Seventeen's Summer 17歳の最終楽章2 第4話
中村は大学4年生だ。ひまわり学園の卒業生で、大学を卒業したらこの学校の教員になることが内定していた。今は寮監のバイトだ。寮に住んで、生徒たちを管理している。母校の生徒相手だけに遠慮がない。
中村は寝坊しそうな生徒を起こし食堂に連れてきていた。
朝食はバイキング式だ。2人は思い思いにお盆に料理を盛ると端のテーブルに着いた。
「また勃起してるな」
ユウキが中村の方をあごで指した。中村がドリンクコーナーでカップにコーヒーを入れていた。
「わーお、今日も元気だな、ははは」
ケンシが目を丸くして笑った。
中村はなぜか朝立ちをしたまま食堂に来るのが常だった。今日も短パンの真ん中が上に大きく反り返っているのが見て分かった。
「あれ恥ずかしくないのかな」
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