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東京さんぽ/蔵前神社 #3

前回とは別の日に再訪。

天気が良くなるはずだったのに、雨こそ降らないものの曇りがちだったこの日。
再び蔵前神社を訪れる。
本当は、ペリカンの食パンを買いたかったのだけれど、リサーチ不足で行ってから休みであることを知ったという大失態を犯してしまった。

仕方がないので、パンは諦めてまず蔵前神社に足を向ける。

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椿も見ごろが少し過ぎたのか、あちこちに花びらや花が落ちている。
少し枯れかけた落椿も風情があってまた良き。

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桜はすっかり散り、葉桜の若い緑が目に眩しい。
夏のようなくっきりと濃い色ではない瑞々しい新緑は、あたたかくなってきた陽射しにもよく似合う。

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ところどころ残っている花が、新緑の中で彩りを加える。
目で見た景色、というものをそのままそっくり写真に映し出すことは難しい。少しでも自分の記憶と一致するように色を調整するのだけれど、人の目にはかなわないと思うこともしばしば。
現実とは異なる色合いにもできることは、写真の魅力のひとつでもあるのだけれど。

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桜の花びらに囲まれた落椿。
変な姿勢で写真を撮っていたら、参拝しようとしていた人に怪訝な顔で見られたような気がする(邪魔にならないように気をつけてはいる)。

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葉桜。
という言葉もとても綺麗だ。日本は季節に沿ったいろいろな言葉が存在していて、そのどれもを美しいとわたしは感じている。

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ミモザも見ごろは少し過ぎたようだ。
今年、はじめてミモザという花を実際に見て、写真を撮れた。もしかしたら、コロナがなければ知らなかったかもしれない。人に会えない分、ひとりで写真を撮りに行くことが増えたからこそ。
だからいいとは言わないが、すべてが悪かったわけでもないように思う。

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ヒヨドリが数少ない花の蜜を食べに来た模様。
ヒーヨヒーヨと鳴くから分かりやすい。

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古典落語の「元犬」の舞台であったそうで、贈られた像とのこと。
わたしは忠犬ハチ公のようだ、という教養のかけらもないことを思う。なんにしろ、たとえ銅像であろうとも柴犬はかわいい。


お昼を食べて帰るつもりはなかったのだが、スリランカカレーという看板とおいしそうな薫りにつられて入ってみる。
SERENDIB(セレンディッブ)というお店で、スリランカカレープレートがいろいろ乗っていておいしそうだったので注文。店内は小さめで、次から次へとお客さんが来ていたから人気店だったようだ。

肉 or 魚を選べるというので、迷わずサバカレーにした。

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出てきたのがコチラ。
見た目からしてすでにおいしい。
そしてサバカレーが絶品だった。どれもおいしかったのだけれど、サバが一番。
辛さはかなりあって、食べ進めていくと「から〜っ」となる。
お米はバスマティライス、スリランカ赤米だそう。ぱらっとしていて細長いお米で、サラサラのカレーとの相性がとてもいい。

次に蔵前来たときにまた寄ろう。


instagramもゆるりと更新中。
最新は桜の写真が多め。


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