐ向かって受けたセミナーで
めっちゃ寝不足参加でしたが、
夢中でメモを取ってしまいました。
最後に名刺交換もさせていただき、
うちのだんごも将来八天堂にしてください！
とアピってきましたw
そのセミナーで黒川社長が
おっしゃっていて印象的だったことの1つが、
10年前まで「安いりしない」は
”理想の経営スタイル”でした。
しかし、特にコ●ナ禍になって原価高騰が
止まらなくなり、戦争が始まりエネルギー問題までが
積み重なってきた現状では、もはや”必須”の
販売方法である。という内容でした。
それをしていくためにはどうすればいいか？は
別の記事等でも書いているので
そちらを読んでいただきたいですが、
特に個人企業で安売りをしていくのは、
売り手だけではなく買い手をも不幸にすることがあります。
今日はそんな個人飲食店の多くがやる安売りをして、
自分が体験した嫌な想いを書いてみますね。
売り手も買い手も不幸になる。というのが
どういうことかというと、
まずは安物買いの銭失いと言われるように、
ちょっとケチって安い方を選んだばかりに
すぐに壊れてしまった。とか、
飲食店だって高級店に行ったとしても、
他の店舗と比べて2倍、3倍まで料金を払わなくても、
サービスや接客や雰囲気が良いことで
得られる満足度は何十倍にもなる。
なんてお店は多いと思います。
価格を抑えるということは、
その分限定方式で得られる効能が
少なくなっていくのは当たり前の話で、
それでも”安さが1番の価値”だと考えれば、
それは大手による大量製造、大量販売、
究極に効率化されたオペレーション
なんかによる商品を選択する他
無くなってしまいます。
というと今度は、
「1番じゃなくてもいいのよ。コスパが良ければ。」
という方が出てきそうですが、
ではそのコストパフォーマンスは、
”何に対して”のパフォーマンスなんですか？
そして、”誰に対して”有効になるのですか？
その辺がしっかりと言語化されていますか？
ここが明確言語化されていないと、
結局ただ他店より10円、100円安いから良いのだ。
という話で堂々巡りにしかなりませんよね。
だから商品やサービス、そして、
お客さんが得られる価値の優劣ではなくて
価格競争が焦点になってしまいます。
「お腹が空いたから同僚とお昼ご飯を食べたい」
という人と、
「恋人や奥さんに美味しい料理をご馳走したい」
というお客さんの感じる”コスパ”は
絶対的に違うはずなのに、そこが決まってないのに
安い方が、コスパがいい方が喜ばれる。
というのはおかしな話じゃないですか？
それに、あなたも高価なブランド品や、
数十万、数百万した車や家なんかは
とても大事に扱うと思いますが、
安く購入した商品に対しては
雑に扱ってしまうことも多くなりませんか？
自分は食後のスイーツ感覚で来店されて、
ほとんど手をつけずに帰られた方には
とても嫌な気持ちになります。
手間暇かけて頑張って作っているので、
飲食店を経営していたら、きっと誰もが
そんな想いをした経験がありますよね？
また、だんご屋の話ではないのですが、
昨年知り合いの店舗オーナーさんから
HPを作るお仕事を受注しました。
最初だし長い付き合いということもあって、
お試しと自分も実績作りを兼ねて
とても安い金額で引き受けてしまいました。
ですが、1〜2日で作れるものではありませんし、
さらに3ヶ月のお試し期間中で2商品分のHP2つに、
チラシ2つ、その他細々としてこともサポートしましたが、
3ヶ月目に言われたのは、お試し期間よりも
さらに安い金額なら続けます。ということでした。
ちょっとそこまでのご対応は難しいので
お断りをしてしまいましたが、
何度もやりとりをして、
ようやく完成したその2つHPは、
先日連絡が来て、UPしてたサービスで
継続料金がかかってしまうから。ということで、
解約して消去されてしまいました。。。
まあでも、それでも安くして原点方式で販売したい方は
それでいいと思いますし、頑張って続けましょう！
それを止める権利も理由も自分にはないので。
ですが、安い商品には結局買った方も
それくらいの価値しか感じてはいないんですよ。
自分も高額商品を人生で何度か書いましたが、
その時は絶対元取るぞ！と真剣になったり大事にしましたが、
安いものを買ってしまうと、
簡単に人が作った料理でも残して帰るかもしれないですし、
特に深く考えずに捨ててしまうかもしれません。
(滅多な理由がないと自分はやらないですが)
だからこそ最近自分はあえて、
”日本一高いだんご屋”自称してますが、
とても誇りに感じますし、
さらにお客様に出す商品には
今まで以上に真剣に向き合うようにしています。
利益は後からついてくる。
とよく言われますが、
安さやコスパも後からついてくる。
と思いますけどね。
さいごう
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