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島那三月
2018年11月10日 04:42
「俺、ポイントにならない何かを信じてる」(本文292頁より)まずは本編について。あることをきっかけに、その人の価値を示す点数=ポイントが見えるようになった主人公・青木直人は、クラスメイトのポイントを細かくノートにまとめることを密かな日課にしていた。青木は、ポイントの高いクラスの女子・成瀬に恋心を抱いていた。それを、クラスの中では低いポイントを持つ冴えない女子・春日にノートを見られたこと
2018年7月7日 23:16
お久しぶりです。気付けば一か月ぶりですね。投稿が出来ず申し訳ないです。読んでくれている方がどれ程いらっしゃるのかは分かりませんが、読書感想を送ります。今回は葦舟ナツさんの「ひきこもりの弟だった」です。個人的に誰かのデビュー作を読むのが好きなのですが、この作品も随分と前から気にかけていたうちの一つです。ひきこもりの兄と、そんな兄を溺愛する母と、遊び半分で自分たちを生んで消えた
2018年5月14日 19:33
今回も読書感想です。本当は創作をあげたいのですが、書く時間がうまく取れなくて…頑張ります。今回は川上未映子さんの「ウィステリアと三人の女たち」です。川上未映子さんの作品は好きで、何作が読んでいます。本作はハードカバーで最近発売されたため、少々手を出しづらかったのですが、読みたくてつい買ってしまいました。 毎度のことながら、その表現力に本当に魅せられてしまいます。紡がれる文