ブレずに変わり続けよう。一人ひとりも、社会全体も。
今日は何月何日だっけ。Googleカレンダーを見る。
そうか、令和3年の1月16日か。
そう、令和だ。もう元号が令和に変わって3年目になる。時の流れがこうも早く感じるのは、やっぱりコロナのせいもあるのかな。なんにせよ、令和の始まりは波乱だらけだね。
これからさらに、色んなことが変わってくんだろうな。良くなっていくこと、良くないほうに進んでしまうこと、どちらもあると思う。でもどちらにせよ、色々なことが変わっていくのは間違いないのだろう、と思う。
テレビドラマを観ながら、今日はそんなことをぼんやり考えていた。
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いまさらながら、正月に放送されていた『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』を今日ようやく見た。
素直に「いいドラマだったな。見てよかったなぁ」と思っていたが、ネットの評判はなかなかに賛否両論、というか悪い意見が目立っているようだった。
なるほど、改めて考えるとなかなか社会問題への言及が多いドラマではあった。
LGBTQ+やジェンダーレス。
男性の育児参加や育休。
選択的夫婦別性。
選択的誘発・無痛分娩。
そしてコロナ。
これだけの社会問題に触れつつも、(コロナ以外)それらをあまり大きな問題として扱いすぎず、たった2時間の枠の中でナチュラルに、軽やかに超えていった印象だ。
昔からの友人に「レズビアンである」という秘密を告白し、当然のごとく受け入れられる。
会社の中で大事な立場にいながら、男性が一ヶ月の育児休暇を取ること。また、家事・育児に協力的な旦那の姿や、それを当たり前のものとはしない理想的な夫婦の形。
ストーリー的にはあえて入れなくてもよかったはずの「夫婦別姓」や「計画分娩」の話題。
いま現在の日本社会からしたら、まさに「理想論」なようにドラマは進む。
確かに考えてみたら、非難の声が挙がるだろうことは理解(というか予測)できる。もちろん、テレビ局側もそれはわかった上での放送だったのだろう。
でもぼくは、これでよかったのだと思う。
まさにドラマの冒頭であったように、もう「令和」なのだ。これが「令和の当たり前」の形なのじゃないだろうかと、僕は思うのだ。
ドラマ内で大きな問題として扱われた「コロナ」はやはり、人類にとって、日本人にとってこれからの向き合い方を考えていくべき大きな課題だ。それは間違いないだろう。
でもその他のことは「本来なら」社会問題にするほどのことでもない、"軽やかに超えていくべき問題なのではないか? というより、そうなっていくべきではないか?"。 そうメッセージを投げかけているように思えた。
「夫婦別性」や「計画分娩」、あるいは「男性の育児休暇」について、ぼくは正直なところ賛成の意見も反対の意見も持っていない。テレビやネットのニュースなどから受動的に受け取った情報しか持ち合わせていないため、判断しかねるからだ。
でも感覚的には、どれも推進すべき話のように思える。
「夫婦別性」や「計画分娩」は選択制だ。どちらかに強制するよりよっぽど良さそうだ。また、これだけ女性の社会進出が進んだ社会において、男性も育児休暇が取れるのも、家事・育児を分担して行うのも当たり前のことに思える。
どれもこれも、ドラマのように簡単に乗り越えられるほど現実は簡単ではないのだろう。でも、軽やかに乗り越えて欲しい、もう令和なんだから。
理由・理屈になってないのは承知だ。でも、心からそう思う。もう、令和だよ。
いま振り返ってみたら、「昭和」と「平成」は全く違う時代だったじゃないか。そしてそんな中でも、たくさんの問題を抱えながらも人類は、日本人は、これまでそれなりにうまくやってきたじゃないか。
そしていま、コロナだ。
また時代が変わろうとしている。日本も、世界も。
ただ、それだけのことだと思う。
時代が変わっていくのは自然なことなんだ。
とにかく、時代はもう令和だ。
アップデートは進む。個々が願おうと、願わずとも。
それなら、まず変化は受け入れよう。そしてその中で自分にとって、あるいは大切に思う人にとっての最善を考え続けるだけであろう。
一人ひとりも、社会全体も、ブレずに変わり続けよう。
ブレちゃいけない基本的なことだけ忘れないように、気をつけて。
たとえば、「おかえり」「ただいま」の大切さ、とかね。
(社会も一人ひとりも、より良い方向に変わってくれればいいな、とぼんやり願います。多くは期待はせず、ただ、願う。)
― 2021.01.16. 充紀
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