【健康】・【ダイエット】に関するアンケート調査-関心度・改善の必要有無・取り入れている習慣は?
新年や誕生日などの節目を機会に、「健康」や「ダイエット」を意識する人も多いのではないでしょうか。
今回は全国のPOB会員3,010人(平均年齢49.8歳)に、「健康に関するアンケート」を2023年12月8日~10日に実施しました。
【健康】・【ダイエット】関心は?
まずはPOB会員に、【健康】・【ダイエット】への関心についてたずねました。
「健康」について、79.6%が「関心が高い・やや関心が高い」と回答しました。年齢が上がるにつれ関心が高くなる傾向です。
一方「ダイエット」は、半数以上となる55.5%が「関心が高い・やや関心が高い」と回答しました。「健康」とは対照的に若い年代ほど関心が高くなる傾向であることがわかります。
生活習慣に改善の必要は?
次に、現在の生活習慣に改善の必要があるかたずねました。
「健康」の改善については、前出のアンケートで関心があると回答した人とおおよそ同数となる75.8%が必要であると感じています。一方「ダイエット」は、関心があると回答した55.5%を上回る66.1%の人が改善が必要だと感じているようです。
【健康】・【ダイエット】取り入れている習慣は?
【健康】・【ダイエット】を目的に取り入れている習慣について、「運動習慣」、「食事習慣」のそれぞれでたずねました。
【運動習慣】を取り入れていると回答した人は69.0%でした。最も多くの人が取り入れているのは「ウォーキング(48.5%)」で半数近くの人が回答しています。以降、30Ptほど差をあけ「ストレッチ・体操(19.1%)」、「自宅での筋トレ(17.4 %)」、「ランニング・ジョギング(8.2%)」「スポーツジムへ通う(6.7%)」が続きます。
年代別にみると、20代は「スポーツジムへ通う」よりも「ヨガ・ティラピス」に、40-50代は「サイクリング・ロードバイク」を取り入れ、60代以上は「ランニング・ジョギング」よりも「その他」として、テニスなど体を動かす好きなスポーツをする、孫と遊ぶ等があげられました。
【食事習慣】を取り入れていると回答した人は76.2%で、運動習慣よりも7.2P高いです。最も多くの人が取り入れている習慣は「栄養バランスの取れた食事(50.0%)」、次に「食事の回数・量(29.3%)」、「食事の時間(22.9%)」、「カロリー・糖質を抑える(20.9%)」「飲酒の量を抑える(12.5%)」が続きます。
年代別にみると、20代は「食事の時間」よりも「カロリー・糖質を抑える」が多く、さらに「ビタミン剤や漢方薬等」も高いことが特徴的です。30-40代は「飲酒の量を抑える」と「ビタミン剤や漢方薬等」を取り入れる比率がほぼ同数でした。60代以上は他の年代と取り入れている項目順に変わりありませんが、「栄養バランスの取れた食事」は総計に比べ10Pt高く、食事習慣への関心が全体的に高いことがみてとれます。また、「塩分計算」や「カルシウムの摂取」等の項目が他の年代に比べ高いことも注目したいポイントです。
【健康】・【ダイエット】に取り入れているもの
続いて【図表3】の食事習慣のアンケートをもとに、【健康】・【ダイエット】に関心が高い人が取り入れているものを深堀していきます。
【健康】・【ダイエット】に関心がある人が最も取り入れられているものは、どちらも「カルシウム」になりました。
【健康】に関心がある人は「カルシウム(16.3%)」に続き、「プロテイン(10.6%)」「ビタミン剤や漢方薬等(11.2%)」が続きます。年代別にみると、30代は「プロテイン」より「ビタミン剤や漢方薬等」「糖や脂肪の吸収を抑えるサプリメント・健康食品」が取り入れられ、50-60代は「アマニオイル・MCTオイル」が高くなっています。
【ダイエット】に関心がある人は「カルシウム(15.3%)」の次に「糖や脂肪の吸収を抑えるサプリメント・健康食品(12.6%)」「ビタミン剤や漢方薬等(12.5%)」が続きます。年代別にみると、20代は「糖や脂肪の吸収を抑えるサプリメント・健康食品」より「プロテイン」が取り入れられ、40代も同様です。50-60代は健康に関心がある人と同じく「アマニオイル・MCTオイル」が高いことがわかりました。
【健康】・【ダイエット】に関心がある人には「カルシウム」「ビタミン剤や漢方薬等」が取り入れられていることが共通されます。また、「プロテイン」は目的別で順位に差がでるものの、それぞれ「アマニオイル・MCTオイル」や「特保(特定保健用食品)商品」よりも比率が高いことがわかりました。
レシート分析:【プロテイン商品】構成比
前出の調査結果をもとに「プロテイン商品」に注目し分析していきます。
上図はPOB会員が購入した「プロテイン商品」のレシートからブランド別の構成比を表したものです。1位は「明治 ザバス ミルクプロテイン(乳飲料/48.4%)」で、そのまま飲用できる飲み切りタイプのため購入頻度が高く、全体の約半数を占めています。
プロテインは運動時に飲用されることはもちろんですが、日ごろからプロテイン商品を取り入れる人のコメントを見ると、栄養補助食品としての側面があることも伺えます。近頃は、美容や健康を目的に活用する人も増え、それぞれの目的にあった商品タイプが購入されているようです。
健康に関心が高いPOB会員にプロテインの種類・効果をたずねたところ認知率は19.5%でしたが、商品特徴を説明するとおおよそ半数が「プロテイン摂取に興味がある」と回答しました。特に女性は「ソイプロテイン」への関心が高く今後取り入れたいとの声も散見され、情報提供やプロモーション次第で今後の市場の広がりに期待が持てる結果となりました。
今後も、レシートと消費者アンケートで様々なトレンドを分析していきます。
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