『ビーガンラーメン』のつくり方|おうちで本格ラーメン屋・プロの味
「ビーガン」「グルテンフリー」って聞いたら、どんな印象を持つだろう?
変わってるな。めんどくさそうだな。
これは、ぼくの第一印象。だいたい10年ほど前だろうか。
でも、今ではだいぶ変わった。
日本を出てみたら、ビーガンの人やベジタリアンの人はたくさんいる。
インドやインドネシアは宗教的な理由でビーガンが多いし、台湾にはもともとベジタリアン文化が根付いていたりする。日本の精進料理みたいなもんだ。
スイスやドイツ、スウェーデンは人口の10%程度がビーガンというリサーチ結果もある。イギリスは8.7%、アメリカは8.0%だ。
日本が好きで、日本に来てくれている観光客にだって、ビーガンの人はある一定はいるだろう。
日本人にだって、体質改善のために野菜をメインに食べる人や、動物愛護の観点で動物性のものを食べたり身に着けたりしない人、アレルギーでグルテンが食べれない人など、意外と身近にいたりする。
そういった人たちから、「日本ではビーガンのお店が少なすぎる!」「ラーメンを我慢してるのがつらい!」って声が、ぼくのところに届くようになった。
なら、チャレンジしてやろうじゃないか。
みつか坊主ならできるはず。みつか坊主なら、味噌と発酵という力を借りて、めちゃくちゃ美味しいビーガンラーメンをつくれるはず。そう確信してつくり始めた。
で、できたのが「醸」で提供している5種のビーガンラーメンだ。
左上段から、ビーガン東海、ビーガン京都、ビーガン鶴橋、ビーガン大阪、ビーガン野菜
そして、新型コロナウィルスをきっかけに、通信販売できるように2種類を改良した。ビーガンやアレルギーの人でも、おうちで外食した気分になってほしかったからだ。
大阪豊能町のご当地味噌を使用した「ビーガン大阪」
スープ:大阪・豊能のかあちゃん味噌 ( 夢工房 )。醤油も不使用
麺:国産小麦配合のなめらかストレート中細麺
価格:600円
京都の白味噌を使用した「ビーガン京都」
スープ:京都の白味噌ベース ( 石野味噌・上撰 )。醤油は使用
麺:国産小麦配合のなめらかストレート中細麺
価格:600円
醤油を使っていないビーガン大阪で、麺を玄米でつくられた「グルテフリー麺(+220円)」に変更したら、グルテンフリーラーメンの完成だ。
ネギやのり、さらに、がんもどき(関西ではひろうすって言う)(2個380円)をトッピングにのせると、なんとも贅沢。
それでは、ビーガンラーメンのつくり方にはポイントがあるので、詳しく紹介していくとしよう。
ビーガンラーメンの材料
つくり方の前に、まず材料から。
ビーガンラーメンのセット
・味噌玉
・麺
お好みのトッピング
例
・がんもどき(ひろうす)
・白髪ねぎ
・ズッキーニ
・かぶら
・さやえんどう
・ハツカダイコン
みつか坊主のラーメンセット、トッピングはこちらの通販サイトで購入できる。
ビーガン大阪で使っている「かあちゃん味噌」は、大阪北摂の豊能町でお母さん達がつくっている。お米づくりからこだわった優しい味だ。その優しい味噌に、椎茸の旨味を抽出した特製オイルを合わせる。
原材料は、味噌、植物油、黒糖、椎茸、昆布、調味料(アミノ酸等)(一部に大豆を含む)。醤油をつかっていないので、グルテンフリー麺とだったら小麦アレルギーの人も食べられる。
かあちゃんの味噌汁を思い出すような、すっきりとした旨味のある、しみじみとした味わいのラーメンだ。
ビーガン京都は、京都・石野味噌の白味噌をベースに、数種類の白味噌をブレンドした優しい甘さのまろやかなラーメンだ。きな粉やゴマでコクととろみを出しているのだ特徴。こちらも、特製椎茸オイルを合わせる。
原材料は、味噌、植物油、すりごま、黒糖、きな粉、ねりごま、ごま油、椎茸、昆布、調味料(アミノ酸等)(一部に小麦、大豆、ごまを含む)。
大豆の風味と旨味たっぷりで、しっかりとした歯ごたえ。ラーメンのスープをジュワッと含んだらボリューム満点。ぜひ一度試してほしい。
ビーガンラーメンのつくり方
①お湯を沸かす
まず、大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かす。
だいたい、2-3リットル。
麺をゆでたり、ラーメン鉢を温めたり、スープをつくるのに使う。
②ラーメン鉢を温める
お湯が湧いたら、ラーメン鉢に250-300ccほどお湯を入れる。
食べるときに、スープの温度が下がらないようにするためだ。
③スープをつくる
手鍋に味噌玉と脂、そしてお水300㏄を入れる。
ただし、トッピングになすや白菜などの水分が多めの野菜や、豆腐などの水っぽいものをいれる場合は、スープが薄まってしまうので、水の分量を20ccほど少なくしておく。
鍋を弱火にかけ、泡だて器でよく混ぜる。
ここで、ぜったいに沸騰させないでほしい。
味噌の風味と香りが落ちてしまうからだ。
スープができたら、ひろうすなど、温めたいトッピングはスープに入れて温めておく。ひろうすはこの工程でスープを吸ってめちゃくちゃ美味しくなる。
④麺を茹でる
①のお湯をもう一度、沸騰させます。
湧いたら、麺をいれて菜箸でよくほぐす。
普通の固さがお好きな方は1分40秒。
固めがお好きな方は1分20秒くらい。
できるだけ、たっぷりのお湯で茹でるのをお勧めする。
茹で上がったら、麺を湯切りしよう。
ザルを使って茹でると、茹ですぎることなく、しかもしっかり湯切りができておすすめだ。
⑤麺とスープを盛りつける
ラーメン鉢のお湯を捨て、キッチンペーパーや布で水分をキレイにふき取る。
そして、スープをラーメン鉢に注ぐ。
湯切りした麺をスープに入れて、スープの中で軽く麺をほぐす。
もし、スープが冷めてしまっていたら、温めなおそう。
⑥トッピングを盛りつける
お好みのトッピングを盛り付けて、完成だ。
ビーガンラーメンのつくりかたを動画でみよう
「ビーガンラーメン」のつくり方を動画でまとめたので、つくりながら見たい!といった方は、こちらをどうぞ。
おすすめのトッピング
おすすめのトッピングは、さっぱりした野菜と、少し油をふくんでいるモノだ。例えば、がんもどき(ひろうす)、ちくわ、フライドオニオン。
動画でつくった「ビーガン京都」。店舗では以下のトッピングをしている。
・軽く炙ってスープで温めたがんもどき(ひろうす)
・白髪ねぎ
・お麩
・フライドオニオン
ぼくはやったことないけど、揚げたナスやビーツ、乾燥納豆とかはどうだろう?
あなたの好きなトッピングで、このビーガンラーメンを彩ってほしい。
そして、ぜひ、「#みつか坊主」でSNSに投稿してください。
お客さんがおうちでつくったラーメンをみるのが、ぼくの今の一番の至福のトキなのだ。
麺は、冷蔵庫で到着後3日ほどで食べないと傷んでくる。でも、冷凍したら数ヶ月ほどもつ。
みつか坊主のラーメンセット、トッピングのご購入はこちらの通販サイトからどうぞ。
さぁ、おうちの冷凍庫に、みつか坊主の麺の居場所をつくってあげよう。