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島那三月
2018年7月7日 23:16
お久しぶりです。気付けば一か月ぶりですね。投稿が出来ず申し訳ないです。読んでくれている方がどれ程いらっしゃるのかは分かりませんが、読書感想を送ります。今回は葦舟ナツさんの「ひきこもりの弟だった」です。個人的に誰かのデビュー作を読むのが好きなのですが、この作品も随分と前から気にかけていたうちの一つです。ひきこもりの兄と、そんな兄を溺愛する母と、遊び半分で自分たちを生んで消えた
2018年6月3日 23:47
今回はミヒャエル・エンデ作の「モモ」です。同作者の有名な「はてしない物語」は以前に読ませていただきました。人が物語を楽しむ手段に、なぜ本という形が存在するのか。そして、物語が人にもたらす影響力について、とても考えさせられました。エンデの作品は勧められて読み始めたのですが、今回の「モモ」もそのうちの一つです。「はてしない物語」同様、大きく、そして普遍的なテーマを捉えていました。
2018年5月14日 19:33
今回も読書感想です。本当は創作をあげたいのですが、書く時間がうまく取れなくて…頑張ります。今回は川上未映子さんの「ウィステリアと三人の女たち」です。川上未映子さんの作品は好きで、何作が読んでいます。本作はハードカバーで最近発売されたため、少々手を出しづらかったのですが、読みたくてつい買ってしまいました。 毎度のことながら、その表現力に本当に魅せられてしまいます。紡がれる文
2018年4月28日 12:31
読書感想です。今回は宮下奈都さんの「羊と鋼の森」です。2016年の本屋大賞を受賞した本作は、今年6月に映画も公開される予定です。それに合わせつつ、自分も気になっていた作品だったので読ませて頂きました。調律師のお話、ということで専門的な会話や説明が多いのかと身構えていましたが、そんなことはありませんでした。答えのみえない、正解のない美しさや善さと向き合い続け、苦悩する調律師の姿は