Seventeen's Summer 17歳の最終楽章2 第7話
「おいおい、興味ないわけないだろ、じゃあ俺が行こうか」
トゴウが助け船を出してくれた。
その日はいつものメンバーでニシカワの部屋でたむろしていたが、途中から寮母さんの話になり、ベッドの下にひそみ、寮母さんが部屋に来た時に、スカートの中を覗こうという話になっていた。発起人はトゴウだが、本人は潜り込みたくないと言う。感想は聞きたいが自分が実行するのは控えたい、つまり犯人にはなりたくないという思いだ。
確かにそうだ、もし見つかったら実行犯の単独行動にされる。実行犯以外の仲間がばれた時点で裏切るだろうということくらいは目に見えている。
「トゴウ、よく言った、やっぱり言い出しっぺが行くのが道理だろ」
ニシカワがもっともな顔をしてトゴウの肩を叩いた。
「よし、試しに潜ってみよう」
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