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エンターテイナー・ストリート

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甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創… もっと読む
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#詩

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 甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創造力あふれるアートやエンターテイメント作品をnoteで公開している人たちが集まって、作品を披露する場となります。  参加すると、自分の記事を共同運営マガジンに追加することができるようになります。  たくさんの人に自分の作品を読んでもらえるチャンスです。  参加費は無料!  ぜひともご参加を。  

【詩】「プラットフォームの上」

プラットフォームの上 まだ電車は来ない 遠く離れた場所の喧騒を見る 僕はイヤホンでお気に入りの曲を聴く 皆、自分の正義で生きている 皆、自分の流儀で過ごしてる プラットフォームの上 人がそんなにいるわけじゃない 空いたスペースにピンで貼り付けられた紙の 細かく書き込まれた文字をぼんやりと見る 皆、自分の主張で生きている 皆、自分の正義に拘っている プラットフォームの上 歩く鳩が同化しかかっている 今のところ淡々と時間は過ぎている 僕はイヤホンでお気に入りの曲を聴

でこぼこ

でこぼこで いつも 追いつけなくて いつも 何かを探していた いつも 『忘れ物』をしていて いつも 誰かに笑われた 同じようにしたくて 同じように扱われたくて 必死に手を伸ばして 掴もうとしていた あっさり無視された ワタクシの声や手 ワタクシは 自分の声や手を忘れていった 頭の中響く笑い声は わたしのものではなく ワタシクシを笑うもの テレビの中で 指差して笑う人 目が笑わない 口元が歪み 囁きが聞こえた 眼を塞ぐ 耳を塞ぐ 見たくない 聞きたくな

ハイライト

公園の街灯を窓から見ていたあの頃 私の心は、真っ黒い雲に覆われていた 私の心の天気図は、一向に変わらなかった むしろ低気圧の数が増えていく一方 中心気圧も3桁と勢力が強い どんどん雲だけ厚くなり、暗くなり 雨や雪や雷など様々なものが 心に降り注ぐ それを受け止めきれず 爆発を起こす 低気圧の滞在時間は短い 繰り返し違う低気圧がやってくるが 少しずつ中心気圧が上がってきて 勢力が弱まってきた 雲の隙間から ほんの僅かな陽差しが差したり、消えたり それを繰り返していくう

「色のファッションショー」詩ー#新色できました企画参加

雨上がりの 庭の朝 露が 花壇の花の上で キラキラ 唄ってる 陽の光をあびて 虹色の コートや 碧空の マフラーを はためかし 色たちの ファッションショーが 始まった 急いで 心の写真機の シャッターを 押して この 静かな宝石たちの よそおいを 残そう あっ 急がないと!! 子犬が 花壇に入ろうとしてる はじめまして。三羽 烏様の企画「新色できました」に参加させて いただきます どうぞよろしくお願いいたします #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #詩 #

【詩】「見送る」

君の俯いた心に 僕は何ができるだろう 「苦しい」と言う意味の言葉を 簡単に口にできる人がいて その言葉を飲み込んで 辛そうな表情で過ごす人がいて 例えば僕の口は軽くて 君の口は重たいって感じで 君の震えてる心に 僕ができることは本当はないんだろう 誰かの心に寄り添うことは おこがましさを感じてる それは言い訳なのかな 手を振り背を向ける君を ゆっくり見送るばかりだ 誰かのことを想う切なさってやつは 自分のわがままでしかない 君に笑っていて欲しいと思うのは 僕の

潰れた夢

暗闇で 闇夜を抱いて 潰れた枕に 頭をのせたら よれた夢を見た ねじれた世界の真ん中 よれよれになった 大切な詩人の詩集を抱きしめた ぽっかりあいた穴の中 すっぽりハマる 抱きしめた詩集が囁く誘惑 いいよ もう… 夢から覚めても まだ夜は明けない 閉まってしまった 夢への扉 もう一度 開いて欲しいからと 力いっぱい叩きながら 夜明けを待つ

