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noteのメリット/デメリット。なぜWordPressでなくnoteなのかを改めて考えようの会。【第12回】

主にWordPressと比較して、noteのなにが優れており、なにが優れていないかを再確認します。考えなしにnoteを使い続けてしまうことは避けたいです。一方で、noteのメリットを意識していれば、それにあった使い方を考えていける。

そんな記事。
話の流れ的に、まずはnoteのデメリットから。

noteのデメリット1:運営終了のリスク

最大のリスク。WordPressで自主的にやっている限りは、書いてきた記事が不意に失われることはない。が、noteはnote.comと一心同体。noteが運営終了すれば、僕らのコンテンツも失われる。

たとえば以前あったようなセキュリティ関連のひと悶着で、noteを離れた人が多少はいるはず。そういったリスクと、noteユーザーは一蓮托生であるこおと。

noteのデメリット2:厳しい広告制限

ブログ収益化の最大手であるGoogleアドセンスが、noteでは使えない。その他、成果報酬型のASPも含め、収益が上がる広告は大部分が使えない。(リンクを記事内に設置できない)

現在、noteで収益をあげようと思ったら
1,有料記事(有料マガジン)の販売
2,クリエイターへのサポート
3,Amazonアソシエイト
4,サークルを主催し、メンバー会費
5、noteを利用したブランディング + その他導線での収益化

そして、WordPressと比較してnoteの価値を見定めようと思っている人にとっては、3しかないといっても過言ではないはず。

一般人が広告利用の収益化狙いならnoteはない、これは揺るがないと思います。そして、note公式も、「広告がないクリエイターのホーム」としてnoteを育てていくビジョンですから、今後長く変わることはないと思います。

とはいえ、Amazonアソシエイトは許可してるわけだから、掲載面を絞ってGoogle AdSenseを許可する可能性は、多少はあるかと思いますが…。まぁ現状はないです。

noteのデメリット3:SEO連帯責任のリスク

noteとWordPressを比較する人であれば、noteがSEOに極めて強いことはすでにご存知だと思います。現状それは間違いないです。

SEOライティングをかじったひとが、ニッチキーワードで書けば、公開翌日に5位以内が取れます。が、これには1つ条件があり、note内に競合記事が無いことが重要になります。

noteで独自ドメインを使おうとすれば法人契約が必要になり、月◎万の費用がかかります。

でなければ、「note.com/」で戦うことになりますので、競合記事があれば、その記事との戦いになりますし、後続のnote内記事にさくっと上位表示枠をさくっと奪い取られるリスクが常にあります。

また、もちろんGoogleのコアアップデートによりnote.com全体の評価が下がってしまえば、前記事のビュー数が落ちるでしょう。

つまりこれらをまとめると、一般人がnoteで広告を利用した安定収入を得るのは、無理。ということになります。

補足ですが、noteは内側のコミュニティのつながりが強いため、note内のサークル機能を使って会費を得たり、「noteでの稼ぎ方」といった有料記事を作って販売したり、という成功パターンはあります。

ただこれは、アフィリエイターというよりインフルエンサーの稼ぎ方であり、WordPressと比較検討している人=ブログをやりたい人としては、やることが大きく変わる覚悟が必要です。

じゃあ、なぜこんなにnoteに人が集まっているのか?

noteのメリット1:読まれやすい

noteは、note内部でフォロー/フォロワーの関係があり、サイト内回遊も積極的に行われるように設計されています。そのため、ゼロ初めても、ある程度ビューがつく。

SEOが強いため、検索上位にも出やすく、それがさらに読まれやすくできている。

ブログを作ったけど10記事書いて週間10ビュー、なんてことはnoteではおそらく起こらないと思います。

noteのメリット2:ビューが可視化されるダッシュボード機能

さらに、そのnoteの読まれやすさが可視化されるダッシュボードが、noteには備わっています。

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こんな感じで、マイページからすぐに確認できます。僕なんかは、「月間5,000ビュー」という目標をかかげてnoteをやっています。そのモチベーションが湧いたのもこのダッシュボードがあったから。

もちろん、記事ごとのビュー数も確認可能です。

で、ここに「デイリーのビュー数」が無いのも、noteの作戦なんじゃないかなーと思っています。デイリーだと数字が小さくて「見られてない感」が増しますからねw

noteのメリット3:できることが少なく、挫折ポイントがない

noteは、圧倒的に「挫折しにくい」設計になっています。できることが非常にすくないため(文字の色変えすらできない)、大量の選択肢の前で立ちすくむことがない。

サイトのURL設計とか、PC/スマホのビジュアル最適化とか、読まれやすいフォントサイズ/色の選択とか、そういうことをまったくしなくていい。

選択肢の広さが、人の幸福感を削ることはもはや有名ですが、noteは極めて選択肢を少なく(しかしゼロではない)することで、挫折ポイントを極力減らしています。

だから一記事一記事書くことがストレスじゃなく、やめるきっかけになるポイントがない。

個人的な見解ですが、「noteに人が集まる」ではなく、「noteから人が出ていかない」から、人が集まっているように見えます。

結論:お金を得るならWordPress。満足を得るならnote(一般人なら)。

これらをまとめると、副業レベルでお金を得たいなら、noteでブログ作りは難しいと思います。

はじめに行った通りドメインが全コンテンツ共通なので、なにかテーマを絞ったブログを作っても、SEO的恩恵は受けられませんし。

一方で、達成感や承認欲求など、心の満足感を高めたいならnoteがいいでしょう。趣味/ライフワークとして始めるのも圧倒的にnoteがおすすめです。

僕が今後やろうと思っているのは、noteは雑記含めてカラフルなコンテンツを気ままに投稿していく場所にしつつ、別軸でWordPressも始める、というチャレンジです。

達成感はnoteで得つつ、WordPressは地道にやってみる。
あとはそれができる時間があるか、ですが笑

おまけ:読み手として良記事が見つけやすいのも、圧倒的にnote

ちなみに、このような前提があるため、noteでは「クソなSEOライティングをする価値」がありません(もちろんゼロではないですが)。基本、クソなSEOライティングをする記事は、クリック単価の広告バナーをサイト内に設置してマネタイズしますが、noteではそれができませんからね。

なので、まぁ当たり前っちゃ当たり前なんですが、Googleで見つかる全記事中の良記事割合よりも、noteで見つかる全記事中の良記事割合は、圧倒的に高いです。

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