Seventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ 第12話
Sventeen's Summer 17歳の最終楽章Ⅱ
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「なにやってんのよ、あれユウキも」
水着姿の女性が顔を覗き込んでいる。
目を凝らすと同じクラスの女子だった。一人はユウキが中学の時に付き合っていた優里だった。
「なにやってんだか」
優里の声が耳を鳴らした。
「なにやってんだよ」
ユウキの声にケンシが思わず体を起こした。
「相変わらずこの2人か、好きだねー、ね」
優里が横を向く。隣には同じクラスのヒメナがいた。2人とも笑っている。
「お前たちこそ何やってんだよ」
ケンシが砂をつかんで優里の足元に投げた。
「りょこー、はははは」
優里とヒメナが同時に笑う。
「あんたたちこそ2人で旅行なの?きもっ」
「何がきもだよ、お前たちも2人だろ」
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