氾濫 【詩/現代詩】

夜もすがら 熱に浮かされていた 下水道から 潮が満ちてくる明け方 (七色の雨が 降っていた) 波立つ水面を見つめていた 僕たちの 斜めに走る銃創から 透明な血が流れている 朝日の当たる部屋から トラクター ヘリコプター 高速鉄道の残骸が見える (七色の雨音がひびく) 河面から覗いている眼差しは 空を見ている ラジオからひっきりなしに聞こえる 叛逆者の叫び 独裁者のささやき 水面をながれていく むすうの眼差し わたしたちはあの河をただよった いちめんは濁った水に覆われ

相棒

賑やかにすぎていくランチタイム 誰かと誰かの会話と笑い声 青く澄んだ空は 暖かな陽射しを投げて 人と人の微妙な摩擦を 消毒してくれる 夕陽が静かに 山の向こうにおちていく すぐには暗くならない この微妙な時間帯 生と死を意識してしまう 夜は静かだ みんな小声で喋る 静かな部屋で テレビが笑う 大丈夫 大丈夫 昼間なら受け入れられる言葉 夜になると 受け入れにくくなる 大丈夫 大丈夫 胸に手を当てて 鼓動を感じる ワタクシは夜のしじまを 渡り歩きながら い

それしかできないから

言葉があるから言葉を使う 絵を書くように文字を書く 歌が苦手だけど鼻歌は歌う 風が吹いているから 言葉にしたくなってくる 雨が降る音に言葉が生まれたから 雨の音を文字におこす ただそれだけの事 真っ暗な夜の空 『希望』という衛星が 光を浴びて空を飛ぶ 見上げた空 『希望』に『願い』をこめて ありったけの言葉で 真夜中の空を埋める 言葉を忘れないうちは こうやって 言葉の力を信じて 大丈夫 だいじょうぶ 声に出してみる 言葉にしてみる いつか… ワタクシ

この世の果て(短編小説 2)

【あらすじ→ 幽体離脱の動画をフォロワーさんに教えてもらった真希は興味を持った。少し怖いが、自分も試してみることにした。1回目は失敗したが、再度挑戦し、成功した】 空中で四肢を伸ばし、泳ぐような格好で前進してみる。 夜風が心地良い。 (そうだ、北海道に行ってみたいわ) 最後に北海道に旅行してから、もう10年以上経つ。 函館の夜景が見たくなった。 鳥になった気分で夜空を突き進む。眼下には通り過ぎる車のライトの連なりや、繁華街のきらめく夜景。 そういえば昔、悲しみのない自

「クレヨン色の街」―詩―

丘から 眺める あの街は 静かな 夏のベェールに 揺れている クレヨン色の家々には つましく 働く家族が住んでいる 朝の 路地小道は 幼稚園や 小学校へ向かう 子どもたちの甲高い  おしゃべりの 渦が立ち響き 眠っている子猫を 目覚めさす あなたが 住んでいる オレンジ瓦の家に 戻ろう 丘で摘んだ 野の花を差し出して あなたの笑顔を 香(こう)ばしさで 包み込みたい 🐱🐱🐱🐱 最後まで 読んでいただきありがとうございます。 これからも お心をなごますような詩を投稿して

キラキラ

いいお天気 水が入った水田が 朝日を浴びて キラキラ光っている 小鳥の鳴き声 楽し気に 朝の訪れ 歌ってる 闇よは消えた さあ 深呼吸して 今日を始めよう

💌🕊️諦めないで良かった

『諦める』ということに慣れようと必死だった頃がある。 でも、やっぱり夢の中の自分に逢いたい。 私はいつの間にか1人で頑張ってしまう。 周りの仲間と自分の心と。 コミュミケーションをとりながら。 怒られても、もがき続け…。 ひたすらに頑張ってみた。 こだわり続けることを止めなかった。 結果は必ず出ると信じた。 そして、信じて良かった🕊️🫧🌸